エピソード

  • Vol.170 伊吹島・いりこ漁の季節
    13 分
  • Vol.169 伊吹島・夏越の大祓い
    13 分
  • Vol.168 丸亀市・本島 想いを受け継ぎ新たな挑戦!笠島地区の香川本鷹
    2026/06/25
    建築を教える先生が、唐辛子を育てています。舞台は、瀬戸内海に浮かぶ本島・笠島地区。 塩飽水軍の本拠地として栄えた本島の北東部に位置する笠島地区は、天然の良港を持ち、三方を丘陵に囲まれた立地を生かし、中世において城が築かれた城下町的な要素を持つ集落。中でも塩飽大工の技が随所に見られる美しい街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。(昨年、選定40周年を迎えました。) 四国職業能力開発大学校 住居環境科 准教授の村井花子先生は、4年前から学生たちと建物の調査で笠島地区に通うなか様々な行事にも関わるように。そこで出会ったのが、NPO本島町笠島まち並保存協力会会長の三宅邦夫さんです。笠島地区の活性化に奔走する三宅さんが数ある活動のひとつとして続けていたのが、香川県の在来種で主に塩飽諸島で栽培されてきた唐辛子・香川本鷹でした。 三宅さんは熱い想いを持って栽培をされていましたが、担い手不足などに直面し、ある地域のシンポジウムで「もうこれ以上は無理!」と声を上げます。それを聞いた村井先生のご友人が「じゃあ、私たちがその仕事を引き受けてやっていこう!」と言い出したことから、このプロジェクトがスタート!「花子と仲間たち」が誕生しました。 とんとん拍子に話は進み、昨年末には三宅さんから村井先生たちへ道具や技術を引き継ぐ「譲渡式(のようなもの)」が行われました。そこでは、譲渡した物リストだけでなく、「向こう3年は頑張って出荷してね」という約束が書かれた、三宅さんの本気度が詰まった契約書のようなものまで用意されていたそうです。さらに、三宅さんの「指南書(本鷹日記)」には、牛糞を混ぜるタイミングや土の育て方が細かく記録されていました。今まで野菜は食べる専門で全く育てたことがなかった村井先生にとって、この指南書が大きな心の支えに。 引き継いだ三宅さん手作りの温室を使い、今年2月に自宅のカーポートで種まきをしました。寒かったのでヒーターを入れて大事にしていたものの、2週間経ってもまったく芽が出ず。「もう腐っとんちゃう?」と言葉を浴びせかけた次の日から、「やばい!このままだと俺たち捨てられるのでは?!」と焦ったのか、ポコポコポコポコと芽が出始めたそう(笑)村井先生は「声かけ」の大切さを実感したと言います。香川本鷹栽培のお手伝いをされていた三宅さんの弟さんからも「1本1本に『お前大丈夫か』『水いるか』と愛を持って声をかけるんだ」と教わったそうで、毎日、声をかけながらスクスクと大切に育てています。 そして、村井先生にとって頼りになる存在がもうお一方。同じ丸亀市・塩飽諸島の手島で香川本鷹を栽培している「手島香辛庵」の高橋周平さんです。(2023年9月24日放送)実は、手島の高橋さんと三宅さんの本鷹づくりの師匠は同じ方、島で唯一の生産農家だった故・高田正明さんなのです。高橋さんは、もともと美術大学を卒業されたアーティスト。本鷹の育て方にも独特の視点があり、「目で見ること」や「形の美しさ」をとても大切にされていて「ちょっとでもバランスが悪い実や株があれば、そこには絶対に何か悪いことが起こっている」と仰っていたそう。これを聞いた村井先生は、「私からは絶対に出ない言葉、最高にかっこいい!私にとってはもう師匠みたいなもの」と語るほど、大きな学びを与えてくれる存在になっています。塩飽諸島の香川本鷹ネットワークの広がりに期待したいですね! 村井先生が本島・笠島地区に出入りするようになってから今年で4年目。最初は、重要伝統的建造物群保存地区である笠島地区の建物調査や、学生たちの課外活動として島に関わり始めました。「建物が残るだけではテーマパークのようになってしまう。やっぱりそこに住む人がいて、暮らしがあってこそ町並みが生きる」という思いから、学生たちと空き家活用やお正月のしめ飾りづくり、餅つきなどのイベントを企画してきました。 連れてこられた学生たちは最初、「コンビニがない!」「自販機がない!」と文句ばかり言っていたそうが、島の人々と触...
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  • Vol.167 女木島・島の元気なボランティア「西浦会」とは?
    2026/06/18
      女木島を舞台にお茶席と島のものを楽しむイベント「MEGIめきめき」。今年は6月14日(日)に行われます。 当日、民宿龍宮さんでタコ飯とあら汁を販売する、島の元気なボランティアの会「西浦会」の濱さん、空本さん、松内さんにお話をお伺いしました。 (女木島の西側、西浦地区) 「西浦会」は10年前に設立された地域ボランティア団体。 女木島の西側にある西浦地区に生まれ育ち、一度島を出たものの、定年退職後に島に戻り、現在は2拠点生活を行う濱さんと、同じく定年退職後に島に戻ってきた幼馴染の空本さんが、「女木島のために何かできないか」と話はじめたのをきっかけにスタート。 現在のメンバーは10名。 西浦地区の人だけでなく、2拠点生活をしている方、地元の漁師さん、高松を拠点にしている島にゆかりのある方など、30代〜70代の様々な職業の方が参加しています。 (朝、自分で釣ってきたサワラを捌く濱さん) お話を伺ったみなさんは女木小学校で1学年違いの先輩後輩。いまだにとても仲良しで、この日も濱さんが朝釣ってきたサワラを囲んでワイワイ。「西浦会」の活動後にここで一杯やるのがいいんよ、と松内さん。 (新鮮なサワラの刺身とタタキのできあがり) 「西浦会」は普段、行政の手が行き届かない島の道路沿いの雑木伐採や、島の方が歳を取られたためにできなくなったお墓掃除などを代わりに行っています。 また、年に一度、6月に開催されるイベント「MEGIめきめき」にも4年前から参加。釣り堀での釣り体験や漁師のメンバーが獲ってきたタコのふれあい体験などを行っています。 今年はタコ飯とあら汁を海水浴場にある「民宿龍宮」で販売。メンバーの空本さんが作るタコ飯は美味! 昔から女木島ではよくタコが獲れており、空本さんのご実家も漁師をされていたため、ご家族がよくタコ飯を仕込んでいたのを覗き見つつ覚えたレシピです。 あら汁の担当は濱さん。ダシが出るカサゴを使った味噌汁で、島の漁師さんが船の上でよく食べるレシピ。 「船の上では海水でお米を洗って、真水で炊く。そうしたらいい塩梅のおいしいご飯ができるよ。」という目からウロコの漁師めしレシピも教えていただきました。 「女木島を活性化したい。人口を増やして活気のある、安心で安全な住みやすい島にしたいですね。体が動く限り、西浦会を続けていきたいです。」と濱さん。 とっても元気な「西浦会」の皆さんに会いに、「MEGIめきめき」へ足を運んでみてくださいね。 第8回 MEGIめきめき 開催日時/2026年6月14日(日)9:00~15:00受付終了 参加費/各店舗・ブースにより必要。専用チケットでの支払いが必須・現金は使用できません 専用チケット/2000円(12枚綴り)→価格帯がお安くなってる チケット販売箇所/前売り券はかをり園・三友堂・原ヲビヤ園・冨久ろ屋・中條財団。当日券は女木港と女木島海水浴場にある総合受付で販売。 アクセス/高松港から雌雄島海運「めおん」で20分 関連ページ↓ 【会場5 民宿龍宮】第8回 MEGIめきめき2026
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  • Vol.146 丸亀市・さぬき広島 島のおやつ屋さん「ゆきちゃんのちいさなちいさなアトリエ」.
    2026/06/18
    2026年1月11日放送 2024年5月、家族3人で広島に移住したエングワーダ幸子さんを訪ねました。 幸子さんはオーストラリアで16年過ごした後、2022年に帰国。出身地である神戸を拠点に、移住・関係人口促進のWEBサービスを使って移住先を探していたところ、香川県の古民家でゲストハウスを運営する方と繋がり初めて香川を訪れました。その時見た、おにぎりのような山が点在する日本らしい景色に魅了され、三豊市に移住。 その後、古民家好きの幸子さんのもとに「広島の古民家ゲストハウスオープニングイベント」の話があり参加することに。そこで、現在お住まいの古民家と出会いました。 明治23年に建てられた、築135年の立派な門と石垣のある古民家に一目惚れ。 「自分の人生の中で島で住むなんて考えたこともなかった」という幸子さんですが、縁あって憧れの古民家に住むことが叶いました。 夫ギャビンさん、息子ライアン君と共に、せっかく島で暮らすなら自給自足の生活をしてみようと野菜を作ったり、ニワトリを飼ってみたり、次々と新しいことにチャレンジし、2025年4月には島のちいさなおやつ屋さん「ゆきちゃんのちいさなちいさなアトリエ」をオープンしました。 元々、おくどさん(炊事場)だったところを大工さんにお願いし、リフォーム。 この作業台は、夫ギャビンさんの手作り! 高さを幸子さんの身長に合わせたり、道具が取り出しやすい収納をつけたり、初めて作ったとは思えないクオリティです。 オーストラリアに居た頃、ケーキ作りや販売、オンラインレッスンなどをされていた幸子さん。 商店がなく、週末にオープンするカフェがあるのみの島で、楽しみの選択肢が増えたらいいなと思い、お店をオープンすることになりました。 江の浦港から徒歩5分ほど。細い路地の脇にある販売所。 普段は殆ど人通りのない場所ですが、アトリエオープンの日は次から次へとお客さんがやってきます。 最初は無人販売を考えていましたが、お客さんとの会話が楽しくて接客をするように。 今では、お客さん同士の交流の場にもなっているそう。 この小屋も夫ギャビンさんの手作りです!! お客さんからパンが食べたい!などリクエストも寄せられるようになり、今では小屋いっぱいに商品が並ぶように。 こちらは定番人気商品の「フィナンシェ」 ニワトリさん産みたての卵、国産小麦など体に優しい食材を使用しています。 焦がしバターの香りと優しい甘さが口いっぱいに広がり、とっても美味しかったです! 夏はゼリーやパンナコッタなど冷たいものを増やしたり、季節に合わせて、ゆきちゃんが作りたいものを作るスタイルですが、最近はクリスマスケーキや誕生日ケーキのオーダーをいただくことも増えているそうです。 ゆきちゃんのアトリエのお菓子づくりに欠かせない卵を産んでくれるニワトリさんに会いに、ご自宅近くの畑にお邪魔しました。 あなたは、ココちゃん?クルマさん?ボーボさん?ボスさん?(息子ライアン君が命名) お喋り?歌を歌いながら?近づいてくる、愛嬌満点のニワトリさんたち。 近所のおばあちゃんとも仲良しで、毎日お話しているそう。 そういう姿を見るのが、とっても嬉しいんです。と語る幸子さん。 大好物の大根の葉っぱをむしゃむしゃ(すごい勢いで) 自分たちがお世話をするニワトリさん達が産んでくれた卵を料理して、食べてという経験を初めてした時にとても感動し、こういった島での暮らしをシェアしたいと思われたそう。 昨年11月には、ニワトリさんのお世話やお菓子作りのワークショップを行う古民家暮らし体験イベントを開催されました。 幸子さん「今後もイベントを開催したり、素晴らしい広島の自然と触れ合ったり、畑をしたり。すること、やりたいことはいっぱいです!」 「ゆきちゃんのちいさなちいさなアトリエ」は、月に2回、隔週火曜日のオープン。 次回は、1/20(火)11:00〜14:00頃です。 詳しくは 
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  • Vol.166 粟島 ほんのもり号
    13 分
  • Vol.165 土庄町・小豆島 島のかつての暮らしを聞いて書き記す。「いとなみvol.1」
    2026/05/23
    島に暮らすひとたちのかつての暮らしの風景を、聞いて書き記す。そうして生まれた1冊の本が、小豆島にあります。 「いとなみ vol.1」 島に暮らし、島の人からきいた昔話をシェアして楽しむ「しょうどしま民族座談会」のみなさんが作られました。この冊子ができるまでを「しょうどしま民俗座談会」の神谷さんと田山さんにお聞きしました。 「しょうどしま民俗座談会」のスタートは2024年夏頃。 メンバー7人がそれぞれの仕事や生活の中で島の方から聞いた昔の産業や文化、思い出話を、「こんな面白い話を聞いたよ」と共有し合う場としてできあがりました。 神谷さんは来島するアーティストの作品制作をコーディネーターとして支援するお仕事をされていて、地域のことを島の方にヒアリングすることも多々。島のおじいちゃんに話を聞いた際には、現地を歩くうちに小学生の頃を思い出し、よく遊んだ山奥の洞窟のことやそこにある泉で目を洗うと見えるようになるという話がどんどん出てきて、強く興味を惹かれたそう。 田山さんは土庄町で「TUG BOOKS」という本屋を経営。併設しているカフェにお茶しに来てくれる年配の方が外の風景を眺めながらこの場所が干潟だったことや、店内にある島の昔の写真集を眺めつつ昔の話をしてくださることがよくあるのだとか。 そういった話を座談会メンバーだけで共有するのはもったいない、と作られたのが小冊子「いとなみ vol.1」。 A5サイズに近い変形サイズで、クリーム色の紙、モノクロ印刷。文章の合間に島の人が提供してくれた写真やメンバー手描きのイラストや地図が添えられて、読み応えたっぷりです。 (写真家 太田さんの撮影した写真も掲載) 本文は3つの章に分かれており、土庄町大鐸地区にあった炭鉱の話、土庄町灘山地区の石と石工さんの話、そして写真家の太田さんの話が集録されています。 田山さんが聞き書きを担当された写真家の太田さんは、小豆島で教師をしながら写真家として活動。豊島や大島にも継続して通い、50年以上にわたって瀬戸内の風景を撮り続けてきた人物です。冊子にも掲載されている沖ノ島で撮影した約50年前の写真では、渡し船で去る際に手を振る子供たちの笑顔から、当時の賑やかな島の雰囲気が伝わってきます。 (かつて島にあった炭鉱の写真も掲載されています) 神谷さんが担当した土庄町大鐸地区にあった炭鉱の話では、実家の玄関隣に炭鉱口があった(現在も残っている)という金子幸子さんの子どもの頃の思い出が印象的。コウモリが母屋に入ってくるのを防ぐのが大変だったことや、涼しい風が吹き抜ける炭鉱口の手前で「宿題をする」と言いつつ昼寝をしていた体験談が記録されています。 「いとなみ vol.1」は、島に住んでいても他の集落のことを知らない島の皆さんにとって新しい発見が多かったよう。年配の方は当時の風景を懐かしんだり、これをきっかけに新たな話を聞かせてくれるようにもなりました。島外のイベントで販売した際には、小豆島にかつて炭鉱があったことや石工さんたちの暮らしぶりは初めて知るという方が多く、興味深く読まれた方が多かったようです。 現在「いとなみvol.2」も制作中。同時に島の古い写真や資料の収集も呼びかけ中。1枚の写真から多くの記憶が蘇ることもある、と神谷さん、田山さん。もしお心当たりのあるかたは、「しょうどしま民俗座談会」へご連絡を。 「いとなみvol.1」 発行/しょうどしま民族座談会 販売書店/TUG BOOKS(小豆島土庄町)ほかで発売中。 公式Instagram https://www.instagram.com/shodoshima_minza/
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  • Vol.164 丸亀市・広島 島の人々による心温まるお接待「お大師まいり」
    2026/05/16
    先週は手島の「お大師まいり」をご紹介しましたが、今週はお隣 広島の「お大師まいり」です。 広島では毎年、弘法大師・空海の命日とされる旧暦の3月21日、島内7つの集落に設けられたミニ八十八カ所をめぐる伝統行事「お大師まいり」が行われています。 今年は5/7(木)の開催。島内16カ所では島の人たちによるお接待も行われ、参拝者を温かく迎えてくれます。 当日の朝は臨時便も運航され、朝早くからたくさんの方が島を訪れていました。 島の玄関口「江の浦」地区にある広島小中学校の近くを通ると、なにやら賑やかな声が。 高井 真治校長にお話を伺ったところ「再開校した昨年度は、みんなで学校近くのお接待所を巡りました。今年度はお接待する側をやってみてもいいかなぁと思っていたところ、旧校舎で、休校前(15〜16年前)は子供たちがお接待をしていたという掲示物を発見し、よし!やってみよう!と生徒と先生方で準備をしてきました。」 生徒のみんなで分担して手作りしたというお守りには「ご安全に」「楽しんで」「大抵のことはなんとかなる」といった個性豊かで心温まるメッセージが書かれていました。 美味しそうなみかんと一緒に元気よく手渡されるお守りに参拝者も思わず笑顔になっていました。 「あなたが一番」 最高のお守りをいただいて、いざ出発! 立石にある大師堂を一番に、右回りに、江の浦、釜の越、甲路、青木、市井、茂浦を経て、立石の神光寺が八十八番となっています。 この日は最高の「お大師まいり」日和。 昨年、広島に移住された清沢さんと一緒に港で電動自転車を借りてまわりました。(清沢さんの記事はこちら) 瀬戸内海独特の緑がかった海の色がキラキラと輝いていて「美しすぎる!」と、思わず何枚も写真を撮る私たち。 立派なお堂があるところから、こんなところにあるの?!という山の中まで、清沢さんが前日に下見をしてくださっていたおかげで迷うことなく(笑)景色も楽しみながら巡ることができました。 さくらんぼも発見!
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