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サマリー
あらすじ・解説
資料① 「選定療養として導入すべき事例等」に関する提案・意見の募集について https://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p20250428-01.html 資料② 相澤日病会長「入院患者の患者負担増、妥当では」「2012年以降、入院基本料は全く上がっていない」 M3.com レポート 2025年2月18日 https://www.m3.com/news/iryoishin/1258839 資料③ 長コメント 厚生労働省が選定療養について「導入すべき事例」募集しているのは、日本病院会の相澤会長が1月15日の記者会見で、 「2012年以降、入院基本料は全く上がっていないと言ってもよい状況」として、「入院の負担を上げざるを得ないのではないか。例えば選定療養費である一定の料金を設定して、それを患者に負担してもらうということも考えなければならない。1日入院したら入院料、病床使用料として1000円とか、1500円をお願いするのがすごく妥当なことだと思う」と述べた。 と発言したことが背景にあるのではないか? 診療報酬である入院基本料を上げれば、社会保険料の負担増に影響する。 公定価格で運営されないホテルは水道光熱費などの高騰を価格に転嫁している。 同じように病院でも水道光熱費などのホテルコスト分を診療報酬とは別途選定療養費として患者に請求することを厚生労働省は考えているのではないか? まさに診療報酬を上げれば良いとされる時代は終焉を迎え、手取り増を考える労働者世代のためにも保険給付と患者負担のバランスを考えるようになってきた現れである。