エピソード

  • Vol.173 小豆島土庄町 未来へ繋ぐ祝い唄「石節」とは
    2026/08/06
    毎年8月に開催される「小豆島まつり」。そのオープニングで披露されるのが土庄町の郷土民謡「石節」です。波模様の着物に「寿」の扇子、尺八・太鼓・三味線の音色に乗せためでたい歌。「よいさーどっこい」の合いの手で会場が盛り上がります。 「石節」はいったいいつから、どんな時に、土庄町で歌われてきたのでしょうか?小豆島石節振興会のみなさんにお聞きしました。 400年以上前、大阪城築城時に石を切り出した際に歌われたと言われる「石節」。しかし石を切り出す作業中に歌うにはテンポがゆっくり。そのため、石の切り出しが終わった後の祝いの席で歌われたのでは?と振興会の高橋さん。 また、土庄町では昔からお祝いの時の余興の一番の出し物として「石節」が歌われてきたそう。家の棟上げや婚礼では参加者の年長が最初に石節を歌い、これがないと次の余興ができないほど重要なものだったそう。 歌われる機会が減ってきた中「石節を郷土芸能として残したい」という気持ちから、振興会を結成。歌い手、楽器、踊り手のみなさんが集まり、月に2回練習を行なっています。 黒板には歌詞が。「石節」は全国で謳われている純粋なお祝いの歌だそうですが、1番の歌詞は日本民謡大賞に出場するのを機にアレンジされているそう!「太閤さんの〜」と、大阪城のために石を切り出していた土庄町の風景が浮かぶ内容になっています。 振興会を10年前に立ち上げてから、見る人が喜んでくれるのはもちろん、出演依頼が来るようになったと高橋さん。同時に島の昔からのお祝いの風景が復活。地元が大好きなみなさんによって未来へ繋がれていく「石節」。大阪城築城500年を目指し、最も長いお祝い歌として継承していきたいとお話ししてくださいました。 ◉「小豆島まつり」で石節を見てみよう! 8月2日(日)17:15〜土庄町富丘八幡神社馬場にて「第44回小豆島まつり」が開催され、オープニングで石節が披露されます。また、TVアニメ「からかい上手の高木さん」とのコラボイベントが決定。今回は、ベストエンディングテーマ上映会が行われます。打ち上げ花火や屋台、ステージイベントも行われますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
    続きを読む 一部表示
    13 分
  • Vpl.172 高松市・男木島(男木の祭りのはじまり)
    13 分
  • Vol.171 丸亀市・広島 平日は会社員、週末は島の人 古民家ゲストハウス「竹亭」
    2026/07/16
    丸亀市出身の香川義英さん。 中学生の頃、広島出身の同級生がいて何度か遊びに来たことはあったものの、それ以降は疎遠になっていたそう。 そんな香川さんと広島を再び繋いでくれたのは、知人であった丸亀市の工務店「山倉建設」の山倉会長でした。 島の古民家再生に取り組んできた山倉会長を通じて、島の方々とも顔見知りに。 「よそ者だからと言って跳ね除けるのではなく、すごく温かく迎えいれてくれる」 そんな島の人々の人柄に触れ、気付けば毎週のように島へ通うようになったそうです。 5年ほど前の広島は飲食店もなく、トイレも港の待合所にあるくらいで、島を訪れるには大量の荷物を持ってこなければいけない状況でしたが、現在はカフェやピザ屋さんができ、トイレも複数新設されるなど、香川さんが通い始めた頃と同時期からどんどん島が活性化されています。 島通いを続けるうち、ある日、山倉会長と島の構想について話す中「一緒にやらないか」と一軒の古民家を紹介されました。それが後にゲストハウス竹亭となる天保5年(1834年)に建てられた古民家でした。 「幼い頃、旅行好きな両親といろんなところへ旅行したこともあり旅好きではありますが、今度は旅行者を受け入れる側になってみたいなと思って、流れに乗りました(笑)」と香川さん。 築およそ190年、江戸時代、天保の改革があった時代に建てられた立派な平屋の古民家。 30年間空き家だったこの建物は、当初「天井から青空が見えるようなひどい状態」 さらに、島では気軽に買い物に行けないためまとめ買いをする習慣があり、大量の食器などの残置物で道が塞がるほどの状態からのスタートだったそうです。 多くの人の力を借りて、片付け、リノベーションを施し、2023年7月に一棟貸し古民家ゲストハウス「竹亭」としてオープンしました。 島には猪がいるのですが、竹亭は土壁で囲まれているため中までは入ってこない。 そこで宿泊者に収穫体験をしてもらおうとスイカを育てています。 香川さんのスイカは、夏休みに東京・大阪など都会からやってくるファミリーに大人気です! 納屋の周りには、足で踏んで回す脱穀機、お米ともみ殻を分離する機械などたくさんの農作業に使われていた道具などが当時のまま残されています。
    続きを読む 一部表示
    13 分
  • Vol.170 伊吹島・いりこ漁の季節
    13 分
  • Vol.169 伊吹島・夏越の大祓い
    13 分
  • Vol.168 丸亀市・本島 想いを受け継ぎ新たな挑戦!笠島地区の香川本鷹
    2026/06/25
    建築を教える先生が、唐辛子を育てています。舞台は、瀬戸内海に浮かぶ本島・笠島地区。 塩飽水軍の本拠地として栄えた本島の北東部に位置する笠島地区は、天然の良港を持ち、三方を丘陵に囲まれた立地を生かし、中世において城が築かれた城下町的な要素を持つ集落。中でも塩飽大工の技が随所に見られる美しい街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。(昨年、選定40周年を迎えました。) 四国職業能力開発大学校 住居環境科 准教授の村井花子先生は、4年前から学生たちと建物の調査で笠島地区に通うなか様々な行事にも関わるように。そこで出会ったのが、NPO本島町笠島まち並保存協力会会長の三宅邦夫さんです。笠島地区の活性化に奔走する三宅さんが数ある活動のひとつとして続けていたのが、香川県の在来種で主に塩飽諸島で栽培されてきた唐辛子・香川本鷹でした。 三宅さんは熱い想いを持って栽培をされていましたが、担い手不足などに直面し、ある地域のシンポジウムで「もうこれ以上は無理!」と声を上げます。それを聞いた村井先生のご友人が「じゃあ、私たちがその仕事を引き受けてやっていこう!」と言い出したことから、このプロジェクトがスタート!「花子と仲間たち」が誕生しました。 とんとん拍子に話は進み、昨年末には三宅さんから村井先生たちへ道具や技術を引き継ぐ「譲渡式(のようなもの)」が行われました。そこでは、譲渡した物リストだけでなく、「向こう3年は頑張って出荷してね」という約束が書かれた、三宅さんの本気度が詰まった契約書のようなものまで用意されていたそうです。さらに、三宅さんの「指南書(本鷹日記)」には、牛糞を混ぜるタイミングや土の育て方が細かく記録されていました。今まで野菜は食べる専門で全く育てたことがなかった村井先生にとって、この指南書が大きな心の支えに。 引き継いだ三宅さん手作りの温室を使い、今年2月に自宅のカーポートで種まきをしました。寒かったのでヒーターを入れて大事にしていたものの、2週間経ってもまったく芽が出ず。「もう腐っとんちゃう?」と言葉を浴びせかけた次の日から、「やばい!このままだと俺たち捨てられるのでは?!」と焦ったのか、ポコポコポコポコと芽が出始めたそう(笑)村井先生は「声かけ」の大切さを実感したと言います。香川本鷹栽培のお手伝いをされていた三宅さんの弟さんからも「1本1本に『お前大丈夫か』『水いるか』と愛を持って声をかけるんだ」と教わったそうで、毎日、声をかけながらスクスクと大切に育てています。 そして、村井先生にとって頼りになる存在がもうお一方。同じ丸亀市・塩飽諸島の手島で香川本鷹を栽培している「手島香辛庵」の高橋周平さんです。(2023年9月24日放送)実は、手島の高橋さんと三宅さんの本鷹づくりの師匠は同じ方、島で唯一の生産農家だった故・高田正明さんなのです。高橋さんは、もともと美術大学を卒業されたアーティスト。本鷹の育て方にも独特の視点があり、「目で見ること」や「形の美しさ」をとても大切にされていて「ちょっとでもバランスが悪い実や株があれば、そこには絶対に何か悪いことが起こっている」と仰っていたそう。これを聞いた村井先生は、「私からは絶対に出ない言葉、最高にかっこいい!私にとってはもう師匠みたいなもの」と語るほど、大きな学びを与えてくれる存在になっています。塩飽諸島の香川本鷹ネットワークの広がりに期待したいですね! 村井先生が本島・笠島地区に出入りするようになってから今年で4年目。最初は、重要伝統的建造物群保存地区である笠島地区の建物調査や、学生たちの課外活動として島に関わり始めました。「建物が残るだけではテーマパークのようになってしまう。やっぱりそこに住む人がいて、暮らしがあってこそ町並みが生きる」という思いから、学生たちと空き家活用やお正月のしめ飾りづくり、餅つきなどのイベントを企画してきました。 連れてこられた学生たちは最初、「コンビニがない!」「自販機がない!」と文句ばかり言っていたそうが、島の人々と触...
    続きを読む 一部表示
    13 分
  • Vol.167 女木島・島の元気なボランティア「西浦会」とは?
    2026/06/18
      女木島を舞台にお茶席と島のものを楽しむイベント「MEGIめきめき」。今年は6月14日(日)に行われます。 当日、民宿龍宮さんでタコ飯とあら汁を販売する、島の元気なボランティアの会「西浦会」の濱さん、空本さん、松内さんにお話をお伺いしました。 (女木島の西側、西浦地区) 「西浦会」は10年前に設立された地域ボランティア団体。 女木島の西側にある西浦地区に生まれ育ち、一度島を出たものの、定年退職後に島に戻り、現在は2拠点生活を行う濱さんと、同じく定年退職後に島に戻ってきた幼馴染の空本さんが、「女木島のために何かできないか」と話はじめたのをきっかけにスタート。 現在のメンバーは10名。 西浦地区の人だけでなく、2拠点生活をしている方、地元の漁師さん、高松を拠点にしている島にゆかりのある方など、30代〜70代の様々な職業の方が参加しています。 (朝、自分で釣ってきたサワラを捌く濱さん) お話を伺ったみなさんは女木小学校で1学年違いの先輩後輩。いまだにとても仲良しで、この日も濱さんが朝釣ってきたサワラを囲んでワイワイ。「西浦会」の活動後にここで一杯やるのがいいんよ、と松内さん。 (新鮮なサワラの刺身とタタキのできあがり) 「西浦会」は普段、行政の手が行き届かない島の道路沿いの雑木伐採や、島の方が歳を取られたためにできなくなったお墓掃除などを代わりに行っています。 また、年に一度、6月に開催されるイベント「MEGIめきめき」にも4年前から参加。釣り堀での釣り体験や漁師のメンバーが獲ってきたタコのふれあい体験などを行っています。 今年はタコ飯とあら汁を海水浴場にある「民宿龍宮」で販売。メンバーの空本さんが作るタコ飯は美味! 昔から女木島ではよくタコが獲れており、空本さんのご実家も漁師をされていたため、ご家族がよくタコ飯を仕込んでいたのを覗き見つつ覚えたレシピです。 あら汁の担当は濱さん。ダシが出るカサゴを使った味噌汁で、島の漁師さんが船の上でよく食べるレシピ。 「船の上では海水でお米を洗って、真水で炊く。そうしたらいい塩梅のおいしいご飯ができるよ。」という目からウロコの漁師めしレシピも教えていただきました。 「女木島を活性化したい。人口を増やして活気のある、安心で安全な住みやすい島にしたいですね。体が動く限り、西浦会を続けていきたいです。」と濱さん。 とっても元気な「西浦会」の皆さんに会いに、「MEGIめきめき」へ足を運んでみてくださいね。 第8回 MEGIめきめき 開催日時/2026年6月14日(日)9:00~15:00受付終了 参加費/各店舗・ブースにより必要。専用チケットでの支払いが必須・現金は使用できません 専用チケット/2000円(12枚綴り)→価格帯がお安くなってる チケット販売箇所/前売り券はかをり園・三友堂・原ヲビヤ園・冨久ろ屋・中條財団。当日券は女木港と女木島海水浴場にある総合受付で販売。 アクセス/高松港から雌雄島海運「めおん」で20分 関連ページ↓ 【会場5 民宿龍宮】第8回 MEGIめきめき2026
    続きを読む 一部表示
    13 分
  • Vol.146 丸亀市・さぬき広島 島のおやつ屋さん「ゆきちゃんのちいさなちいさなアトリエ」.
    2026/06/18
    2026年1月11日放送 2024年5月、家族3人で広島に移住したエングワーダ幸子さんを訪ねました。 幸子さんはオーストラリアで16年過ごした後、2022年に帰国。出身地である神戸を拠点に、移住・関係人口促進のWEBサービスを使って移住先を探していたところ、香川県の古民家でゲストハウスを運営する方と繋がり初めて香川を訪れました。その時見た、おにぎりのような山が点在する日本らしい景色に魅了され、三豊市に移住。 その後、古民家好きの幸子さんのもとに「広島の古民家ゲストハウスオープニングイベント」の話があり参加することに。そこで、現在お住まいの古民家と出会いました。 明治23年に建てられた、築135年の立派な門と石垣のある古民家に一目惚れ。 「自分の人生の中で島で住むなんて考えたこともなかった」という幸子さんですが、縁あって憧れの古民家に住むことが叶いました。 夫ギャビンさん、息子ライアン君と共に、せっかく島で暮らすなら自給自足の生活をしてみようと野菜を作ったり、ニワトリを飼ってみたり、次々と新しいことにチャレンジし、2025年4月には島のちいさなおやつ屋さん「ゆきちゃんのちいさなちいさなアトリエ」をオープンしました。 元々、おくどさん(炊事場)だったところを大工さんにお願いし、リフォーム。 この作業台は、夫ギャビンさんの手作り! 高さを幸子さんの身長に合わせたり、道具が取り出しやすい収納をつけたり、初めて作ったとは思えないクオリティです。 オーストラリアに居た頃、ケーキ作りや販売、オンラインレッスンなどをされていた幸子さん。 商店がなく、週末にオープンするカフェがあるのみの島で、楽しみの選択肢が増えたらいいなと思い、お店をオープンすることになりました。 江の浦港から徒歩5分ほど。細い路地の脇にある販売所。 普段は殆ど人通りのない場所ですが、アトリエオープンの日は次から次へとお客さんがやってきます。 最初は無人販売を考えていましたが、お客さんとの会話が楽しくて接客をするように。 今では、お客さん同士の交流の場にもなっているそう。 この小屋も夫ギャビンさんの手作りです!! お客さんからパンが食べたい!などリクエストも寄せられるようになり、今では小屋いっぱいに商品が並ぶように。 こちらは定番人気商品の「フィナンシェ」 ニワトリさん産みたての卵、国産小麦など体に優しい食材を使用しています。 焦がしバターの香りと優しい甘さが口いっぱいに広がり、とっても美味しかったです! 夏はゼリーやパンナコッタなど冷たいものを増やしたり、季節に合わせて、ゆきちゃんが作りたいものを作るスタイルですが、最近はクリスマスケーキや誕生日ケーキのオーダーをいただくことも増えているそうです。 ゆきちゃんのアトリエのお菓子づくりに欠かせない卵を産んでくれるニワトリさんに会いに、ご自宅近くの畑にお邪魔しました。 あなたは、ココちゃん?クルマさん?ボーボさん?ボスさん?(息子ライアン君が命名) お喋り?歌を歌いながら?近づいてくる、愛嬌満点のニワトリさんたち。 近所のおばあちゃんとも仲良しで、毎日お話しているそう。 そういう姿を見るのが、とっても嬉しいんです。と語る幸子さん。 大好物の大根の葉っぱをむしゃむしゃ(すごい勢いで) 自分たちがお世話をするニワトリさん達が産んでくれた卵を料理して、食べてという経験を初めてした時にとても感動し、こういった島での暮らしをシェアしたいと思われたそう。 昨年11月には、ニワトリさんのお世話やお菓子作りのワークショップを行う古民家暮らし体験イベントを開催されました。 幸子さん「今後もイベントを開催したり、素晴らしい広島の自然と触れ合ったり、畑をしたり。すること、やりたいことはいっぱいです!」 「ゆきちゃんのちいさなちいさなアトリエ」は、月に2回、隔週火曜日のオープン。 次回は、1/20(火)11:00〜14:00頃です。 詳しくは 
    続きを読む 一部表示
    13 分