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第166回『発酵と腐敗は紙一重?発酵の神秘と日本酒・味噌作りの裏側を語ろう! (前編)』

第166回『発酵と腐敗は紙一重?発酵の神秘と日本酒・味噌作りの裏側を語ろう! (前編)』

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第166回『発酵と腐敗は紙一重?発酵の神秘と日本酒・味噌作りの裏側を語ろう! (前編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・先日メンバーで農作業してきたエピソードについて・発酵がテーマという事で、今回は伊達のホンマでっか!?TV回かも?(笑)・昨年ユネスコ無形文化遺産になった日本の「伝統的酒造り」を語る・日本酒ってどうやって作るの?・麴とは何か?麹の役割を語る・日本酒作りの特殊さは並行複発酵だ!・芋焼酎やビール作りで麴を使って発酵は出来るのか?・味噌はどうやって作るのか?・麹のパワーの凄さを語る・発酵の定義とは何か?腐敗とは違う?・オーストラリアのコンブチャは昆布茶じゃない?・肉料理にはパイナップルがおススメ?・パイナップルを食べて口の中が痛くなるのは何故か?■ ユネスコ無形文化遺産にもなった日本の発酵文化今回の「ファンドマンの日常」では、「発酵」をテーマに語り合いました。話のきっかけは、昨年日本の伝統的な酒造り(日本酒・焼酎・みりんなどの麹を使ったアルコール発酵)がユネスコ無形文化遺産に登録されたニュースから。日本酒がもっと世界に広まるといいね、と盛り上がりつつ、日本酒や焼酎がどのように作られているのか、そこに使われる「麹菌」の役割に注目して話が進みました。■ 麹菌が支える、日本酒と焼酎の「並行複発酵」という特殊技術日本酒の製造工程は他の酒類とは違うユニークな特徴があります。それが「並行複発酵」と呼ばれるもの。通常ワインやビールは、ブドウや麦がもともと糖を含んでいるので、酵母が直接糖をアルコールに変えます。一方、日本酒は原料が米(澱粉)なので、麹菌がまず澱粉を糖に分解し、その糖を酵母がアルコールへと変換します。この糖化と発酵を同時進行で進めるのが「並行複発酵」で、日本酒独特の高いアルコール度数や複雑な味わいを生み出しているのです。また、焼酎やビールは麹や糖化を一度終えてから酵母で発酵させる「単行複発酵」が一般的。日本酒の手間のかかる工程は、効率よりも品質を重視しているからこそ続いている伝統なのだと改めて感じさせられました。■ 麹のパワーは味噌や塩麹にも!発酵の多様性に感嘆話は味噌や塩麹へと広がります。麹は澱粉だけでなくタンパク質も分解し、アミノ酸や旨味成分を生み出す力を持っています。味噌があれだけコク深いのは、麹が大豆のタンパク質をアミノ酸に変えるから。塩麹は、米麹に塩と水を混ぜて発酵させたもので、肉を漬け込むと柔らかくし旨味を引き出す万能調味料です。「麹って糖を作るだけじゃなくてタンパク質も分解するのか」「塩麹を肉に使うと柔らかくなる理屈はここか」など、発酵のメカニズムに皆が納得。さらには、舞茸やパイナップルの酵素でも肉を柔らかくできる話にまで脱線し、発酵・分解の世界の奥深さに感心しきりでした。■ 人間も麹風呂に入ればツルツルになる?冗談交じりの盛り上がり途中、話題は思わぬ方向へ。「麹風呂に入ったらお肌ツルツルになるのかな」「実際、麹を扱う職人さんの手はキレイだよね」と冗談交じりに盛り上がりつつ、やっぱり麹菌の働きってすごい…と再確認。最後は昆布茶(コンブチャ)に話が飛び、あれは日本の昆布とは無関係で、紅茶キノコの発酵ドリンクだという豆知識をシェアし合いました。発酵は国や文化ごとに全く違うアプローチを持つ一方で、どこか似た構造があって面白いね、という話で締めくくられました。■ 発酵を知ると、もっと料理もお酒も楽しめるこうして今回のトークを通して、日本の発酵文化の奥深さや、麹菌の偉大さを再発見した4人。発酵を知れば知るほど、日本酒や味噌汁を飲む時の感じ方もきっと変わってくるはずです。~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞 ノミネート!㈱エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題まで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、...

第166回『発酵と腐敗は紙一重?発酵の神秘と日本酒・味噌作りの裏側を語ろう! (前編)』に寄せられたリスナーの声

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