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ガリバー旅行記

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ガリバー旅行記

著者: ジョナサン・スウィフト
ナレーター: 清水 秀光
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ガリバーは、小人国(リリパット)、大人国(ブロブディンナグ)、飛島(ラピュタ)、馬の国(フウイヌム)、と合計4回の航海に出ます。小人たちに紐で縛られた巨人であるガリバー、というのは旅のほんの一部にすぎません。航海のたびに遭難したり、海賊にさらわれたりして、その度に未知の国に辿り着きます。旅行記としての内容は当然であるが、話の背景にある風刺についても楽しむことができます。ガリバーの長い長い航海の旅をオーディオブックでお楽しみください! ※本作品は発表時の未熟な時代背景から、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし 作品のオリジナル性を最大限に尊重し、なるべく当時のまま 忠実に再現することを優先いたしました。(C)青空文庫(C)青空文庫 文学・フィクション 童話・民話・神話

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最も関連性の高い
スウィフトの描写力が素晴らしい。晩年は気が狂ってしまったらしいが、それを窺わせる緻密さが散りばめられていた。
文章が簡潔でわかりやすいので、児童文学に分類されているのかもしれないが、聴き終わった後、しばしいろいろ考え込んでしまうくらい面白かった。政治や社会、世界観への風刺が込められていた。
小人国と巨人国とが地球上に同居してるのは矛盾を感じるので、純粋なファンタジーなのだけど、勢いというか、腕力のある筆致で引き込まれた。
訳者?によるあとがきも味わい深かった。

児童文学、というわけでもない

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小人、巨人、空島、人馬。人間をこれらの視点を通して風刺し、大事なことに気づかせようとしている。人馬は猿の惑星みたいだと思った。

人間を相対化する試み

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①リリパット国(小人)、②ブロブディンナグ国(大人)、③ラピュタ(飛島)、バルニバービ(ラピュタかぶれ)、ラグナグ(不死人間ストラルドブラグ)、グラブダブドリッブ(魔法使い、降霊者)、日本、④フウイヌム国。全四編四回、計8カ所の旅行記。毎回イギリスから出帆後、何らかのトラブルに見舞われ気づくとたったひとりで不思議な国に辿り着いているというパターンで始まる。スウィフトは風刺作家として知られており、本作も全編を通じて当時の英国の政治、風俗を風刺しているのだろうと思われるし、英国に限らず、人類の基本的な考え方、つまり常識とされていることに対して疑問を投げかけているのだろうと思う。小人や大人ばかりの環境、不要な心配ばかりをし馬鹿げた解決策を科学としているラピュタの人々、高潔な馬と乱暴で低俗なヤーフ(人間)などを前にした時、前提や価値が大きく変化する様を描いてみせる。これはちょっとした風刺ではなく、明確な社会批判であると思う。その対象は、戦争、暴力、強欲、人間の生き方、価値観などである。常識的なものに対するアンチテーゼの打ち出し方は非常に難しい。要するに圧倒的少数派であるから、「ちょっと揶揄しているだけだ」「全く的外れだ」として軽く流されてしまう懸念が強い。それを回避する方法として、このようなSF的な環境に批判対象を誇張して再現し、距離をとって眺められるように工夫しているのだと思う。また、このアイデアは子供向けの面白い物語という体裁にすることで、まともに圧殺される危険を回避している。気になるのは「ラピュタ」と「日本」である。「ラピュタ(本来売春婦という意)」はUFOの様であり、中心に反重力及び推進装置として機能する磁石についての表現があった。また、ラピュタが下の国々を統治し徴税したり、正しい生き方をしない行為に対して、その国を丸ごと滅ぼし無にしてしまうという表現もあった。巨大な飛島で移動し地上を統治する超人的な人々、…宇宙人とUFOとしか思えない。また、「日本」だけ実在する地が取りあげられたことが不思議である。1700年代だから江戸時代であり日本の皇帝とは将軍だろうと思うが、オランダ、長崎、踏み絵など当時の日本を表している。何故、これを取り上げたのか意図が不明。スウィフトは意図を持って後世に何らかを伝え、残したかったのではないかと思う。今回聞いたAudibleと無料版Kindleの翻訳では省かれているが、第三編では、当時は未発見の筈の火星の衛星と思われる記述もあるようだ。スイフトの晩年の有様も含めて、300年後の読者の興味をかきたてる。

実に興味深い

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 昔呼んだ ガリバー旅行記では、ガリバーは幽霊島で過去の偉人を呼び出し、彼らが美化されている場合も少なくないということが分かったと書いていたが、青空文庫版では呼び出したというところまでしかなかった。元にはそこまでしか書かれていないのか、書いてあるバージョンと書いてないバージョンがあり、青空文庫っは書いてないバージョンを取り上げたのかまではわからないが。
 小人国の君主や巨人国でガリバーを拾った農夫といった人たちが、当初はまともそうに見えたのに驕りや欲で劣化していく様をガリバーは見せられ、飛び島で島の人たちの他者への無関心ぶりを見せられ、ついには馬の国で理性を持った馬と人間そっくりの動物を見て、自分たち 人間もこの国の人間そっくりの動物と本質的には変わらないのではないかとの思いに至り、ついには自分を助けようとする人間たちから逃げ回るようになってしまった。もしかしたら馬の国の馬たちは 人間が自分をそうだと思ってる姿で、人間そっくりの動物が人間の本当の姿なのかもしれない。自分もまた人間だと自覚した上での人間嫌いという今の言葉で言う鬱展開の話ではないかと感じた。あといくら イギリスで活動しても、所詮自分はアイルランド人というのもあったのかもしれない。
 余談だが当時のヨーロッパの人たちにとって日本は小人国や巨人国と同じようなおとぎの国だったのかもしれない。未来に日本がイギリスと戦争するとは夢にも思わなかったのではないだろうか。

青空文庫版はダイジェストなのか?

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子供の頃は、わくわくしながら読んだ記憶があります。大人になって再度読み直すと、内容の重さに鳥肌がたちました。

ハッとさせられる

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