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ニュース515+plus(RKKラジオ)

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著者: RKKラジオ
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概要

エンタメ・教育・ITの専門家が気になる話題を徹底解説!!


第1金曜日・・・映画解説・研究者 上妻祥浩さん

第2金曜日・・・ライブ配信ディレクター 斉場俊之さん

第3金曜日・・・熊本市立出水南中学校 校長 田中慎一朗さん

第4・5金曜日・・・元RKKアナウンサー 宮脇利充さん


◆WEB https://rkk.jp/515news/

◆メール 515@rkk.jp


★地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週金曜日 午後5時15分から放送中。是非生放送でもお聴きください。

RKK Kumamoto Broadcasting Co., Ltd.
政治・政府
エピソード
  • 「公僕の矜持」か「通報への報復」か――熊本県「くまもと再発見の旅」助成金告発職員の懲戒処分取消請求の口頭審理が終了
    2026/10/30
    コロナ禍における熊本県の観光需要喚起策「くまもと再発見の旅」をめぐり、助成金の不適切受給疑惑を告発した県職員が、その後に受けた減給処分の取り消しを求めていた審査請求。2026年10月20日、熊本県人事委員会による第7回口頭審理が行われ、すべての審理が終了しました。処分を受けた職員は「公益通報に対する報復人事である」と主張し、熊本県側は「複数の部下に対するパワーハラスメントが理由であり、通報とは無関係」と真っ向から対立しています。元RKKアナウンサーの宮脇利充氏が、事態の経緯と問われる通報者保護の本質について解説します。聞き手はRKKの江上浩子です。🔶4,500万円の不適切受給疑惑と「もみ消し」告発の経緯問題の発端は、数年前のコロナ禍に実施された旅行代金割引事業「くまもと再発見の旅」にあります。事業の中で、ある旅行業者が約4,500万円の助成金を不適切に受給していた疑いが浮上しました。調査が進められる中、2023年2月、県の幹部が「そこまで詰めなんとや」と発言。担当部署ではこれを見逃しの指示と受け止めました。当時担当だった職員のAさんは不正を見逃すことはできないと主張しましたが、その後調査担当から外されることになります。Aさんは2023年4月、当時の木村敬副知事(現・熊本県知事)を訪ねて不適切受給ともみ消しの実態を内部通報し、同年9月には報道機関へ外部通報を行いました。これを受けて県が設置した第三者委員会(県が選定した弁護士3人)は、2024年4月に「不適切受給も見逃しの指示も認められなかった」とする報告書を公表しました。しかし、業者から県へ一旦自主返還されていた助成金について、県が「返還請求されていないため業者へは返還しない」と説明するなど、不透明な対応に対する疑問は解消されていません。🔶相次いだ不利益な扱いと木村知事への証人申請却下内部通報の後、Aさんには定期異動ではない時期の配置転換、外部通報後の降格人事、そして「減給10分の1(3カ月)」という懲戒処分が下されました。Aさんはこの減給処分の取り消しを求めて県人事委員会に訴えました。Aさんによると、2023年4月に当時の木村副知事へ内部通報した直後、木村氏から「どう部内で上に上げるか、やり方を気をつけて」「内情を暴露するのは、逆にブーメランになって刺しにくるのが既得権・旧体制のやる手段です」といった趣旨のLINEメッセージが届いたとされています。木村知事は今年1月の記者会見で「誰が通報者か知らなかったし、探索も一切していない」と述べています。真相解明のため、Aさんは木村知事への尋問を請求しましたが、県人事委員会の委員長は尋問は実施しないと決めました。🔶診断書なきパワハラ認定と最終審理での訴え10月20日の最終審理において、Aさんと代理人は県側が主張するパワハラ事例を全面的に否定しました。県側は「パワハラを受けた部下が精神疾患に罹患した」ことを処分理由の一つに挙げていますが、審理の中で医師の診断書は提出されていません。Aさん側は、診断書もないまま重い処分を下したのは「結論ありきの報復処分であった証拠である」と主張しています。最終審理の意見陳述で、Aさんは次のように心情を訴えました。「不正を見逃せないと声を上げた職員がどうなったか。これを見た職員は、不正に気づいたときに声を上げるでしょうか。県民の不利益になる不正は正さなければならない。それは公僕としての矜持です」🔶公益通報者保護法の改正と今後の焦点奇しくも、改正公益通報者保護法が今年2026年12月1日に施行されます。新法では、通報を理由とする解雇や懲戒に対する刑事罰の新設(法人には3,000万円以下の罰金)や、通報から1年以内の不利益処分は通報を理由としたものと推定する規定が盛り込まれています。法の不遡及の原則により今回の事案に直接適用されることはありませんが、組織の自浄作用を支える通報者をいかに守るかという観点は、行政組織において極めて重要な命題です。県人事委員会による裁決書は、通例であれば2〜3カ月後に出される見通しです。人事委員会がパワハラ処分の妥当性にとどまらず、...
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  • 震災の爪痕残る不知火美術館・図書館への思いと、秋空に響くアズテック・カメラの名盤『ドリームランド』
    2026/10/23
    熊本日日新聞の朝刊社会面に掲載された、宇城市の文化拠点「不知火美術館・図書館」の被災状況。2028年度の再開を目指す同館へのエールとともに、元RKKアナウンサーの宮脇利充氏が、地震をきっかけに自宅のCD棚から再発見したアズテック・カメラの名盤『ドリームランド』と、ロディ・フレイムと坂本龍一氏が共同プロデュースした名曲「スパニッシュ・ホーシズ」の魅力を語ります。聞き手はRKKの江上浩子です。🔶宇城市の文化拠点「不知火美術館・図書館」の被災と2028年度の再開に向けて宇城市不知火町にある「不知火美術館・図書館」は、魅力的な企画展を開催する美術館と、カフェを併設した心地よい図書館が一体となった、地域の文化交流拠点です。別棟には、乳幼児や小さな子どもたちが安心して過ごせる「こども絵本のいえ」もあり、子育て世代をはじめ、多くの人々に親しまれてきました。しかし、7月の地震によって施設は大きな被害を受けました。現在も安全上の問題から館内への立ち入りが制限されており、復旧には時間を要する見通しです。宇城市は2027年度に復旧工事に着手し、2028年度(令和10年度)の再開を目指しています。震災後の今だからこそ、心を癒やし、静かにくつろげる文化的な居場所の存在は、以前にも増して大切に感じられます。宇城市民はもちろん、この場所を愛してきた多くの人たちが、再びあの温かな空間の扉が開く日を心待ちにしています。🔶2,000枚のCDから再会したアズテック・カメラの傑作『ドリームランド』宮脇氏の自宅でも、地震の揺れによって棚から約2,000枚のCDが床へ散乱する被害がありました。片付けを進める中で再会したのが、毎年、秋が深まると決まって聴きたくなるという1枚。アズテック・カメラ(Aztec Camera)のアルバム『ドリームランド』(1993年)です。アズテック・カメラは、スコットランド出身のシンガーソングライター、ロディ・フレイム(Roddy Frame)を中心に活動したバンドです。バンドとしてスタートしましたが、活動を重ねるにつれ、次第にロディ・フレイム個人の音楽性が色濃く反映されるプロジェクトへと変化していきました。成り立ちは異なりますが、日本の音楽で後期の活動形態をイメージするなら、小山田圭吾氏によるCorneliusのように、1人の音楽家の感性を中心に作品世界を作り上げていく存在に近いかもしれません。アズテック・カメラ名義で発表された6枚のオリジナルアルバムのうち、『ドリームランド』は5作目。1曲1曲の完成度が際立つ、彼らの代表作のひとつです。🔶坂本龍一との共同プロデュース――秋の光とバルセロナの風を感じる「スパニッシュ・ホーシズ」アルバムの中から宮脇氏が紹介したのが、「スパニッシュ・ホーシズ(Spanish Horses)」です。ロディ・フレイムと坂本龍一氏が共同プロデュースした楽曲で、坂本氏はアルバムの制作にも深く関わり、キーボードやシンセサイザーなどの演奏でも参加しています。🔶秋の澄んだ空気を映し出すサウンド夏が過ぎ、太陽の光が少しずつ傾いていく季節。澄んだ秋空の下で、光の粒がきらめくような情景によく似合うサウンドです。うねるようなベースライン、アコースティックギターの柔らかな響き、そしてロディ・フレイムの甘さをたたえた歌声。それぞれの音が主張し過ぎることなく重なり合い、どこか涼しく、透明感のある世界を作り出しています。🔶ガウディの街、バルセロナ歌詞の冒頭には、赤信号を走り抜け、ガウディを思わせるバルセロナの街を1人進んでいくような情景が描かれます。ロディ・フレイムにとってスペインは、この時期の音楽を語るうえで重要な場所のひとつでした。そして興味深いことに、アルバム『ドリームランド』が発売される前年の1992年には、バルセロナオリンピックが開催されています。その開会式で坂本龍一氏は、自ら作曲した「地中海のテーマ(El Mar Mediterrani)」をオーケストラとともに指揮しました。「スパニッシュ・ホーシズ」とバルセロナオリンピックとの間に直接的な関係があったとまでは言えません。ただ、同じ時期、ロディ・フレイムがスペインの空気に惹...
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  • 「真の連携」とは化学変化を起こすこと――阿蘇オフラインキャンプから田中慎一朗校長が考える、子どもを育む協働のあり方
    2026/10/16
    スマートフォンやSNS、ゲームから離れ、大自然の中で過ごす1泊2日の「阿蘇オフラインキャンプ」。ゲーム依存や様々な生きづらさを抱える子どもたちを支援するため、熊本県内の医療機関などが垣根を越えて集い、今年で4回目の開催を迎えました。このキャンプの立ち上げにも携わった熊本市立出水南中学校の田中慎一朗校長が、現場で見えた大人たちの姿と、学校・家庭・地域にいま求められている「真の連携」の本質について解説します。聞き手はRKKの江上浩子です。医療機関の垣根を越えた協働――大人自身が心から楽しむ空気感阿蘇オフラインキャンプは、向陽台病院(熊本市北区)や玉名病院(玉名市)をはじめとする複数の医療機関が中心となり、医師や看護師、作業療法士、公認心理師、学生ボランティアらが力を合わせて継続している取り組みです。参加する子どもたち1人に対して大人3人ほどが寄り添う手厚い体制の中、沢登りや焚き火といった各アクティビティを病院ごとに分担して企画・運営しています。本来であれば民間の競合関係とも言える医療機関同士ですが、現場では組織の枠組みを超え、スタッフ同士が活発にコミュニケーションを交わしていました。焚き火でマシュマロを焼く場面では、スタッフが規格外に長い串を持ち寄っておどけ、周囲のスタッフに無茶振りをして大人同士で笑い合うなど、まず大人自身が心から楽しむ空気が生まれていました。子どもたちはその様子を笑顔で見守り、肩肘を張らない安心できる場が自然と形作られていました。単なる「情報共有」は本当の連携ではない教育や福祉の現場では、「学校と家庭の連携」「地域との連携」という言葉が頻繁に使われます。しかし田中校長は、形式的な会議を開き、互いに情報を交換して「課題を共有しました。あとはそれぞれの持ち場で対応しましょう」と終わるだけの関係は、本来の連携とは言えないと指摘します。情報をやり取りしただけで関係者自身に何も変化が起きていないのであれば、それは単なる連絡業務に過ぎません。連携の神髄は「双方に起こる化学変化」田中校長が考える真の連携とは、異なる立場が交わることによって「双方に化学変化が起こる」ことです。学校と家庭の連携における化学変化学校が家庭と真摯に向き合い協働することで、教室の中だけでは見えなかった子どもの日常や、保護者が抱えている切実な悩み・苦しさに教員が気づきます。その気づきを通じて、学校の教育活動や教員の関わり自体の質や意味合いが変化していきます。同様に、家庭側も学校の意図や教員の関わり方を知ることで、家での子どもへの接し方に新しい視点が生まれます。支援者同士における化学変化オフラインキャンプの現場でも、異なる病院のスタッフが机上のケース会議ではなく実際の活動を共にする中で、「あんなアプローチがあるのか」「こういう声のかけ方もあるのか」と互いの実践から学び合っていました。現場で得た刺激を持ち帰ることで、それぞれの病院に戻った後の支援スタイルやケアの質が進化していきます。子どもを取り巻く環境を豊かにするために他者や異業種と連携した際、自分自身に何らかの化学変化が起きているか。もし何も変わっていないとすれば、その関わり方を見つめ直す必要があります。たとえ「このやり方は自分たちには合わない」と判断したとしても、それ自体がひとつの変化であり、関わりを止める理由にはなりません。単独の組織や家庭だけで子どもを抱え込むのではなく、多様な大人が垣根を越えて協働し、互いに影響を受け合いながら変化していく。そうした豊かな相互作用が広がることで、子どもたちが安心して自己を育み、生きる力を取り戻していける環境が社会全体に育まれていきます。出演:熊本市立出水南中学校校長・田中慎一朗さん/聞き手:江上浩子(RKK)
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