• 成果・イノベーションを創出する ダイバーシティ・マネジメント大全
    2021/07/27
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 「発見」の本である。コロナ禍のなかでテレワークを取り入れている企業のマネジャーは、ぜひ本書を読んでほしい。明日から自身のマネジメントに役立つポイントをいくつも発見できるだろう。そもそもダイバーシティ・マネジメントは企業のなかで属性(性別、世代、マイノリティ)の違いをどう受け入れるかが論点だった。それが今や、社員の働き方・考え方の多様性を活かすものへ進化していることがわかる。 また「逆説」の本でもある。日本の会社は、「効率性」という名のもとに、ヒト・モノ・システムを1箇所に集め過ぎていた。実は、同質性や同調圧力の強いワークスタイルや価値観を社員へ一方的に押し付けていたのである。この本は、時間と空間にとらわれないこれからのマネジメントスタイルこそが、成果やイノベーションを創出する可能性を秘めているという逆説に気づかせてくれる。 そして何より「実践」の本だ。相手に応じた働きかけの具体例として褒め方、叱り方、部下からの相談の答え方といった具体的なことに言及している。また、外国籍社員や障害を持っている社員、育児や介護、治療などと両立しながら働く社員といった多種多様な人々へのアプローチに至るまで、こと細かなナレッジがぎっしり詰まっている。すぐに役立てることができるだろう。 マネジメントスキルのレベルアップに終わりはない。本書を活用することで、すべてのマネジャーは、自身のマネジメントをこれからの時代に合ったものへとアップデートすることができるのではないだろうか。(たばたま)
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    19 分
  • オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方
    2021/07/27
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 新型コロナウイルスの影響により、オンラインコミュニケーションの機会が急増した。微妙なタイムラグや音声の乱れ、相手の表情の読み取りにくさに、「なんだかやりにくい」「対面のようにうまくいかない」と悩んでいる人は多いのではないだろうか。本書はそんな悩みを解決してくれる。 オンラインコミュニケーションの研究が急速に進められ、さまざまな関連書籍が登場しているが、その中でも本書の特徴は「コミュニケーションの在り方そのもの」に注目している点にある。オンラインとオフラインは切り離して考えるべきものではなく、どちらも根本は同じ。コミュニケーションの目的を再確認し、状況に合わせた最適な手段を選択することが重要であるという立場だ。 著者の言葉を借りれば、コミュニケーションとは、「ココロ」を「カタチ」にすることである。そして、オンラインとオフラインでは、「ココロ」を「カタチ」にする方法が微妙に異なるのだという。それを踏まえて本書では、具体的なコミュニケーションのポイントが紹介されている。 著者が一貫して主張しているのは、視覚と聴覚のみに頼るオンラインコミュニケーションでは、オフラインの場合よりも表現力が重要になるということだ。自分の気持ちを言語化すること、「相手の話に関心がある」というサインを明確に示すこと、表情で伝えることなど、日本人が苦手とされてきた力が重要になるという。リモートワークの急速な普及をチャンスと捉え、日本人が苦手としてきた「コミュニケーション力」を磨いてみてはどうだろうか。(池田明季哉)
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    17 分
  • 世界のビジネスエリートが大注目!教養として知りたい日本酒: 八木・ボン・秀峰
    2021/04/27
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 近年、老若男女を問わず、日本酒がブームになっている。「日本」酒と、国の名前を冠したアルコール飲料は他にない。では日本に関わる者として、あなたはどれだけ日本酒について知っているだろうか。 本書の前半では、著者がイチオシする日本酒50銘柄が、こと細かに解説される。しかも単なる日本酒のスペックを解説するだけではない。その酒の味わいに合う料理、原料や製法へのこだわり、はたまた酒造や街の歴史まで紹介されており、じつに読み応えのある内容になっている。 また本書の後半では、世界に進出した日本酒のそれぞれの戦略が解説されており、こちらも興味深い。実際にアメリカでいくつもの飲食店を経営している著者だからこそ、その言葉には説得力が感じられる。日本で認められている有名な酒ばかりでなく、新しい試みから生まれたアメリカ産の酒や、復権を目指す古酒など、バラエティ豊かな酒が紹介されているのもポイントだ。とりわけ世界各地で造られる「クラフトSAKE」には、ワクワクと心躍るものがあった。今後世界を相手にする際に日本の武器となるのは、文化という「ソフトパワー」だと言われているが、日本酒はその代表例のひとつになるだろう。 最近日本酒に興味を持ち始めたという初心者はもちろん、百戦錬磨の玄人をも唸らせる一冊だ。難点は、読めば読むほど実際に飲みたくなってくること。翌日に大事な仕事が控えている場合は、どうか自己責任で読んでほしい。(池田明季哉)
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    21 分
  • オンライン・セミナーのうまいやりかた
    2021/04/20
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 「オンライン会議だと集中力が続かない」と感じたことはないだろうか。リモートワークが盛んになり、オンラインで会議や商談をする機会が増えてきたが、これまでと同じやり方をオンラインに移行するだけではうまくいかないと感じることも少なくない。 単純にオンライン化できないのはセミナーも同様だ。これまで対面でセミナーを行っていた人は、現在オンライン対応を迫られていることだろう。しかし、これまでオフラインで行なっていたセミナーを単純にオンライン化しても、なかなかうまくいかないものだ。 本書は、年間200種類のセミナーイベントを手がける著者の高橋龍征氏が、オンラインセミナーを成功させるためのポイントや、考え方を提示している。著者は2020年2月下旬より、対面セミナーからオンラインセミナーへと一気に舵を切り、成功を収めている。 オンラインセミナーに最短距離で移行してきた著者が、どのようなツールを使い、どのように運営を行っているかを本書では知ることができる。 これらの情報は、これから初めてセミナーを持とうとする人にも大いに役に立つ。何かの専門家でなくても、ポイントを押さえていれば、オンラインセミナーを開講することは可能だ。セミナーの内容を考えることは、自分が人にどんな価値を提供できるのかを見直すことにつながる。これは、多くのビジネスパーソンにとって重要な視点となるだろう。オンラインセミナーをやってみたい方、業務でオンラインセミナーへの対応が求められている方には、必読の教科書である。(木下隆志)
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    19 分
  • 超基本 テレワークマナーの教科書
    2021/04/13
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 2020年の春、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ビジネスのスタイルは急速な変化を遂げた。突然のテレワークで戸惑った人も多かったのではないだろうか。 どのような点に注意して同僚や上司とコミュニケーションを取ればいいのか。オンラインミーティングの正解は何なのか。自分も周囲の人もテレワーク初心者という場合は試行錯誤があったと思う。 そうした方に向けて、テレワークやオンラインミーティングの基本が紹介されているのが本書だ。著者によると、テレワークで大切なのは、仕事関係者と「マナーあるコミュニケーション」を取ることだという。なぜならテレワークがうまくいかない原因のひとつとして、コミュニケーション不足があるからだ。オンラインに適したコミュニケーションの秘訣を実践することで、仕事を効率よく、そして円滑に進められるのだ。 マナーには「これが正しい」という型はない。思いやりの気持ちをもって接することが大前提であり、具体的な方法は、都度相手や置かれた状況によって変わるからだ。どんなときも、臨機応変に対応するためには、基本を押さえ、自分の基準をしっかりと持つことが必要になる。 すでにテレワークに慣れたという人も、マナーの基本をおさらいするつもりで本書を読んでみてほしい。相手が目の前にいないからこそ、ほんのちょっとした気づかいが、相手との関係性において大きな差を生むのではないだろうか。(中山寒稀)
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  • つぶれない会社のリアルな経営経理戦略
    2021/03/09
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 昨今、「事務社員はアウトソーシングで十分」と経理部門を縮小したり、経理社員を置かない組織が増えている。しかし、民間企業での経理・管理業務を経験し、IPO達成や経営再建も手がけてきた著者は、その結果、経理的発想に乏しい、つまりディフェンスに弱い企業が増えたと懸念している。実際、新型コロナウイルス感染症の影響などの大きな外部環境変化が起きた途端、経営者が経理・総務的な仕事に振り回され、肝心な経営判断に集中することができなくなる会社が少なくないそうだ。 著者は「経理処理が無駄」という言葉を聞くと非常に違和感があるという。請求書はただの紙やデータではなく、その一つひとつが取引先に対する貢献や感謝の結晶である。自動化・効率化することは必要ではあるが、その意味を忘れないようにすること。そのような積み重ねが、経理的視点から考える黒字化に必須な「経理的マインドセット」につながるのだろう。 本書を読むと、経理・管理業務を担うバックヤード部門を「コスト」と認識することの危うさがよくわかる。特に、「削減しても平時は問題ない」と、まるで危機が起きないかのような前提で会社の体制を変えてしまえば、実際に危機に陥ってから体制を整え直すことは困難だろう。 経理担当でなくとも、「経理的マインドセット」を持っている人は、利益を出すという視点で自分の業務を見直すことができる。そうすれば、会社を危機に強くすることにつながり、またその本人の仕事も評価されやすくなるだろう。経営や経理にかかわる人に留まらず、「経理」という言葉に馴染みがない人にほど、一読していただきたい一冊だ。(大島季子)
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  • 脳の強化書
    2021/03/09
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 「脳トレ」ブームである。本屋の棚にはさまざまな脳トレ本が並んでいる。これほどまでに、現代人が「脳」に関心を持っているのは、末長く充実した人生を送りたいと願う人が増えているからかもしれない。 本書もタイトル通り「脳」のトレーニング本ではあるが、その考え方がユニークである。脳全体を一枚の「地図」とみなし、働きの似た脳細胞集団に「番地」をふる。この番地はトータルで120ほどあるが、それをさらに機能別に、思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系の8つに分類する。 人には誰しも苦手分野があるが、それはその機能を担当する脳番地が「眠っている」からだと著者はいう。休眠中の脳番地を刺激して伸ばすことで、これまで発揮できなかった才能が開花するそうだ。 本書は累計27万部を突破しており、2010年の初版から10年経った今も売れ続けているベストセラーである。『脳の強化書2』や漫画版も出版され、すでに手にしている方もいることだろう。 掲載されている脳番地別66のトレーニングは、いずれも手軽に、すぐに取りかかれそうなものばかりである。伸ばしたい脳番地に絞ってもよし、パッとめくって気になったところから始めてもよし。脳番地同士は「つながろう」とする性質を持っているから、どれをやっても最終的には良い影響をもたらすことは間違いない。 脳を強化させたい、すべての人にお読みいただきたい。(矢羽野晶子)
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  • THIS IS MARKETING: You Can’t Be Seen Until You Learn to See
    2021/03/02
    ※この作品は原著を要約したものです。1冊10分で読める本の要約サービス、flier(フライヤー)が提供しています。 「この商品はあなたのために作ったものではありません」 目の前の顧客が商品に関心を持ち始めているとき、そんな言葉を口にできる人は少ないだろう。しかし顧客の願いが商品を通じて叶えられないとわかっているなら、その言葉は顧客への最大の敬意となる。プロダクトやサービスを市場に出す前に、それが誰のためであるかを問い、ターゲットとなる層が望む変化を起こせたかどうかを、マーケターは常に意識しておく必要がある。 新しいサービスの販売が決まったとき、サービスのよさを多くの人に知ってもらうことがスタート地点となる。どの媒体で広告を出すのか、主催イベントを開催するのか、キャンペーンを打ち出すのかなど、ターゲット層にアプローチする方法はさまざまだ。サービスを受けた後の顧客の感情を心地よいものに導けているなら、そのアプローチ方法は適切だったのかもしれない。だがマーケターはなによりも、「顧客はサービスが欲しいと思って手にしているが、実はその先の感情を望んでいる」という事実に気づき、そこに頭を使うべきだ。 たとえ広告の効果が出なかったとしても個人のせいにせず、「マーケティングはプロセスであり技術という事実と向き合い、自分にしかできない変化をおこす勇気をもってほしい」という著者のメッセージは、多くの人の背中を押してくれるに違いない。顧客にとって最適なサービスは何か、常に問う姿勢を持ち続けたいと思わされた一冊だ。(光野美香)
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    20 分