『黒い家』のカバーアート

黒い家

(KADOKAWA)

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黒い家

著者： 貴志 祐介
ナレーター： 乃神 亜衣子
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このコンテンツについて

 若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第４回日本ホラー小説大賞受賞作。(C) Yusuke KISHI 2002　カバー：清野陽平(ＫＡＤＯＫＡＷＡ) ホラー ミステリー

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何一つ無駄の無い文章で話のテンポもよく、ドンドンと引き込まれていきました。無駄な登場人物もおらず、皆、一人一人に奥行きがあって魅力的。個人的には、ヒロインのメグミが一番、攻撃的で精神的に問題を抱えてそうだなと思った。

奥行のある登場人物

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薄暗い雰囲気がじわじわと伝わってきました。ナレーションうまいです

怖い

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ナレーションの方が綺麗な声でプロだということも、他にも多く担当されていて素晴らしい仕事をされていることも認識した上で、敢えて申し上げます。
京都弁なり一般的な関西弁なりの台詞が多い作品は、まともな関西イントネーションで読める人が是非担当してください。
せっかく物語に入っていっている時に、努力していることは感じ取れるものの、全体のイントネーションに無理があり不自然過ぎる関西弁の台詞を聞くたび、萎えます。

実際私も同ナレーターさんの他作品からこの作品にたどり着いた程、いいナレーターさんだと思っています。どうか誤解なきよう。

関西弁のセリフの不自然さ以外は素晴らしい

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ストーリーも、ナレーションも良い。
最後まで、超常現象や非現実的な化け物が出ないところが、ホラー小説としては素晴らしい。

聞きやすい

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最初から最後までハラハラさせられます。最高に面白い作品でした。

最高

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ナレーションの方の語尾が全く聞き取れず、そうなのか、そうでないのか、語尾で内容や印象が全く異なる場面において、何度巻き戻しても不鮮明で腹立たしかった。こういうお仕事においては、表現は聴衆の想像に任せて、何よりも内容を正確に発音することに徹して頂きたいと個人的に思った。
内容は、リアルぽい出発点だか中盤後半は突っ込みどころ満載、という意味で、個人的に創作怖い話。
でもモラルとはなんぞやという話は、時間経った今もテーマとして興味深い。色々な情報得られる今だからこそ、読む人にこういった社会問題に対して皆が色んな角度から意見交換できるんじゃないかなと思った。
本筋ではサチコさん殺し過ぎだろ。w
日本刀でも腕一本きったら脂で駄目になるって話きいたけど、そんなにガンガン切れるのかな。
そしてメグミちゃんメンタル強すぎ。執着なのか。自分なら即刻別れて慰謝料請求案件のトラウマ事件だった。。
また映画観てみようと思った。

当時の業界に興味もった

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貴志祐介さんの作品は悪の教典が一番好きだったけど、今作はそれを上回ったかもしれない。

特に終盤のスリルは尋常じゃなく、心の中で「ヤバい！ヤバい！」って叫びながら聴いてました。
こんなに心臓バクバクしながら聴いたのは初めて。

めちゃくちゃ怖くて面白い！！

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やっぱり一番怖いのは人間だなとあらためて感じさせられた。
心理のこと、脳のこと、そういう話を交えながら、絶望的な恐怖を見せてくる。幾重にも恐怖が来るので、読後感はズーンと重かったかな。

しつこく、深く、怖い。でも物凄く面白い

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細部まで丁寧に、しかし聴取者を飽きさせることなく表現することで物語の中に吞み込まれていく。
情動的恐怖の裏に社会的、倫理的恐怖をも引き起こさせる。

不気味さ、軽快さ、重厚さの均衡のとれたナレーションも素晴らしい。

緻密に書き込まれた恐怖

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学生時代にホラー好きな友達に薦められてから早19年。

読まず仕舞いでアラフォーになってしまったが、オーディブルにあることを知って聴いてみることに。結論として、本作はめちゃくちゃ面白かったです！

社会派ホラー作品といった感じの作風なので、社会に揉まれて中年になったこのタイミングで読んだのは正解だった気がします。

社会派ホラー作品が好きな方にはハマるのではないかと思いますので、是非ともご一聴されてみては如何でしょうか？

19年越しで読んでみたら……

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