『中村寿理の優しい漢方入門』のカバーアート

中村寿理の優しい漢方入門

中村寿理の優しい漢方入門

著者: ブヘサ中村固腸堂
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10月19日まで。※適用条件あり
石川県で明治初期から続く漢方薬店『ブヘサ中村固腸堂(なかむらこちょうどう)』の6代目店主・中村寿理が地元MROラジオで20年送り続けている番組【寿理のやさしい漢方入門】で放送されたアーカイブを、毎週月曜日の放送翌日に更新していきますので、是非ご視聴ください! 「漢方をもっと身近に!」「生活に役立つ東洋医学の知恵」をテーマにこれからも配信していきます。 中村寿理/薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 石川県で薬剤師として初めて不妊カウンセラーを取得。店頭ではPMS、妊活、更年期などの婦人科のご相談をはじめ、子どもからお年寄りまで幅広いご相談に対応しています。 身体のお悩み、漢方相談についてはHP、各種SNSにてお問い合わせください。ブヘサ中村固腸堂 衛生・健康的な生活 身体的病い・疾患
エピソード
  • 不調は突然やってこない!日々の小さな選択で引き出す自然治癒力/2026年10月5日MROラジオ放送分
    2026/10/05

    中医学(東洋医学)の考え方が私たちの感覚に「腑に落ちる」のは、それが西洋医学のように細胞を顕微鏡で見るミクロな視点ではなく、「人間の身体の反応と自然現象」を何千年も観察し続けたマクロな視点から体系化された医学だからです。「胃腸の調子が悪いと気力が落ちる」といった心と体の密接な繋がりも、中医学は明確に説明してくれます。

    中医学では、不調や病気はある日突然起こるのではなく、「自然界のリズムから体がズレてしまった結果(システムエラー)」だと捉えます。夜更かしや冷たいものの飲みすぎなど、自然の摂理を無視した生活を続けると、体内でエネルギー(気)が削られ、老廃物(痰湿)が溜まります。これが自律神経や胃腸に負担をかけ、「だるさ」「イライラ」「不眠」といった不調として現れるのです。

    そのため、中医学の治療は症状を無理やり抑え込むのではなく、ズレてしまった体を本来の自然なリズムである「真ん中(中庸)」へと引き戻すことを目指します。

    ここで大切なのが「養生」の考え方です。養生とは、完璧な健康を目指して自分を厳しく縛ることではありません。心身が揺れ動くのは当たり前と受け止め、「今は冷えているな」「ストレスが溜まっているな」と自分の体のサインに気づいてあげること。そして、飲み物を温かくする、早く寝るといった日々の小さな選択で自分をそっと真ん中に連れ戻し、時には漢方薬の力も借りながら、本来持つ自然治癒力を発揮できる体を作っていきましょう。

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    6 分
  • 肺や内臓が乾く「陰虚」のサイン!空咳や足のほてりを防ぐ秋の養生/2026年9月28日MROラジオ放送分
    2026/09/28

    夏の終わりから秋にかけて、エアコンや空気の乾燥による「空咳」に悩む人が増えます。

    中医学では、体質によって湿気に弱いタイプと乾燥に弱いタイプがいると考えます。湿気に弱い人は「胃腸」に不調が出やすいのに対し、乾燥に弱い人は「肺」と深い関わりがあります。

    胃腸が乾燥を好むのとは対照的に、肺は潤いを好む臓器です。肺の機能が弱いタイプは、体質的に肌や粘膜がデリケートで、アレルギーや気管支のトラブル、鼻血などが出やすい傾向があります。加齢や寝不足は体に潤いを保つバリア機能を低下させます。また、夏にアルコールや辛いものを摂りすぎると肺の乾燥が進み、秋冬の空咳を招く原因にもなるため注意が必要です。

    このように体に水分をため込む力が低下し、内臓まで乾燥した状態を「陰虚(いんきょ)」と呼びます。風邪やアレルギーでもなく、病院の検査でも異常が出ない長引く空咳には、喉や肺を潤して咳を鎮める漢方薬が非常に有効です。一般的な医薬品には「乾燥による咳」に特化したものが少ないため、まさに漢方薬の得意分野と言えます。

    日常的なケアとしては、肺を潤す旬の食材を取り入れるのがおすすめです。夏から秋に出回る梨をはじめ、イチジク、レンコン、大根、はちみつなどを意識して食べることで、呼吸器系の乾燥トラブルを予防できます。

    粘膜が弱っていると風邪の後の咳も長引きやすいため、本格的な乾燥シーズンを前に、体の中から潤すケアを心がけましょう。

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    6 分
  • 更年期だけの症状じゃない!年代問わず悩む「冷えのぼせ」の漢方ケア/2026年9月21日MROラジオ放送分
    2026/09/21

    顔はのぼせているのに手足は冷たい「冷えのぼせ」は、更年期特有の症状とは思われがちかもしれませんが、年齢を問わず多くの女性を悩ませる症状の一つです。

    本来、人間の体は「頭寒足熱(足元が温かく頭が涼しい状態)」が理想ですが、冷えのぼせの状態に陥ると、頭痛やイライラ、不眠、肩こりなどの不調が出やすくなります。

    この症状は、体が冷えている時に「脳を温めなければ」と血液を優先的に上部へ送ることで起こります。上半身が熱くなるため、つい冷たい飲み物などで体を冷やそうとしてしまいますが、これがさらに下半身を冷やし、のぼせを悪化させる悪循環を生みます。改善の第一歩は、上半身を薄着にして下半身をしっかり厚着し、足湯や湯たんぽなどで日常的に「下半身を温める」意識を持つことです。

    漢方では、冷えのぼせになりやすい人を大きく3つの体質に分けてアプローチします。

    1つ目は「冷えやすいタイプ」

    血液や筋肉量が不足し、熱を生み出す力が弱い人です。下半身の筋肉を鍛えるとともに、胃腸の働きを助けて栄養をしっかり吸収できる体作りを目指します。
    2つ目は「血流が悪いタイプ」

    温かいものは上へ、冷たいものは下へ行く性質があるため、昔の循環式ではないお風呂のように、全身をしっかりかき混ぜる血流改善が必要です。
    3つ目は「気の巡りが悪いタイプ」

    ストレスや過緊張、不規則な生活によって自律神経が乱れている人で、漢方薬を用いて心身をリラックス状態へ導くことが有効です。

    生活習慣の見直しに加え、体質的な弱点や自律神経の乱れには漢方薬の力を上手に借りることで、冷えのぼせやそれに伴う不調を根本から改善していくことができます。

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    6 分
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