雪の塔(小学館の名作文芸朗読)
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著者:
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夢野 久作
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それは見るからにここいらの貧乏百姓の児と感じの違った、インテリじみた色の白い鼻筋のスッキリとした美しい青年であった。慌てて走って来たものと見えて、手拭浴衣の寝巻に帯も締めない素跣足が、灰色の土埃にまみれている。……と……駐在所の入口になっている硝子戸が内側からガタガタと開いて、色の黒い、人相の悪い顔に、無精鬚をぼうぼうと生した、越中ふんどし一つの逞ましい小男が半身を現わした。
「どうしたんか」
「アッ。草川の旦那さん」
草川巡査はねむそうな眼をコスリコスリ青年の顔を見直した。
「何だ。一知じゃないかお前は……」
「はい。あの……あの……両親が殺されておりますので……」
「何……殺されている? お前の両親が……」
「はい。今朝、眼が醒めましたら、台所の入口と私の枕元に在る奥の間の中仕切が開け放しになっておりましたから、ビックリして奥の間の様子を見に行ってみますと、お父さんと、お母さんが殺されております。蚊帳(かや)が釣ってありますので、よくわかりませんが
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総合評価4 out of 5 stars 6
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ナレーション4 out of 5 stars 4
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ストーリー3.5 out of 5 stars 4
ギ・ド・モーパッサンの名作を、プロの朗読でお楽しみください。
著者: ギ・ド・モーパッサン
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子守っ子
- 著者: アントン・チェーホフ
- ナレーター: 伊藤 治明
- 再生時間: 13 分
- 完全版
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総合評価4 out of 5 stars 4
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ナレーション4.5 out of 5 stars 4
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ストーリー4 out of 5 stars 4
絶望的な時間の中に一瞬訪れる安息のひと時。一筋の光の中に希望を見出す主人公の姿に生きるヒントが隠されているのかもしれない。ステレオ音声でご鑑賞下さい。
著者: アントン・チェーホフ