• 今を一生懸命生きてるから、過去の心残りを悔やんでしまう
    2026/08/25

    「他人と自分を比較して羨ましくなったり、過去の選択を後悔してクヨクヨしてしまう」というお便りをご紹介します。


    今夜ご紹介するのは、吉田修一さんの作家30周年記念作品『タイム・アフター・タイム』。 過去の甘酸っぱい思い出、大人になった現在の仕事のトラブルやままならない現実、そして主人公を取り巻く人々の抱える痛みや後悔までもが丁寧に描かれた超大作です。


    あの頃に戻れたら、自分にどう声をかけてあげるか。「正解だったかどうかわからなくても、その時はその時なりに頑張ってきた」。そうやって自分自身を労わり、過去の瞬間、瞬間を愛おしく思えるような読書の時間をお届けします。


    【お詫び】高良健吾さんは”たから”ではなく”こうら”けんごさんの間違いでした。大変失礼いたしました。お詫びして訂正いたします


    <今夜の勝手に貸出カード>

    ・吉田修一さん『タイム・アフター・タイム』(幻冬舎) https://www.gentosha.co.jp/s/tat/


    <こちらもおすすめ(配信内で触れた吉田修一さんの作品)>

    ・吉田修一さん『横道世之介』(文春文庫) https://amzn.to/4wGFC9r

    ・吉田修一さん『太陽は動かない』(幻冬舎文庫) https://amzn.to/4y4lzTD

    ・吉田修一さん『森は知っている』(幻冬舎文庫) https://amzn.to/4hR9gFs


    「真夜中の読書会」は毎週水曜日08:00配信です。ぜひ番組のフォローと評価をお願いします。番組へのご感想、メッセージ、リクエストはInstagram の @batayomu からお寄せください。一つ一つ大切に読ませていただいております!

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    17 分
  • 手札が出揃ってからが本番? 自分の物語の「停滞感」を受け入れた先に
    2026/08/18

    「50歳を目前に、会社やプライベートで若い人に自分の席を譲ることが増え、やるせなさを感じる」というお便りをご紹介します。  

    今回ご紹介するのは、東畑開人さんの『ミドル・エイジ・ビギンズ』。すでに 出揃った自分の手札でどうゲームを続けていくかという尾崎世界観さんのお話や、人生を一直線ではなく横へズレながら進む鷲田清一さんの「あみだくじ理論」、そして角田光代さんとの対話に登場する「竜宮城」のような時間……。

    席を譲ったり、後ろへボールをパスしたりして両手が空いたからこそ出会える、新しくて自由な人生の始まりについて、考えます。

    <今夜の勝手に貸出カード>

    ・東畑開人さん『ミドル・エイジ・ビギンズ』(角川書店) https://amzn.to/45sRX64

    <こちらもおすすめ>

    ・東畑開人さん『ふつうの相談』(金剛出版) https://amzn.to/3UAkN1W

    ・東畑開人さん『カウンセリングとは何か 変化するということ』(講談社現代新書) https://amzn.to/4qesTZW

    ★YouTubeでも配信はじめました!→https://www.youtube.com/@batayomu

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    22 分
  • ”十年に一度の傑作”は、一気読みを許さない。文章を味わう喜びに満ちていた
    2026/08/11

    今夜は旅のお供におすすめの、とっておきの文庫本を勝手に貸出いたします。

    ご紹介するのは、クリストフェル・カールソンさん著、棚橋志行さん訳の『暗殺の冬』(文春文庫)。 スウェーデンの田舎町を舞台に、30年前の未解決事件と家族の秘密を追う重厚な北欧ミステリーです。

    「北欧の小説は難解そう」「翻訳長編は敷居が高い……」という方にこそ手に取っていただきたい3つの理由や、犯罪学者でもある著者カールソンさんが描く「犯罪の真相究明のあとに続く人生と感情的な真実」についてお話しします。

    <今夜の勝手に貸出カード>

    ・クリストフェル・カールソンさん著、棚橋志行さん訳『暗殺の冬』(文春文庫) https://amzn.to/4fR3zpy


    ★文藝春秋さんのサイト(池上冬樹さんによるあとがき掲載ページ)はこちら https://books.bunshun.jp/articles/-/10934


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    17 分
  • 気持ちを咄嗟に言葉にできない人へ。“ひとりでクリームまで塗らない”という伝え方
    2026/07/28

    ▶︎今夜のお話:「思っていることを咄嗟に言葉にするのが苦手で、いざ言葉にすると、本当に言いたかった訳じゃないって気持ちが残る……」というお悩みのリスナーさんからのお便りをご紹介します。

    今夜の勝手に貸出カードは、元「チャットモンチー」のドラマーであり、現在は作家・作詞家として活躍されている高橋久美子さんの『いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方』です。

    高橋さんがいい音がすると引用するのは、向田邦子さんのエッセイ。「自分の音」を知り、自分だけの音を奏でるにはーー?

    ▶︎今夜の勝手に貸出カード

    ・高橋久美子さん『いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方』(ダイヤモンド社) https://amzn.to/4wor1A2

    ▶︎こちらもおすすめ

    ・いしわたり淳治さんの『言葉にできない想いは本当にあるのか』② (朝日新聞出版) https://amzn.to/4fK6Y8q  

    ▶︎番組からのお知らせとお願い

    「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜」は毎週水曜日08:00に配信しています。番組の感想やメッセージをお待ちしています。一つ一つ大切に読ませていただいております! 番組のフォローと評価も、どうぞよろしくお願いいたします。

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    20 分
  • 優秀さと有害さは両立する。職場のネガティブなムーブに飲まれないために
    2026/07/21

    ▶︎今夜のお話:「先輩に取り入り、同期には見下したような態度を取る後輩」との接し方に悩む、新人の教育係のリスナーさんからのお便りをご紹介します。

    「ブリリアント・ジャーク」=高い成果を上げる能力(Brilliant)を持ちながらも、高慢な態度や周囲への攻撃性(Jerk)によってチームの雰囲気を密かに悪化させる人物の正体を、心理学や組織論の知見から科学的に解き明かします。

    『⁠ブリリアント・ジャーク:静かにチームを壊す人たち⁠』は、「優秀だけど一緒に働くと疲弊する人」を個人の性格の問題として片付けるのではなく、なぜその振る舞いが組織で許され、強化されてしまうのかという構造に目を向けさせてくれる一冊です。

    ▶︎今夜の勝手に貸出カード

    ・『ブリリアント・ジャーク:静かにチームを壊す人たち』沢渡あまねさん、伊達洋駆さん(三笠書房)

    ▶︎こちらもおすすめ

    ・『困った上司・やっかいな同僚 職場のストレスに負けない人の考え方』エイミー・ギャロさん著、加藤智子さん訳(二見書房)

    ・『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』勅使河原真衣さん(筑摩書房)

    ・『企業改革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか』宇多川元一さん(ダイヤモンド社)

    ▶︎番組からのお知らせとお願い

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    27 分
  • リーガル・ミステリーの醍醐味は、判決か、新事実か、それとも?
    2026/07/15

    ▶︎今夜のお話:リスナーのはづきさんからいただいた「『朽ちないサクラ』をきっかけに柚月裕子さんの作品にハマりました。次のおすすめは?」というお便りをご紹介します。

    合わせて、まよどくの累計500万再生、そして累計リスナー100万人突破の嬉しいお祝いも。いつもこの図書室に集まってくださり、本当にありがとうございます。

    今夜の勝手に貸出カードは、柚月裕子さんの人気シリーズ「佐方貞人」の16年ぶりの長編となる最新刊『誓いの証言』です。

    大学時代の同期の弁護士から、不同意性交等罪の告訴の弁護依頼を受けた佐方貞人。無実を主張する彼を信じて調査を始めますが……。

    男性側の言い分に過剰な同情や擁護が集まってしまう「ヒムパシー」という無意識のバイアス。被害者である女性にどこか同情してしまう読者の気持ちの落とし所を、著者は一体どこへ連れていくのか――。

    ▶︎今夜の勝手に貸出カード

    • 柚月裕子さん『誓いの証言』(KADOKAWA) https://amzn.to/4wHPMXK

    ▶︎こちらもおすすめ(佐方貞人シリーズ作品)

    • 『最後の証人』(角川文庫) https://amzn.to/3Rxhgk1 シリーズ第1作であり、本作へと繋がる原点となる長編・弁護士編

    • 『検事の本懐』(角川文庫) https://amzn.to/4vAaeJ3 第15回大藪春彦賞受賞作。佐方の検事時代を描いた連作短編集

    • 『検事の死命』(角川文庫) https://amzn.to/4fyWiua 法律を扱う人間の責任の重さと正義の狭間で戦う姿を描く短編集

    • 『検事の信義』(角川文庫) https://amzn.to/4wMCXM3 調書という表面上の事実だけでは割り切れない、事件の背景にある真実に迫る短編集

    ▶︎トークに登場した映画

    • 『プロミシング・ヤング・ウーマン』(エメラルド・フェネル監督/キャリー・マリガン主演)https://eiga.com/movie/94641/

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    18 分
  • 辻村深月『ファイア・ドーム』が突きつける、「悪意のない」軽薄さ
    2026/07/07

    EP.252▶︎今夜のお話: 辻村深月さんの『ファイア・ドーム』を読みました!/ ビッグマッチを終えたような心地よい疲労感 / 上下巻セットで買うべしな理由 / 地方都市という名のスノードームに舞い上がる「噂の火の粉」 / 音楽準備室の火事のニュースと重なって / 私たちは他人の人生を「物語」として消費したい / 辻村深月ファンにはたまらないベストアルバムのような満足感 / 文脈による「誤読と曲解」

    ▶︎今夜の勝手に貸出カード ・辻村深月さん 著『ファイア・ドーム(上・下)』(小学館) https://amzn.to/44i3kx1

    地方都市で、25年の時間をまたいで絡み合う3つの事件。社会派ミステリーとして真相解明を堪能しながら、自分の中にある野次馬的なエゴを静かに突きつけられる、ずっしりと濃厚な上下巻です。

    ▶︎あわせて読みたい「地方の息苦しさと人間の多面性を描く」におすすめの本

    ・辻村深月さん 著『傲慢と善良』(朝日文庫) https://amzn.to/4h588gG

    ・辻村深月さん 著『闇秡』(角川文庫) https://amzn.to/4gIXL2 j

    ・奥田英朗さん 著『リバー』(集英社文庫) https://amzn.to/4wsDN0b

    ▶︎番組概要

    夜眠りにつく前の“聴くだけ読書会”。講談社のバタやんこと川端里恵がおすすめの本や心に響くフレーズをご紹介します。毎週水曜日の夜に、リスナーの方のお悩みや気分のリクエストにおこたえして、本を1冊、勝手に貸し出しいたします。読んでも、読まなくても、”あしたが楽しみになる”読書の時間を共有する図書室です。ぜひフォローをお願いします。

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    21 分
  • 「まとまった時間」はやってこない。それでも難しい本を読み進める3つのコツ
    2026/06/30

    EP.251▶︎今夜のお話: 「まとまった時間」という幻想/ カバンの中でリップが挟まる本たちの悲劇 / バタやん愛用の過保護なブックポーチとすりガラス風カバー / 読了だけが読書の価値ではない / 予備知識という名の「ストーリー」が脳に言葉を滑り込ませる / 読書とは、自分と本、人と人との間にある「文脈(コンテキスト)」をやり取りする時間

    ▶︎今夜の勝手に貸出カード

    山口周さん著『コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる』(光文社新書) https://amzn.to/4wmldH6

    「良かれと思って仕事を任せたら、丸投げされたと部下に陰口を言われた」……そんな人間関係やマネジメントの“受け止めのズレ”を解き明かす一冊。同じ行為でも、受け手の文脈(コンテキスト)次第で意味はガラリと変わる。人を動かす立場にある人はもちろん、職場の人間関係に少し疲れてしまった人にも、視界を広げてくれるような、頭がスンと整う新書です。文末のブックガイドも大充実!


    ▶︎おすすめの「本の過保護アイテム」

    ・[aso] クリアブックカバー・fog(文庫本サイズ) https://amzn.to/4vOskbl

    ・タイのお土産 The Only Marketのブックポーチ


    ▶︎あわせて読みたい「読書と文脈を深く味わう」本

    ・畑中章宏さん、若林恵さん、山下正太郎さん、工藤沙希さん著『会社と社会の読書会』(黒鳥社) https://amzn.to/3Tb3qUI  

    ・イリス・ボネットさん著『WORK DESIGN:行動経済学でジェンダー格差を克服する』(NTT出版) https://amzn.to/4p00tT1

    ・山口周さん著『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社新書) https://amzn.to/4geNvyl

    ▶︎番組概要

    夜眠りにつく前の“聴くだけ読書会”。講談社のバタやんこと川端里恵がおすすめの本や心に響くフレーズをご紹介します。毎週水曜日の夜に、リスナーの方のお悩みや気分のリクエストにおこたえして、本を1冊、勝手に貸し出しいたします。読んでも、読まなくても、”あしたが楽しみになる”読書の時間を共有する図書室です。ぜひフォローをお願いします。

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    23 分