『私が愛したトマト』のカバーアート

私が愛したトマト

プレビューの再生
期間限定

2か月無料体験

プレミアムプラン無料体験
プレミアムプランを2か月間無料で試す
期間限定:2025年10月14日(日本時間)に終了
2025年10月14日までプレミアムプラン2か月無料体験キャンペーン開催中。詳細はこちら
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
無料体験後は月額1,500円で自動更新します。いつでも退会できます。

私が愛したトマト

著者: 高樹 のぶ子
ナレーター: 寺川 府公子
プレミアムプランを2か月間無料で試す

無料体験終了後は月額1,500円で自動更新します。いつでも退会できます。

¥1,000 で購入

¥1,000 で購入

このコンテンツについて

作家を思わせる語り手の女性が、人生の折々に鮮烈に現われたトマトとの関わりを追想する、という趣向の短編。幼い頃、科学者だった父親と二人で出かけた地元近くの海水浴場に浮かんでいたトマト。「おばあちゃん」になった今では、猛暑のなか、孫が止めるのにも耳を貸さず、アーチ状の「トマトの林」を丹精込めて育てている。こうしたトマトはいったいどこからやってきたのか?
語り手にとってトマトは、男たちとの交際の記憶を幼時に齧った折の青ぐささと共に甦らせる不思議な存在だ。学生時代、初めてキスし、交わった男は農業大学の研究生。アステカ族が住む地域でトマトの原種を育成研究するため、「私」のもとを去り、メキシコへ渡った。一個のトマトをベッドに残して……。
南米アンデス山脈原産のトマトは、大航海時代にイタリア半島にもたらされたが、毒性が恐れられ、当初は観賞用だったとされる。「黄金の果実」を巡って、作家の奇想が冴えわたる作品。© NobukoTakagi (P) 2016 Audible, Inc.
大衆小説 女性文学 文芸小説 現代文学
すべて表示
最も関連性の高い
トマトのように毒と優しさを併せ持った「私」。恋人の前で思いもよらぬ毒を吐く。遠いカシュまで友人を弔いに行く。栄養があるだろうトマトを持って。
ラストは人生を共にした恋人たちを栄養に、毒っ気たっぷりのブラックユーモアなおばあちゃんとなる。
短編ですがひとりの女性の人生を追体験でき、また高樹先生独特の表現がとても魅力的で楽しめました。

海に沈み、土に帰る

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。