エピソード

  • 第18回 野分|紫式部と清少納言が見た風【源氏物語・枕草子】
    2026/09/02

    野を分けるように吹く、秋の強い風――「野分(のわき)」。

    今回は、子どもの頃から気になっていた
    「なぜ台風の“台”なの?」という小さな疑問から寄り道を始めます。

    明治期の「大風」や「颱風」という表記、
    9月1日の「二百十日」をめぐりながら、
    やがて千年前の「野分」の世界へ。

    紫式部『源氏物語』第28帖「野分」では、
    強い風が普段閉ざされていた戸や御簾を開き、
    夕霧は、それまで見ることのなかった紫の上を垣間見ます。

    一方、清少納言『枕草子』が見つめたのは、
    野分が去った翌朝の景色。

    同じ「野分」という風を、
    紫式部と清少納言は、
    違う時間、違う視点から描いていました。

    風そのものは見えなくても、
    風が通ったことは、ちゃんと景色に残っている。


    季節の言葉と、千年前の文学をめぐる
    約10分間の寄り道です。


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    #野分 #源氏物語 #紫式部 #枕草子 #清少納言 #二百十日 #季節の言葉 #きょうも寄り道

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    10 分
  • 第17回 氷菓|大人になっても、食べ方は変わらない。
    2026/08/26

    今回の寄り道は、「氷菓」

    アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、そして氷菓。
    いつもまとめて「アイス」と呼んでいるけれど、パッケージの裏を見ると、実はちゃんと分類されています。

    さらに、アイスには賞味期限が書かれていないものが多い?
    明治2年、横浜・馬車道で売られた「あいすくりん」とは?

    150年以上前の横浜まで寄り道して、また、いまの冷凍庫へ。

    アイスはいろいろ進化しました。
    でも、溶けそうなところを先にかじったり、急いで食べてキーンとなったり。

    大人になっても、アイスの食べ方って、案外変わっていないのかもしれません。

    今回の寄り道スタンプは、「あいすくりん」

    あなたがついやってしまう「アイスの食べ方」も、ぜひ教えてください。



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    #きょうも寄り道 #氷菓 #アイス #あいすくりん #Podcast

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    10 分
  • 第16回 盆踊り|夏休みの残り時間
    2026/08/19

    お盆を過ぎた頃に生まれる、少しの虚脱感。

    まだ暑く、蝉も鳴いている。
    夏は終わっていないのに、
    夏休みは「まだまだある時間」から
    「あとどれくらいある時間」へ変わっていきます。

    今回は、盆踊りの輪っかに寄り道します。

    なぜ、盆踊りは輪になって踊るのか。
    祈りと娯楽、あの世とこの世。
    西馬音内盆踊り、阿波おどり、郡上おどりが見せる、それぞれの表情。

    そして、町内の小さな公園。
    見よう見まねで踊ったこと。
    輪の向こう側にいた、ちょっと好きな女の子。
    翌日には跡形もなく消えていた櫓と提灯。

    町内の盆踊りは、
    夏休みの残り時間を知らせる
    カウントダウンの始まりだったのかもしれません。

    見慣れた季節が、少し違って見える10分間。
    どうぞ、ふらっとお寄りください。

    番組へのご感想や、みなさんの盆踊りの思い出もお待ちしています。








    #きょうも寄り道
    #盆踊り
    #夏休み
    #夏の思い出
    #ポッドキャスト

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    10 分
  • 第15回 花火|遠花火、手花火、線香花火
    2026/08/12

    花火大会の会場へ出かけるより、
    電柱越しやビルのすき間から、たまたま見える花火が好きです。

    遠くの空に咲く「遠花火」。
    みんなで楽しむ「手花火」。
    そして最後に残る「線香花火」。

    花火師が技術と誇りを込めて夜空へ送り出した一発も、見る場所や距離が変われば、それぞれ違う夏の景色になります。

    線香花火の火花につけられた美しい名前や、時間を置いて楽しむ「熟成」の話にも寄り道しながら、最後はひざ小僧の先にある小さな火の玉へ。

    火が消えたあと、なぜか妙にはっきり残る暗さ。

    花火って、光っている間だけではないのかもしれません。

    🎙️ Podcast「きょうも寄り道」第15回
    花火|遠花火、手花火、線香花火

    季節の中で見つけた言葉や情景、小さな「いいな」を集めながら、今日も少しだけ寄り道します。

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    11 分
  • 第14回 夕立|雨宿りがくれた時間
    2026/08/05

    朝から晴れていたのに、
    午後になると突然届く雨雲の通知。

    いまでは「ゲリラ豪雨」や「局地的大雨」と呼ばれることが増えた、夏の激しい雨。
    でも、昔はこういう雨を「夕立」と呼んでいたような気がします。

    子どもの頃にはしゃいだ雨。
    高校時代、降ったことにも気づかなかった雨。
    傘を持たず、濡れたまま歩いた大学時代。

    そして大人になった僕は、
    ひとりきりのテントの中で、
    雨音が消えるまで耳を澄ませていました。

    軒下で知らない人たちと同じ雨を眺める、ほんの短い一期一会。

    第14回は、
    「夕立」という言葉と、
    雨宿りがくれた時間をたどります。

    📮 あなたの記憶に残っている夕立や雨宿りの情景を、ぜひ教えてください。

    お便りフォーム、メール、XのDMなど、詳しい宛先は番組プロフィールをご覧ください。

    noteでは、ポッドキャストとは別の寄り道も公開しています。

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    #きょうも寄り道
    #夕立
    #雨宿り

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    13 分
  • 第13回 蝉時雨|記憶をたどる音
    2026/07/29

    朝から降り注ぐように鳴く、蝉の声。

    同じ日本の夏でも、土地や時間によって、聞こえている蝉時雨は少しずつ違います。

    西日本で目立つクマゼミ。
    朝、昼、夕暮れで移り変わる蝉たちの声。
    そして、ツクツクボウシ一種類だけが暮らす八丈島。

    人の言葉に土地の訛りがあるように、
    蝉時雨にも、その土地ならではの響きがあります。

    後半は、京都・吉祥院での蝉取りや、夏の甲子園で聞いたクマゼミの記憶へ。

    今聞こえているのではなく、
    昔の景色を見た瞬間、記憶の中で鳴き始める音。

    いくつもの夏をたどりながら、
    蝉時雨がふっと途切れたあとの静けさにも、耳を澄ませます。

    あなたには、蝉の鳴き声と一緒によみがえる景色がありますか?


    ✉ ⁠おたより募集⁠

    あなたの「エモい」と感じた瞬間・情景を教えてください。

    Xでは #えもこれ をつけて投稿してください。

    X:@hiro_yorimichi

    G-mail:emocole26@gmail.com


    ⁠📖 note⁠

    番組でご紹介した季節の言葉や情景を、

    noteでも綴っています。


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    #夏の音
    #夏の記憶
    #甲子園
    #吉祥院
    #Podcast
    #ポッドキャスト
    #えもこれ

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    12 分
  • 第12回 茗荷|忘れない。忘れられない。
    2026/07/22

    夏の食卓に茗荷が添えられるだけで、
    そうめんや冷ややっこは、ひとつの景色に変わります。

    Podcast「きょうも寄り道」第12回は、
    夏の香味野菜・茗荷から、物忘れの言い伝えや落語「茗荷宿」へ寄り道します。

    そして茗荷の青い香りから、
    カブトムシを探しに行った夏の日と、
    途中で見つけたタマムシの記憶へ。

    忘れない記憶。
    忘れようとしても、忘れられない記憶。

    何でもない、ふつうの夏は、
    ひとつの香りに呼び覚まされる日を、
    心の奥で静かに待っているのかもしれません。

    ──────────────────

    📻 第12回
    「茗荷|忘れない。忘れられない。」

    【今回の寄り道】

    ・夏の食卓を変える茗荷の香り
    ・茗荷と物忘れの言い伝え
    ・落語「茗荷宿」
    ・カブトムシを探しに行った日に出会ったタマムシ
    ・香りによって戻ってくる夏の記憶

    ──────────────────

    「きょうも寄り道」は、
    移ろいゆく季節の中を寄り道しながら、
    エモい言葉や情景をコレクションしていくPodcastです。

    あなたには、
    食べると昔の景色を思い出すものがありますか?

    夏休みに食べたそうめん。
    お祭りの帰りに買ってもらったかき氷。
    炭酸の抜けたサイダー。

    あなたの忘れられない味や香りを、
    ぜひお便りで教えてください。

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    #きょうも寄り道 #茗荷 #みょうが #茗荷宿 #落語 #夏の食卓 #夏の記憶 #香りと記憶 #大暑 #二十四節気 #ポッドキャスト #えもこれ

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    13 分
  • 第11回 道草|帰り道は、まだ家じゃなかった
    2026/07/15

    子どもの頃、学校から家までは五分。

    けれど、帰るまでに三十分。
    ときには一時間。

    虫を追いかけたり、石を蹴たり、空き地をのぞいたり。
    道端にランドセルを放り投げて、気がつけば日が傾いていました。

    大人から見れば、ただの「道草」。

    でも、あの頃のぼくたちにとって、
    帰り道は家へ向かうためだけの道ではなかったのかもしれません。

    今回の「きょうも寄り道」は、
    「道草を食う」という言葉の由来から、夏の草花、子どもの頃の帰り道、そして大人になってから心に残った予定外の景色へ。

    寄り道は、自分の意思で道順を変えること。
    道草は、景色に呼び止められて、どこかへ導かれること。

    日陰を探しながら歩く夏の帰り道。
    足元に揺れるツユクサが、あなたを道草へ連れ出そうと待っているかもしれません。

    どうぞ、最後までゆっくりお付き合いください。

    📮 番組へのご感想・お便り

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    11 分