• 第586回:対話型AIから思ったようなアウトプットが出ないときに中小企業がおさえるべき「力」
    2026/02/19
    ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcastで得られること(要点) 対話型AIを使っていて、どうにも思い通りの結果が返ってこない。そんなもどかしさを感じていませんか。プロンプトの書き方やAIの仕組みを学ぶことも大切ですが、それ以上に大きな差を生むのは、実は「国語力」とも呼べる2つの言語的な能力です。 1つは、自分の頭の中にあるイメージを具体的な言葉に落とし込む力。もう1つは、相手に合わせて伝え方を柔軟に変えられる力です。この2つを日常のちょっとした練習で鍛えていくと、AIのアウトプットは見違えるように変わります。この記事では、600社以上のWebコンサルティングの現場から見えてきた、その具体的なトレーニング方法をお伝えしていきます。 AIのアウトプットに満足できない原因はどこにあるのか AIの進化は目覚ましいものがありますが、いざ使ってみると「凡庸な結果しか返ってこない」「もっと調整したいのに、何を変えればいいかわからない」という声をよくいただきます。私自身、日々そうした課題と向き合っているので、その気持ちはよくわかります。 実際にうまくいっていない方のプロンプトを見せていただくと、どうしてもぼんやりした指示になっていることが多いのです。 たとえば、文章の作成であれば「わかりやすいテキスト記事にしてください」としか書いていなかったり、デザインであれば「みんなにわかりやすいA4版のものにしてください」くらいの粒度だったり。その程度の情報しか渡していなければ、AI側もぼんやりした結果を返さざるを得ません。 では、もっと具体的に書こうとしたとき、何をどう書けばいいのかがわからない。あるいは書いてみたけれど、どうもAIに意図が伝わっていないようだ。こうした壁に当たっている方が、本当に多い印象です。 AIを使いこなすために必要な2つの力 AIのアウトプットを改善するアプローチにはいろいろな切り口がありますが、今回はプロンプトのテクニックやプログラミングの知識といった話からは少し離れて、もっと根っこの部分に目を向けてみたいと思います。それが冒頭でもお話しした、2つの言語的な能力です。 G検定のようなAI関連の資格試験で学ぶ体系的な知識は、もちろんあるに越したことはありません。 ただ、それを学んだからといってAIの使い方が劇的に変わるかというと、現場の実感としてはそこまで大きな変化にはつながりにくいのです。それよりも、AIに対してうまく指示を出し、返ってきた結果を的確に解釈して、自分の求めるものに近づけるよう対話を繰り返せるかどうかのほうが、ずっと大きな差になります。 頭の中のイメージを具体的に言語化する力 何かを作りたいと思ったとき、最終的にどんなものを作りたいかというイメージは、皆さんの頭の奥底にもやもやとあるはずです。メールの文面を考えるにしても「この相手にはこんな感じの文章がいいな」というイメージはお持ちでしょうし、Webサイトに載せる図を作りたいときも「こんな雰囲気のものが来たらいいな」という感覚はあるはずです。ただ、そのイメージをAIにうまく伝えられていないのです。 AIは、あうんの呼吸や空気を読むといった、文脈の裏に隠れた情報を汲み取ることが得意ではありません。もちろん上手に使えばとても強力な武器になりますが、基本的には仕様書を作るような感覚で、自分の頭の中のもやもやを一つひとつ言葉にしていく必要があります。この「言語化」ができるかどうかが、アウトプットの質を大きく左右します。 相手に合わせて伝え方を変える力 同じ内容を伝えるにしても、相手によって話し方や言葉の選び方、説明の順序は変わりますよね。同世代の友人に話すときと、その分野にとても詳しい人に話すときと、まったく知らない人に話すとき。それぞれで前提条件や言葉遣いを変えなければ、正しく伝わりません。 この調整がうまい人は、現場でAIから良いアウトプットを引き出せる傾向にあります。面白いのは、それがシステム部門の方とは限らないという点です。カスタマーサポートやフロントの営業の方のほうが、...
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  • 第585回:Gmail×AIで「メール営業の負債が露わになる」時代に…今すぐ対応すべき事とは
    2026/02/05
    ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 AIとメールが結びつくことで、過去のメール営業や日々のやりとりが、あとからまとめて掘り返される時代に入っています。人間が忘れていた履歴まで参照される前提で、メールを「負債」にしない書き方と運用を心がけることが必要です。今回はそんな内容です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) AIが人間の見落としや忘却まで拾い、過去のメール履歴を掘り返す流れを押さえます。過去の営業メールや対応メールが、将来の意思決定で重い参照データになり、マーケティングの負債が一気に襲いかかる構図を整理します。今日からできる文面の整え方と、99%へのケアの考え方を、実務に落とし込みます。 AIが、人間の見落としまで掘り返すようになる 2026年1月にGoogleが「Personal Intelligence」を発表しました。GeminiにGoogleアプリを接続し、過去のGmail、Googleフォト、YouTube、検索などの情報をもとに回答を生成する、という方向性です。 ここで大事なのは、単に「便利な機能が増えた」という話ではありません。人間が忘れていたやりとり、見逃していた履歴、細部の情報まで、AIが平然と拾い直して、将来の判断材料として差し出してくるようになる、ということです。 過去の営業メールややりとりメールが、意思決定の参照データとして重くなる メール自体は、もともと特に距離のある相手とのやりとりそして、意思決定の為に大きな役割を果たしていました。チャットツールが出てきてもここは代替されていませんね。 今回の話は「メールが意思決定に使われるようになった」という話ではなく、意思決定に使われるメールが、AIによって深く、広く、容赦なく参照されるようになる、という話です。 いちばん分かりやすいのは、問い合わせフォーム営業のメールです。 迷惑な営業メールは山ほど来ますが、私たちは多くを無視して、会社名や担当者名も細かくは覚えていません。そのため、そこまで私たちの意思決定に大きな影響はありませんでした。 ところが…AIは忘れません。新しく営業が来て「ちょっと検討してみようかな」と思った瞬間に、過去の履歴をまとめて突きつけて「過去にこんなことがあった会社ですが良いですか?」とくる可能性があるわけです。 見えていなかった履歴が、判断の前に並べられる たとえばAIがGmailに接続されている状態で、ある会社から提案が届いたとします。そこでAIが「同じ社名から過去に何年何月に何通、こういう内容のメールが届いている」と整理して出してきたら、どうでしょうか。 これまではスルーされ、気づかれず、忘れ去られたからこそ表に出なかった雑な営業、雑な一斉配信、雑な対応が、後になって“判断材料”として再登場するわけです。 外部情報とつながると、評価の速度が上がる さらに、過去のやりとりをベースに外部情報へつながっていく流れもあります。 過去のメール履歴を足がかりに、ウェブ上の情報まで合わせて「この会社はこういうことをしていて、評判としてはこういう話がある」と掘り起こす方向に進むのは、私は確実だと思っています。 そうなると、「当時の担当者が違う」「昔の話だ」という言い訳は通用しません。企業とのやりとり一つひとつが、良くも悪くも、将来まで残り続けます。 マーケティングの負債が、一気に顕在化する 技術の世界には「技術的負債」という言葉があります。 とりあえず動かすために雑に実装したものが、後の運用や改修で首を絞めてくる、あの感覚です。これと同じことが、メール営業にも起きます。 未承諾の一斉配信、フォーム営業、雑な問い合わせ営業、言葉足らずな返信、途中でのトラブル、社内向けの愚痴っぽい返信――そういった履歴がメールボックスに残っていると、将来の意思決定にマイナスに使われる可能性が十分にあります。 99%へのケアが、未来の売上を守る しかも厄介なのは、取り返しのつかない過去の分まで、まとめて対象になることです。 営業やダイレクトメールは「100件中1件当たればいい」「1000件中数件で十分」という発想になりがちです。 私は以前から、当...
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  • 第584回:Webサイト制作の民主化がより進むAI時代、中小企業が伸ばすべき領域はどこか?
    2026/01/25
    ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Webサイトの反応が落ちている…と感じるときどうすればよいでしょうか? 実は、商品やサービスの「良い点」を先に積み上げるよりも、まず比較検討の場で最初に確認される条件を先に示したほうが、読み手の不安が下がり、最後まで読まれやすくなります。情報の順番を変えるだけで、問い合わせや商談の質が変わることが少なくありません。 「上から順に読む」よりも、「譲れない条件を探す」視線でページが見られている価格や条件、必要な作業量などを先に示すと、疑いながら読まれにくくなる顧客インタビューの取り方と、サイト・営業トークへの反映ポイントが整理できる 反応が落ちたときに見直したいのは「打ち出し」だけではありません 最近、物が売れにくくなっていると感じる場面が増えました。BtoBでもBtoCでも、これまで成果が出ていた施策が、同じようには成果につながらないことがあります。 チラシの見せ方を変えても反応が鈍い、Webでも自分たちの訴求がうまく伝わっていない気がする、問い合わせで聞かれるポイントが以前と変わってきた。こうした変化があるときは、要因をいくつも検討する必要がありますが、今回はその中でも「比較検討の情報をどんな順番で出すか」に絞ってお話しします。 「良い点を先に並べる」だけでは、読み手の心が開かれにくい 昔ながらの流れは、まず魅力をたくさん並べ、読み手の興味を高めてから、価格や手間のような“引っかかり”を後ろに置く形でした。広告のランディングページ(広告から遷移して最初に見る販売ページ)などは、まさにこの構造が多いですよね。 ところが今は、読み手の気持ちが変わっています。大きな成功よりも、失敗や無駄を避けたい。時間もお金も、余計に使いたくない。その感覚が、タイムパフォーマンス(時間対効果)やコストパフォーマンス(費用対効果)といった言葉にも表れています。 ページは「ザッピング」されているようで、実は“探されて”います 販売ページや紹介ページは、上から順番に丁寧に読まれているとは限りません。ヒートマップ(ページ上の行動を可視化する分析)やマウストラッキングを見ると、素早く下まで視線が動いていることがあります。 ここで大事なのは、単に“流し見”されているのではなく、読み手が必要な情報を探しているという点です。特に、比較検討でまず探されるのは「自分の譲れない条件」を満たすかどうかです。 先に示したほうがよい「譲れない条件」の例 読み手が最初に確認したいのは、たとえば次のような情報です。ここを先に出してあげるだけで、読み進められ方が変わります。 価格帯、料金の考え方、支払い方法購入形態(サブスクリプション(定額課金)かどうか、契約の縛りの有無など)導入後に必要な作業量(どれくらい工数を割く必要があるか)社内説明の必要性(周囲に説明が必要になる場面があるか) 条件が見えない状態がいちばん不安を生みます 読み手にとって気持ちが悪いのは、「最低条件を満たすかどうか分からない」状態です。ここが曖昧だと、ページ全体を疑いながら読むことになり、良い点まで素直に受け取りにくくなります。 反対に、できるならできる、できないならできない、と最初に整理されると、人は冷静になります。そのうえで「条件は少し厳しいけれど、内容は気になるから読んでみよう」と、心を少し開きながら読み進めてくれることが増えます。 後から条件が出ると「早く言ってほしい」が残ってしまいます 良い点を読ませたあとで、「実は高い」「実は導入後にかなり頑張る必要がある」と分かると、売り手が悪いことをしたわけではなくても、読み手の心にはがっかりが残ります。すると、「それを先に書いてほしかった」という感情が出やすいんですね。 この感情が残ると、買わないだけでは終わりません。紹介されなくなったり、場合によっては「なんとなく印象がよくなかった」と伝わってしまったりします。だからこそ、足切りになり得る情報は、隠...
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  • 第583回:タイパ重視のユーザーに対してやるべき事は?|良いことばかり書いても売れない時代のWeb戦略
    2026/01/22
    この記事で得られること(要点) 次の3点です。いずれも「何を書くか」ではなく、「どの順番で伝えるか」を見直すための視点です。 今の消費者が、商品・サービス選びの初期段階で何を確認しているのか(足切り条件)が分かるメリットを先に並べるだけでは生まれやすい違和感と、その回避方法が分かる販売ページや営業トーク(トークスクリプト)に、どう落とし込めばいいかの考え方が分かる 今回のテーマ:比較検討情報は「何から」出すべきか 今回のテーマは、比較検討に必要な情報をどの順番で提示するかです。言い換えると、「まず魅力を伝えるのか」「先に不安や条件を整理するのか」という話になります。この順番を見直すだけで、反応が大きく変わるケースが増えています。 なぜ今、「売れづらい」と感じるのか 率直に言って、今は物が売れづらくなっていると感じる場面が多いのではないでしょうか。これはB2B(企業間取引)でもB2C(一般消費者向け)でも共通です。これまで効果があった施策が、ここ数年で効きづらくなっていると感じている方も少なくないはずです。 たとえば、同じチラシの打ち出しでも反応が鈍くなったり、Web上でも「今の訴求が本当に届いているのか分からない」と感じたりすることがないでしょうか?問い合わせの際に聞かれるポイントが変わってきた、という変化を感じているケースもあるでしょう。要因はさまざまですが、今回はその中でも「情報の出し順」に焦点を当てて考えていきます。 従来の定石は「メリットを積む→最後に条件」だった これまで一般的だったのは、まず「魅力的な情報」をしっかり伝えて興味を高め、その後で価格や制約などに触れる流れ。広告用のLP(ランディングページ)は特に、この構造になりやすいですし、商品紹介ページでも似た形が多いと思います。 この考え方は、良い点を十分に伝えれば、多少のハードル(価格が高い、導入が大変など)があっても納得してもらえる、という前提に立っています。ただ、この順番自体が、今の消費者心理と少しずつズレてきていると感じています。その背景にあるのが、「できれば選びたくない」という感覚。 今の消費者は「できれば選びたくない」 今の消費者は、不安を強く感じやすい傾向があります。大きな成果を狙うよりも、「失敗しないこと」を優先したいという気持ちが前に出やすくなっています。無駄な時間を使いたくない、余計な思考や出費を増やしたくない、という感覚です。 この意識は、タイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)といった言葉にも表れています。突き詰めると、「ムダを避けたい」「判断にかかるコストを下げたい」という発想です。そのため、メリットを読む前に「自分の条件に合っているか」をまず確認しようとします。 「選ぶため」ではなく「検討対象から外すため」にまず比較検討する 商品やサービスを比較検討する際、お客さんは必ずしも上から順に丁寧に読んでいるわけではありません。まずは自分の中で譲れない条件を探し、検討対象から外すための判断をしています。その条件がクリアできて初めて、「検討する価値がある」と感じてもらえます。 たとえば、お客さんが早い段階で確認したい条件の例は、次のようなものでしょうか?まず確認しておきたいことと言う観点で。 金額はどれくらいか(この範囲に収めたい、という基準)購入形態や縛りはどうか(サブスクは避けたい、契約期間の縛りがあるかなど)導入後に必要な工数はどれくらいか(工数を割きたくない、考えることを増やしたくない)社内外への説明コストはどうか(選んだ理由を細かく説明する必要があるか) ページは上から順に読まれない:ザッピングの正体 ページを見るとき、多くの読者は全体をざっと確認します。一見するとざっと見ているだけで「ちゃんと読んでいない」ように見えます。ザッピングですね。しかし経験上、これは実際には必要な情報を探しているケース多いと思います。ページの中からまず確認しておきたい前提条件の部分を探しているわけです。 ヒートマップや...
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  • 第582回:ショート動画まとめ回「SEOでの集客がメインのWebサイトでは「お客さまロールプレイ」が効果大です」など
    2026/01/04
    皆さんこんにちは、ラウンドナップウェブコンサルティングの中山です。本日も「会社と経営者を強くする実践ウェブ活用ポッドキャスト」を始めていきたいと思います。ぜひとも最後までお聞きいただければと思います。 今回は、YouTubeショートなどで配信している2分前後の動画のまとめ回です。各回の始めに内容のタイトルを流し、それぞれ1分から3分程度お話ししております。YouTubeショート、Facebookのリール、Instagram、TikTok、stand.fmなどで毎日リアルタイム配信も行っておりますので、隙間時間の活用として、ぜひそちらも合わせてチェックしてみてください。 ショート動画など配信先 Youtubeショート:https://www.youtube.com/@Web-Consulting/shortsInstagram:https://www.instagram.com/roundupconsulting/reels/TikTok:https://www.tiktok.com/@roundup_webStandFM(音声のみ):https://stand.fm/channels/620ddacbeb302d8b48c746c9 話題1:SEOでの集客には「お客様ロールプレイ」が効果大 検索エンジンからの集客を重視する場合、まず行っていただきたいのが「お客様ロールプレイ」です。これは、お客様が検索しそうなキーワードを使って、皆さん自身が実際に検索を行い、どのような結果が出るかを確認する作業のことです。 単なる競合調査と思われるかもしれませんが、それ以上に重要なのはGoogleの検索結果の変化を確認することです。現在、検索結果にはショッピング枠や地図などが大きく表示されるようになり、キーワードによって表示内容は大きく異なります。 Googleは検索キーワードに応じて最適な表示を常に変化させています。そのため、定期的にお客様の視点で検索画面をチェックすることが重要です。検索結果はパーソナライズされるため、必ずシークレットモードなどで確認することをお勧めします。「なぜか検索流入が減った」といった原因も、このロールプレイで判明することが多々あります。 話題2:画像検索SEOの優先度はどれくらい重要視すべきか 「画像検索SEOは重要ですか?」という質問をよく受けます。一般的には重要だと言われることもありますが、現場の実感としては、積極的にリソースを割くほどの優先度ではないと考えています。 アパレルやECサイトにおいては確かに重要ですが、それ以外の業種で画像検索経由の流入が購入につながるケースは稀です。画像が表示されたとしても、ユーザーは慣れているサイトで購入する傾向があります。 サイト全体の評価向上などの副次的効果はあるものの、ビジネスへのインパクトは限定的です。画像検索SEOにこだわるよりも、他の施策にリソースを集中させた方が良いでしょう。 話題3:未経験でもWebマーケティングの仕事へ転職できるか 未経験からWebマーケティング職へ就けるかどうかは、「未経験」の中身によります。もし社会人経験や対人業務の経験が全くない場合は、非常に厳しいと言わざるを得ません。 マーケティングは広い意味での「客商売」です。個人のアフィリエイトのように誰とも会わずに完結するイメージがあるかもしれませんが、企業のWebマーケティングは、マネジメントやセールスの経験が求められます。 逆に、営業や接客、マネジメントの実務経験があれば、Webの知識が未経験でも十分に可能性があります。ビジネスの基礎があれば、Webの知識は後から習得できるからです。 未経験から目指す場合のアプローチとしては以下が考えられます。 接客や営業経験を強みとして、キャリアパスを作る自分でWebサイトを立ち上げ、実際に集客や販売を行って実務経験を作る 話題4:Webマーケティング系の資格は意味があるのか 資格の有用性は「意味」をどう捉えるかによって変わります。 案件獲得や転職のアピールとして:あまり意味はありません。多くのクライアントはWeb系の民間資格を知らないため、判断基準になりにくいからです。自分自身のスキルアップとして:大きな意味があります。現在の現場では、特定の専門知識だけでなく、幅広く対応できるジェネラリストが求められています。 資格勉強は、普段触れない領域の知識を強制的に学ぶ良い機会となります。自分の対応領域を広げ、結果としてクライアントへの提案力を高...
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  • 第581回:ショート動画まとめ回「AIにゼロ→イチを任せていませんか?それがAIの返事に満足できない原因かも?」など
    2025/12/28
    皆さんこんにちは、ラウンドナップウェブコンサルティングの中山です。本日も「会社と経営者を強くする実践ウェブ活用ポッドキャスト」を始めていきたいと思います。ぜひとも最後までお聞きいただければと思います。 今回は、YouTubeショートなどで配信している2分前後の動画のまとめ回です。各回の始めに内容のタイトルを流し、それぞれ1分から3分程度お話ししております。YouTubeショート、Facebookのリール、Instagram、TikTok、stand.fmなどで毎日リアルタイム配信も行っておりますので、隙間時間の活用として、ぜひそちらも合わせてチェックしてみてください。 ショート動画など配信先 Youtubeショート:https://www.youtube.com/@Web-Consulting/shortsInstagram:https://www.instagram.com/roundupconsulting/reels/TikTok:https://www.tiktok.com/@roundup_webStandFM(音声のみ):https://stand.fm/channels/620ddacbeb302d8b48c746c9 話題1:AIに「0から1」を任せていませんか? 中小企業においてAI活用がうまくいかないパターンの一つとして、「0から1にする部分」までAIにやらせようとしているケースがあります。 0から1を作るというのは、AIには絶対に無理というわけではありませんが、やはりパートナーとしての人間がいないと厳しく、AIが本来の力を発揮できない部分です。「新規事業のアイデアを出して」「キャッチコピーを作って」と指示しても、平凡なものしか出てこないことが多いのはそのためです。 AIは「掛け算」の存在である AIはあくまで「掛け算」の存在であり、使う人の能力を倍々にしていくものです。しかし、元の数字(ゼロ)を何倍にしてもゼロのままです。 人の力や人間力が動いている属人的な部分を、AIでより強くするその人がコア業務に集中できるよう、周りの雑務を減らす(逆の掛け算) このように、0.5倍の労力で済むようにする、といった発想を持っていただくと、活路が見えてくるのではないでしょうか。 話題2:中小企業が生成AI活用でノウハウを得るために大事なこと AI活用に挫折してしまう会社さんは少なくありません。その大きな原因の一つは、「AIを使えばすぐに便利さやメリットが得られる」という風潮にあると考えています。 最初は「壁」にぶつかるのが当たり前 実際には、活用しようとすると最初に壁にぶち当たります。「便利になると思ったのに全然ならないじゃないか」という怒りやストレスを感じることも多いでしょう。しかし、そこを何とかクリアしていくと、急に便利さが自分に舞い降りてくる、その繰り返しのプロセスが必要です。 最初から美味しい結果があると思わず、「これを乗り越えた先にいいものが待っている」という心得を持つこと。試行錯誤の過程で、「自分たちにはこういう使い方が合っている」というノウハウが見つかります。これが活用できる会社になるために重要です。 話題3:WebコンテンツをChatGPTで作る際の判断基準 Webコンテンツにおいて、生成AIをどう使うかは悩ましい問題です。全てをAIで作れば低品質になり、スパムと判定されるリスクもあります。そこでお勧めするのは、全体の流れを大きく3つに分け、「最初」と「最後」を人間が担うという考え方です。 人間が担うべき工程 一番最初(アイデア・企画):どういう人に対して何を伝えるのか、という根本の部分は人間が考えるべきです。一番最後(監修):内容に誤りがないか、テイストやトーンが自社に合っているかなど、最終的な品質管理は人間が見る必要があります。 AIに任せるべき工程 その間の部分、例えば「構成をどうするか」「情報を肉付けしてより良くする」「誤字脱字のチェック」などは、生成AIを積極的に使うことで品質が上がります。 頭とお尻の部分は人間が監修し、真ん中をAIに任せる。このブロック分けを意識してみてください。 話題4:Webページの文章が分かりづらい原因「論理の飛躍」 Webページの文章が分かりづらいと言われる場合、その原因として多いのが「論理の飛躍」です。 論理の飛躍とは 例えば、「明日の朝は冷える。だから早く起きましょう」と言われたら、違和感がありますよね。しかし、話している人の中では以下のような論理...
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  • 第580回:ショート動画まとめ回「Web集客の前に自社に関する生成AIの誤情報を放置していませんか?など
    2025/12/25
    皆さんこんにちは、ラウンドナップ・ウェブコンサルティングの中山です。本日も「会社と経営者を強くする実践ウェブ活用ポッドキャスト」を始めていきたいと思います。ぜひとも最後までお聞きいただければと思います。 今回は年末年始ということで、YouTubeショートなど各プラットフォームで毎日配信している1〜2分前後の動画コンテンツを、ポッドキャスト用にいくつかまとめてお送りしようと思います。 すでに実験的に開始して3ヶ月ほど経過しており、試行錯誤している段階ではありますが、およそ100本ほど公開しています。その中から1週間分ほどをピックアップしてお届けします。特定のテーマに限らず、その時々に伝えたいことをベースに発信しています。 ショート動画向けに作成しているため、本来は画面上のタイトルで内容がわかるものですが、音声のみのポッドキャストでは伝わりにくい部分があります。そのため、合間に合成音声でタイトルをアナウンスしますので、その内容についての話題だと思ってお聞きください。 もし内容を面白いと感じていただけたら、YouTubeショート、Facebookページ、Instagram、TikTok、stand.fmなどで毎日お昼の12時頃に配信していますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです。それでは、まずはこちらをお聞きください。 ショート動画など配信先 Youtubeショート:https://www.youtube.com/@Web-Consulting/shortsInstagram:https://www.instagram.com/roundupconsulting/reels/TikTok:https://www.tiktok.com/@roundup_webStandFM(音声のみ):https://stand.fm/channels/620ddacbeb302d8b48c746c9 話題1:自社に関する生成AIの誤情報を放置していませんか 評判管理というタスクは企業の中で重要度を増しています。Web上で誰もがつながり、情報共有できる現代において、過去の些細な不祥事などが一つあるだけで信頼が失墜し、採用や業務提携に影響が出ることも少なくありません。 もちろん、うかつな行動を慎むことが前提ですが、デタラメな情報の流布を防ぐという意味でも評判管理は非常に重要です。 具体的なチェック方法 検索エンジンの観点では、評判が良くない会社とセットで検索されやすいキーワードをチェックすることをお勧めします。 「ブラック」「悪徳」「離職」 こうしたネガティブなワードと、自社の「会社名」や「代表者名」を組み合わせて検索してみてください。調べられる語彙はある程度決まっていますので、定期的にこれらをチェックし、自社の評判を確認することをお勧めします。 話題2:Webマーケティングの新手法や新技術:いつやるべきかの判断基準 Web業界は新しい技術やPR手法が次々と登場します。どれを取り入れるべきか悩ましいところですが、考え方を少し変えてみることをお勧めします。 顧客視点での導入判断 「将来主流になるから」「みんなが使い出すから」という受け身の姿勢ではなく、以下のように考えてみてください。 自分たちの顧客に使ってもらいたいものか顧客にとって大きな価値があるものか 世の中に存在する様々なものの中から、ターゲットとする顧客に価値を提供できるものを探します。見つけたものが流行していようがいまいが、顧客に提案し、一緒に取り組むことでお互いにプラスになる「Win-Win」な関係を目指してください。 このように情報収集を行うことで、モチベーションも変わり、自社にも顧客にもプラスの結果をもたらすことができるはずです。 話題3:Webサイトの「なんとなくの違和感」を放置していませんか Webサイトに対して感じる定性的なモヤモヤや、「なんとなくおかしい」という感覚。そこから議論を始めても全く問題ありません。 むしろ、現場に近い人たちの感覚を拾い上げることが、実質的で生々しい改善につながることが多々あります。そうした声を拾える仕組みを作っておくことをお勧めします。 実際に施策として実行するか、予算をかけるかは別の議論ですが、データには表れない現場の声を吸い上げ、実際の改善につなげられる企業は強いです。ぜひそうした感覚を大切にしてプロジェクトを進めてください。 話題4:SEOにおける「サジェストローラー作戦」は古いのか あるキーワード...
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  • 第579回:AI時代にメールマーケティングはどうなっているのか?2025年最新調査からの現状
    2025/12/08
    ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcastで得られること このPodcastでは、AI時代におけるメールマーケティングの現状と、これから何を変えるべきかを整理しています。ざっと目を通してもらうと、次のようなポイントが分かるようになっています。 チャットツールやSNSが増えても、メールマーケティングが依然として強い理由と、今後5〜10年の見通し送信側と受信側、それぞれでAIがメールに与えている具体的な影響と、テクニック頼みが通用しにくくなる背景これからのメールマーケティングで押さえるべき設計の考え方と、実際の始め方・ツール選定のポイント 結論から言うと、メールマーケティングは今も主力チャネルのひとつであり、AIによって「やりやすくなる部分」と「ごまかしが効かなくなる部分」がはっきり分かれてきているという状況です。テクニックを盛る前に、サービスや商品の設計と、要約されても伝わるメール内容に切り替えることが重要になります。 AI時代でもメールマーケティングが主力チャネルであり続ける理由 AIの話題やコンテンツマーケティングの話題が増える一方で、メールマーケティングそのものが語られることは以前より減っています。「チャットツールやSlackが普及したから、そろそろメールは厳しいのではないか」といった声も長くありますが、現場感としてはBtoBを中心に、メール経由のコミュニケーションは依然として非常に強いチャネルのままです。 「メールが弱くなった」と言われる場面の多くは、社内連絡や既存顧客との日常的なやり取りの話です。そこは確かにチャットツールに置き換わりました。ただし、見込み客へのセールスや情報提供のチャネルとして、メールの代わりになるものはまだ出てきていません。 一時期、BtoCではLINEなどのメッセージングアプリがメールの代替になるのではないかと言われました。LINE公式アカウントからクーポンやお知らせを送る取り組みは成立していますが、メールマーケティングで行っているような腰を据えた「濃いコミュニケーション」までは置き換えられていない状態です。 大きな理由のひとつが公私の切り分 大きな理由のひとつが公私の切り分けです。メッセージアプリはどうしてもパーソナルなやり取りのイメージが強く、そこにセールスや会社からの情報を混ぜたくない、という感覚があります。LINEの有料プランを使えばプロフィールを分けることもできますが、あまり親切な設計とは言いにくく、現実としてはメールが使われ続けています。 BtoBではメールが主力 既存顧客との継続的な接点としても、特にBtoBではメールが主力のままです。代替手段として挙げられるチャットやメッセージアプリが、売上面で決定的な成果を出しているかというと、そうはなっていません。こうした状況からも、メールは今後しばらく主力チャネルであり続けると考えてよいです。 さらに、ゼロクリックサーチ(検索結果ページ上の要約やスニペットだけで用が足りてしまい、サイト自体にはアクセスされない検索行動)やブランド検索の増加によって、ユーザーは「信頼できる会社や個人を見つけたら、そこからの情報だけを追う」という行動に寄っていきます。そのときにダイレクトに届く手段としてのメールは、むしろ価値が上がっていると言えます。 送信側から見たAIとメールマーケティング AIとメールの関係で、まず押さえておきたいのが送信側のAI活用です。ここは昔から「最適化」という文脈でさまざまな機能がありましたが、今はそれが本格的にAIとして組み込まれたツールが増えています。 AIで楽になる仕事:コンテンツ作成と配信のPDCA Validityのレポート「The State of Email 2025 from Litmus」と、それを参照しているNukesendの「2025 AI Email Marketing Trends」などによると、メールキャンペーンでAIを使っているマーケターはすでに多数派で、クリック率や売上でも非AIより良い結果が出ていると整理されています。 メールマーケティングは、しっかりやろうとするとどうしても手がかかるチャネルです。件名を考え、本文を書き、配信時間を決めて、ABテストをして、...
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