「人からどう思われているか」がわかる本
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ナレーター:
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伊藤 俊介
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著者:
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渋谷 昌三
勝負の決め方は通常のポーカーと同じだが、配られた自分のカードは
一切見ずに、相手に見えるように額のところでさらすのがルールである。
つまり、他人のカードは見えるが、自分のカードは見えない。
したがって、対戦相手のカードと、自分のカードを見る相手の視線や表情や態度から、
「賭けるべきか降りるべきか」を判断しなければならない。
「自分のカードを相手の態度やしぐさによって判断する」ところが
インディアン・ポーカーの醍醐味なのだが、私たちは通常の人間関係においても
似たようなことをやっているのではないだろうか。「自分が相手からどう
思われているのか」「どう評価されているのか」は、相手の態度や言動によって
判断するしかない、ということである。
もちろん、人間関係はゲームではないし、勝敗を争うものではない。ただ、
相手の態度を「私は好かれている」とミス・リーディングして行動に出ても
思い通りの結果は得られないだろうし、「どうせ私は評価されていない」
と思い込んでしまえば、本来ならつかめたはずのチャンスをみすみす
逃してしまうかもしれない。
行動心理学という学問は、「この条件を満たしたときは必ずこうなる」という
普遍的な法則を導く学問ではない。人のさまざまな行動--ときには本人さえ
意識していない行動--について、「なぜ、そのようにふるまってしまうのか」
を探り、その心理の裏にある原理を見つけようとうする学問である。
いわば試験における「傾向と対策」のようなものだが、それを知ることによって 人間関係の摩擦原因となるミス・リーディングを減らせるとすれば、とても実践的、
実用的であるといえるのではないか。
インディアン・ポーカーでは、たとえ自分のカードがわかったとしてもそれをより
強いカードに変えることはできない。しかし、私たちの実社会では、自分の印象や
自分に対する評価がわかれば、それを自らの意思と態度によってよりよいものに
変えていくことは可能なのである。
Pan Rolling, Inc.
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