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サマリー
あらすじ・解説
シーズン2第2回(通算第15回)のポッドキャストでは、2024年を振り返り、自社が自信を持てるようになったご近所マーケティングの3つの継続成果を報告しました。
1.駅前商店街の店舗
コロナ前の客数回復に悩むこの店舗では、既存顧客の分析とターゲット設定を行い、その顧客に刺さるチラシを定期配布。施策開始から2ヶ月目で前年比150%以上の客数増加を達成し、そのまま9ヶ月間継続。チラシ配布終了後も客数が落ちず維持され、「一度上がった成果が自走する」手応えを得ました。
2.蒲田の整骨院
同様の集客手法で客数を維持しつつ、人的キャパ限界から売上が伸び悩んでいたため、先生と共に「顧客目線で元気になれる新サービス」を提案。結果、客単価が500円アップし、月間売上が50万円増加。ご近所マーケティングにより「提供者視点」から「顧客視点」への思考転換が実現し、限られた人的資源で効率的に売上を伸ばせることを証明しました。
3.コンビニチェーン
パート3名が1年間かけて取り組んだ結果、年間で累計3650人、1日あたり平均10人の新規顧客獲得を達成。全国的に客数減少が続く中、近隣のお客様をしっかり囲い込める手法として、その有効性が改めて明らかになりました。
これらの事例から「コンビニが教えてくれたご近所マーケティングの正しさ」を確信し、2025年はリスナーの皆さんに手法を広めることを目標に設定。具体的な協力依頼として、
1.お知り合いの悩みを抱える方へご案内
2.企業や仲間向けの初回無料セミナー開催(30〜120分、オンライン/リアル)
3 .セミナーを探す担当者へのご紹介依頼
の3点を提示しました。
さらに、前回放送で紹介した「ブランドロイヤリティによる既存商売の優位性」と、セブン‐イレブン本部が推奨する「四葉のクローバー作戦」(近所への個別挨拶)にも言及。新聞折込だけでは得られない、ユニフォーム着用でのピンポン挨拶が立ち上がりを大きく高めること、そして「顧客が店舗を選ぶ最重要理由は“近い”こと」であるというデータを再確認しました。コスト制約のある小規模店舗ほど、距離と接触頻度を絞った告知を優先すべきという結論で、今年も日本の店舗ビジネスを元気にするノウハウ提供を約束して番組を締めくくりました。