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第585回:Gmail×AIで「メール営業の負債が露わになる」時代に…今すぐ対応すべき事とは

第585回:Gmail×AIで「メール営業の負債が露わになる」時代に…今すぐ対応すべき事とは

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概要

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 AIとメールが結びつくことで、過去のメール営業や日々のやりとりが、あとからまとめて掘り返される時代に入っています。人間が忘れていた履歴まで参照される前提で、メールを「負債」にしない書き方と運用を心がけることが必要です。今回はそんな内容です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) AIが人間の見落としや忘却まで拾い、過去のメール履歴を掘り返す流れを押さえます。過去の営業メールや対応メールが、将来の意思決定で重い参照データになり、マーケティングの負債が一気に襲いかかる構図を整理します。今日からできる文面の整え方と、99%へのケアの考え方を、実務に落とし込みます。 AIが、人間の見落としまで掘り返すようになる 2026年1月にGoogleが「Personal Intelligence」を発表しました。GeminiにGoogleアプリを接続し、過去のGmail、Googleフォト、YouTube、検索などの情報をもとに回答を生成する、という方向性です。 ここで大事なのは、単に「便利な機能が増えた」という話ではありません。人間が忘れていたやりとり、見逃していた履歴、細部の情報まで、AIが平然と拾い直して、将来の判断材料として差し出してくるようになる、ということです。 過去の営業メールややりとりメールが、意思決定の参照データとして重くなる メール自体は、もともと特に距離のある相手とのやりとりそして、意思決定の為に大きな役割を果たしていました。チャットツールが出てきてもここは代替されていませんね。 今回の話は「メールが意思決定に使われるようになった」という話ではなく、意思決定に使われるメールが、AIによって深く、広く、容赦なく参照されるようになる、という話です。 いちばん分かりやすいのは、問い合わせフォーム営業のメールです。 迷惑な営業メールは山ほど来ますが、私たちは多くを無視して、会社名や担当者名も細かくは覚えていません。そのため、そこまで私たちの意思決定に大きな影響はありませんでした。 ところが…AIは忘れません。新しく営業が来て「ちょっと検討してみようかな」と思った瞬間に、過去の履歴をまとめて突きつけて「過去にこんなことがあった会社ですが良いですか?」とくる可能性があるわけです。 見えていなかった履歴が、判断の前に並べられる たとえばAIがGmailに接続されている状態で、ある会社から提案が届いたとします。そこでAIが「同じ社名から過去に何年何月に何通、こういう内容のメールが届いている」と整理して出してきたら、どうでしょうか。 これまではスルーされ、気づかれず、忘れ去られたからこそ表に出なかった雑な営業、雑な一斉配信、雑な対応が、後になって“判断材料”として再登場するわけです。 外部情報とつながると、評価の速度が上がる さらに、過去のやりとりをベースに外部情報へつながっていく流れもあります。 過去のメール履歴を足がかりに、ウェブ上の情報まで合わせて「この会社はこういうことをしていて、評判としてはこういう話がある」と掘り起こす方向に進むのは、私は確実だと思っています。 そうなると、「当時の担当者が違う」「昔の話だ」という言い訳は通用しません。企業とのやりとり一つひとつが、良くも悪くも、将来まで残り続けます。 マーケティングの負債が、一気に顕在化する 技術の世界には「技術的負債」という言葉があります。 とりあえず動かすために雑に実装したものが、後の運用や改修で首を絞めてくる、あの感覚です。これと同じことが、メール営業にも起きます。 未承諾の一斉配信、フォーム営業、雑な問い合わせ営業、言葉足らずな返信、途中でのトラブル、社内向けの愚痴っぽい返信――そういった履歴がメールボックスに残っていると、将来の意思決定にマイナスに使われる可能性が十分にあります。 99%へのケアが、未来の売上を守る しかも厄介なのは、取り返しのつかない過去の分まで、まとめて対象になることです。 営業やダイレクトメールは「100件中1件当たればいい」「1000件中数件で十分」という発想になりがちです。 私は以前から、当...
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