
金融英語精読 The ECB is ready to do whatever it takes to preserve the euro No.01
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このコンテンツについて
この講座では、経済・社会系を中心とした英語の文章を題材に、「分析的に読むこと」を皆さんといっしょにやって行きます。分析的に読むことは、ただたんに細かく読むだけではありません。というのも、もともと課題文は、いろいろなヒントと情報にあふれています。ルールに従ってそれぞれの要素を関連付けて、それがまとまった部分となり、そして全体として「何が言いたいか」、につなげていく必要があります。これは、重要な細部を見落とすことなく、同時に、全体を的確にとらえるダイナミックな活動で、これが自然に上手にできるようになることが、聴く、書く、話す力も同時に高めます。この講座で皆さんと一緒にやっていきましょう。
今回の課題文は、金融ど真ん中のテーマで、2012年に開催された、カンファレンスにおける、ある意味で、歴史的なスピーチから選びました。
【課題文】
I asked myself what sort of message I want to give to you; I wouldn’t use the word “sell”, but actually I think the best thing I could do, is to give you a candid assessment of how we view the euro situation from Frankfurt.
And the first thing that came to mind was something that people said many years ago and then stopped saying it: The euro is like a bumblebee. This is a mystery of nature because it shouldn’t fly but instead it does. So the euro was a bumblebee that flew very well for several years.
Source : https://www.ecb.europa.eu/press/key/date/2012/html/sp120726.en.html
【語句注】
・; (semicolon):セミコロンの前後では、それぞれが主語と動詞とがそろった完全な文である必要(コロンの場合には、後の部分が完全文である必要はない)。この前後で、同じトピックについて述べることも、別の方向に転換することも可。therefore, however, moreover, furthermore, nevertheless, accordingly, instead, consequentlyの意味で文を繋げる。
・actually:「現実に、実際に、ほんとうに」。予想やあらかじめの考えとの対比を表して「実は、本当は」。eg. He looks like fool, but actually he is not.「彼はおろかに見えるが実はそうではない」。ここから、さらに相手の言っていることを婉曲に修正する際に(意外と思うでしょうが)「本当のところでは、実際は」。eg. They should have arrived there now, - Actually, they haven’t.「彼らはもうそちらへ付いているはずだが。-それが、まだなんですよ」。さらには、新情報を加えたり、話題を変えるなど注意を引く際にも使用。eg. Did everything go alright? – Well, actually, it was a disaster.「すべてうまく行ったのかい?-それが、実は、悲惨でした」
・candid:率直な、正直な、あけすけな、包み隠しのない
・Frankfurt:[中] ((地名)) フランクフルト(ドイツの都市)Frankfurt am Main 〈a. M.〉\フランクフルトアムマイン(ドイツ中部の商工業都市でゲーテの生地)、Frankfurt an der Oder 〈a. d. O.〉\フランクフルトアンデアオーダー(ドイツ北東部の都市).[語源] Franke(フランク人)+Furt(浅瀬).つまり「フランク人の渡り場」の意.FurtはイギリスのOxford(オックスフォード)やBosporus(ボスポラス海峡;ギリシア語で「牛の渡り場」)にも含まれるが,Fjord(フィヨルド)などともにfahren(行く)に連なる言葉である.なおマイン川河畔のフランクフルトには次のような伝説が伝えられている.ザクセンから撤退してきたカール大帝(Karl der Große)がこの地まで来たところで行く手を阻まれ窮地に陥ったが,一頭の鹿がマイン川を渡るのを見て後に続き難を逃れたという【プログレッシブ 独和辞典】
マイン川河畔で開かれたコンサートの映像はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=TzWYSyMa5yo&t=66s
・bumblebee:「マルハナバチ(丸花蜂)」。体に比べ小さめの羽を持ち、特徴ある羽音の飛行を行うことから、かつて、翅の揚力では体重を支えられないと計算され、マルハナバチの飛行は航空力学上不可能とされが、現在は、レイノルズ数や動的失速(dynamic stall)を考慮に加えた計算によって解明されている。【Wikipedia】