遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが
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〔直木賞受賞作〕まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話で始まった。