『ゆずり葉の井戸』のカバーアート

ゆずり葉の井戸

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ゆずり葉の井戸

著者: 杉本 苑子
ナレーター: 神谷 尚武
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このコンテンツについて

上野広小路の、老舗菓子司「金沢丹後」では、小豆の精製に上質な水がたくさん必要だった。これまでは筋向いの本阿弥家の、ゆずり葉の井戸を自由に使わせてもらっていたのだが、本阿弥家代替わりになり・・・(時代小説)(C) ことのは出版 歴史小説
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結局、水を得るために娘が死ぬはめになるが、この続編的な話を現代作家が書いている。「まるまるの毬」も面白い。

ゆずり葉の井戸

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水をめぐる江戸の話。
実際、江戸時代の江戸を考えるのに歴史、政治、文学、民俗学、考古学…「水」から切り離しては考えられません。「上水道」をこれほど早く完璧にし、更に利根川の整備、大川の整備、上流水門設備確立。後に海外より東のベニスと称賛された運河水路の早くからの整備。考古学調査でも驚くほどの水道施設が出土しています。
話に出てきたゆずり葉井戸は、もとは上水道があった地域の話。柔らかい地質のため沼地や池が点在しますが、大潮の度に(現在も)水質は潮気の為ロームの土臭い臭いと金気に悩まされます。
話の一部に出てくる掘り抜き井戸の技術は日本では比較的古くからあった技術。ただ、浅くても水が出やすい地質の地域が多かったために技術としてなかなか広がらなかった背景があります。
せっかくなので、追記をすると、この掘り抜き井戸の技術。現代では日本から東南アジアやアフリカに伝え、多くの人々の命と生活を支える事となっています。特に東南アジアでは身近な竹を使い井戸を掘り抜くことで地下水路を見つけるとのこと。飲料水が得られた事で自立した生活がおくれるといいます。
レビュー、長くなりましたが、短編ながらこの話、じっくり何度も聴き直し考察をさせられました。

短編ながら重要な考察を含む話

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