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サマリー
あらすじ・解説
今回のテーマは「思考法」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。
番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。
▼概要
MIMIGURIの経営理念に基づく「探究ポリシー」の9つ目の指針である「知を結び合わせる」について議論されました。このポリシーは、矛盾に向き合いながら新たな知識を創造し、それをアウトプットとして広めていくことを重視するものです。
特に「矛盾を乗り越える思考法」について掘り下げました。仕事の中では「AかBか」という二項対立的な議論に陥ることが多く、どちらかを選ぶことで何かを犠牲にする場面が生じがちです。しかし、本当に創造的な思考とは、AとBの両方を叶える方法や、まったく異なるCという選択肢を見出すことにあると述べました。
この考え方は、たとえば、事業開発の場面では、「AかBかではなく、もっと良い方法があるのではないか?」と考え抜くことで、革新的なアイデアが生まれることがあります。また、仕事に習熟するほど「成功パターン」に固執しやすくなるという課題も指摘されました。たとえば、ミドルマネジメント研修や理念浸透の施策では、一定の成功事例があると、それに頼りがちです。しかし、それが実は「犠牲にした何か」の上に成り立っている可能性があり、あえてその矛盾を引き出し、新たなアプローチを考えることがイノベーションにつながると強調されました。
最終的に、二項対立を乗り越える姿勢を持つことが、新しい価値を生み出し、より良いアウトプットにつながるという結論に至りました。
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▼関連リンク
発想の幅を広げる、「逆」を捉える思考法とは:連載「創造のカケラ」第6回https://www.cultibase.jp/articles/10196
問いとアナロジーで、アイデアに磨きをかける:連載「アナロジー思考の秘訣」第6回https://www.cultibase.jp/articles/3828
デザイナーの発想力の源を探る:身体知としての「アブダクション」と「面的な思考」https://www.cultibase.jp/articles/7799
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