エピソード

  • 【桧原湖ロング走】Durabilityを鍛える連続走、キレを呼び起こすファルトレク─ロング走終盤の設計論
    2026/08/30

    夏の裏磐梯・桧原湖での30.6kmロング走。先週と今週のデータを詳細に突き合わせると、驚くべき事実が浮かび上がりました。ラスト4kmを「ほぼ同じ平均ペース(4分04秒/km vs 4分03秒/km)」で走ったにもかかわらず、平均心拍数には8拍もの差が生じていたのです。なぜ1分疾走・1分つなぎのファルトレクでは、3分30秒台前半までペースを上げても心拍数が低く抑えられたのか?「心肺は余裕なのに脚が動かない」と感じていた先週の主観の裏で、循環器系には何が起きていたのか?連続走と分割走が身体に与える生理学的適応の違い、デュラビリティ(耐久性)の鍛え方と測定、そして「高尚な理論に飛びつく前に補給や気温といった単純な要因を点検する」ことの大切さについて、思考のアップダウンをじっくりと語ります。

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    38 分
  • 怪我をしないための3つの勇気
    2026/08/29

    怪我は、常に「過剰」から生まれます。不足からは生まれない。なら引けばいい。でも私たちは引けない。引いたら遅くなると思っているからです。でも、引き算は遅くなるんじゃありません。遅く見えるだけです。ノルウェー式のゴールデンゾーンも、リディアードのヒルトレーニングも、

    構造はまったく同じ。一回あたりを引くから、総量が足せる。一回を見れば遅い。半年を見れば速い。引き算の効果は、足し算より遅れて現れるというだけの話です。だとすれば問われているのは意志の強さではなく、自分をどのくらいの時間軸で評価するか、ということになります。

    今回は方法論ではなく、考え方の回です。緩める勇気、断る勇気、置いていかれる勇気。この3つを、生理学と、少しだけ哲学の側から考えます。

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    29 分
  • なぜ山岳ウルトラで前が落ちてくるのか?ウルトラレースを勝ち続けるセルフマネジメント。怪我をしない継続性の力
    2026/08/26


    今年、4連覇がかかる「阿賀ウルトラマラソン」。新潟県阿賀町の過酷な山奥を舞台に毎年コースが変わるタフなレースで、いかにして勝ち続けてきたのか。

    熊の出没や荒天による打ち切りなど、予測不能な地方の山岳レースで求められるのは、英雄的な根性ではなく徹底したセルフマネジメントでした。

    日頃の怪我予防と継続性の価値、GPXを活用した自律的なコース管理、そして序盤のエゴを抑えて後半の山で確実に捉えるペース戦略まで、山岳ウルトラレースでの勝ち方と思考の深層を語ります。

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    18 分
  • 乗り換え待ちを走りに変える。地方の帰宅通勤ランとイージーランの規律
    2026/08/24

    田舎特有の「電車の本数が少なく、乗り換え待ちが長い」という悩みを解消するため、片道8kmの帰宅通勤ランを導入することにしました。

    オフィスに馴染み、Amazonで約12,000円とビジネスバッグよりも手頃で高機能なノースフェイス「One Mile 16」の使い心地や、電子機器・入館証の水濡れ・紛失を防ぐ運用の工夫を語ります。

    さらに『The Norwegian Method Applied』の思想を交え、なぜ通勤ランをポイント練習にせず「完全なイージー走(キロ5〜6分)」に徹するべきなのか、マッスルトーンの正常化と週間トレーニングの構造化の観点から深掘りします。

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    18 分
  • 気づきのあったロング走 ― 31kmのデータが教えてくれたこと
    2026/08/23

    今年5回目となる福島県・桧原湖での31kmロング走。事前の設定ペースを完璧にこなし、余力を残して走り終えた快心のセッションをデータから読み解くと、ラスト4kmに明確な「フォーム崩壊のサイン」が隠れていました。

    表面的な生ペースとCOROS adjustedペースの違い、ピッチ・ストライド・接地時間の変化から見る疲労の正体、エネルギー補給の重要性、そして怪我を防ぎ成長を継続させるための「やめる基準(撤退トリガー)」まで、走りのデータを次の一手へ繋げる思考のプロセスをじっくり語ります。

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    34 分
  • なぜあなたの走りに躍動感がなく弾まないのか?デューティファクターで解き明かす推進力の正体
    2026/08/19

    トラックで見かける「一生懸命走っているのに進まない」ちょこちょこ走り。その正体を、バイオメカニクスの重要指標「デューティファクター(接地比率)」と「伸張-短縮サイクル(SSC)」の観点から徹底解剖します。ピッチ180信仰の誤解を解き、筋力だけに頼らない「腱のバネ」を手に入れるための具体的な5段階トレーニングを解説。あなたの走りに本来の躍動感を取り戻すためのお話しです。

    ノルウェー式は「ちょこちょこ走り」を想定していません。

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    Van Oeveren, B.T., de Ruiter, C.J., Beek, P.J., & van Dieën, J.H. (2021). “The biomechanics of running and running styles: a synthesis.” Sports Biomechanics, 23(4), 516–554. DOI: 10.1080/14763141.2021.1873411

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    33 分
  • 働きながらダブル閾値を実践する技術 。朝の抑制と生活のオーケストレーション
    2026/08/18

    注目のトレーニング理論「ダブル閾値(1日2回の閾値走)」を、フルタイムで働く市民ランナーがどうやって生活に組み込むか?朝5時起床のルーティン、朝セッションを「あえて遅く入る」べき生理学的理由、ペースではなく心拍と主観で管理するコツ、そして仕事・家事・睡眠と調和させるための生活設計について、実践者の視点から余すところなく語ります。

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    24 分
  • 猛暑の30km走で「止まる」のは悪か?データが明かす心血管ドリフトと分割走の科学
    2026/08/16

    今シーズン4回目となった福島県・裏磐梯の桧原湖(標高800-900m)での31.12km走。気温19〜24℃という好条件の中、コンビニと自販機で合計2回(約19分)停止して実施したロング走の実測データを徹底分析します。「立ち止まっても心拍ドリフト(デカップリング)が消えなかった生理学的理由」「ガリガリ君がグリコーゲン枯渇刺激を損なわずに深部体温を下げるメカニズム」「環境に応じたペース設定」など、夏のロング走を妥協で終わらせず、秋のフルマラソン自己ベストへ繋げるための戦略的アプローチです。

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    26 分