不機嫌な果実
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ナレーター:
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きっかわ 佳代
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著者:
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林 真理子
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Audible制作部より
「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
と、思わされました。
おもしろかった!
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今から約30年ほど前の作品。性欲願望のままに行動するヒロインの姿は当時、女性は貞淑であるべきという男性による押し付けからの解放という意味で、女性の社会進出のオルタナティブなアプローチであったと言えなくもない。
当時は現在に比べ専業主婦が圧倒的に多く、この作品が世に出る少し前に大量発生していたオバタリアンは、家庭に隔離され、夫を含め、世の男性から性の対象として見られることがなくなり、女性であることを捨てているように幼少時代の私には見えていた。オバタリアンとはバタリアンというゾンビ映画とおばさんを掛け合わせているのだが、まさに社会との隔絶はゾンビ化を意味する。作中のヒロインのように男性からの欲の対象となっていたことは内心は羨望や嫉妬を抱かれ、勝利を意味していた。
その後、女性の社会進出が広がり、既婚女性は間違いなく美しくなった。オバタリアンはいなくなった。そして、作中のヒロインのように男性の欲の対象となり、振り回されている女性は敗者と見なされる時代へと移行した。女性と男性は対等にその魅力を意識し、欲とは切り離して美しさを認める時代へ進んでいる。
女性の社会進出のオルタナティブなアプローチ
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聞き応えがありました
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わがままな女の身勝手な話
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サバサバして悪びれず自分勝手なことができるようになった自由な女性が描きたかったのかな、と想像しました。その勇気と大胆さゆえ、あの時代のベストセラーになったのかな、と。
しかし体以外にほぼ魅力がない主人公であるだけに、今の時代となっては、残念な日本人の女性像だけが浮き彫りになってしまっているようにもおもいます。若い方は、どうか、時代背景を差し引いて聞いていただければと思います。言葉遣いがやや昔風でもあるし。ナレーションもややベタベタして気恥ずかしい感じがしました。もう少しサバサバしてクールな感じだといいかな。
昭和生まれとして恥ずかしいけど、まぁあんな時代。あの頃はこれがカッコよかったのかなぁ…
これでもかという、ずるい女
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