『つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜』のカバーアート

つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

著者: おぎたま
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★隔週水曜・夜10時、月に2回のペースで更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。   ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tubonenoおぎたま
エピソード
  • 源氏物語マラソン #18 花散里
    2026/07/08

    長く、六条様の心に涙した『葵』、そして長く苦しかった『賢木』を抜け、ようやくたどり着いたのは、橘の香漂う花散里。ここに登場する心優しき女性は、傷ついた源氏をただただ大喜びで迎え入れ、癒すのです。

     源氏物語という壮大な物語の濁流にあって、何とも不思議な短いお話。なぜここで源氏は花散里を訪れ、それがひとつの帖として立つのでしょうか。

     短いから、友がたりのネタも短い・・・なんてどなたがおっしゃったのですか?今宵もおぎたまの友がたりは尽きませぬ。さあ、いつものつぼねにお越しください。


    <マラソンの心得>

    1)どの現代語訳、原文を読んでいただいてもOKです。

    2)途中参戦、途中離脱、出戻り、つまみ食い、OKです。

    3)最後までご自分のペースでのんびり完走を目指しましょう! 


    〜参考配信〜

    つぼねのあのね#53 五月のアレ(2026年5月配信)

    https://open.spotify.com/episode/6EypS258tGkXbwLOoCNIsa?si=0CoUYx-aQOWVN18VfSPfng


    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。おぎたまの妄想は、決してテストに書かないようご注意ください。

    ※内容は諸説あります。

    ※源氏物語を新鮮な気持ちで味わいたい方は、先に書籍を読むことを強くお勧めします。


    <おぎ流あらすじ~花散里~>

    花散里は光源氏25歳ごろの夏のお話です。前帖の賢木で朧月夜との密通がバレて、藤壺も出家し、政治的に源氏くん大ピンチ!ここ、花散里は、そんな源氏くんが癒しを求めて女性のお宅を訪問するお話です。


    <時のしおり> 

    (00:00) 短くとも中身十分!

    (04:37) 源氏に塩対応する女

    (07:09) 全部、ほととぎすのせい

    (09:57) イケメンはなぜ袖にされた?

    (12:58) 源氏が懐かしむ謎の女

    (16:42) 傷心の源氏を受けとめた女たち

    (21:42) 麗景殿女御を訪ねた理由

    (24:59) 橘に心寄せる源氏の心境

    (28:44) ところで「あさき〜」では

    (31:21) 花散里ちゃん登場!

    (35:41) 他に代え難い存在

    (38:37) 気になる!二人の“橘”の出会い

    (47:39) おぎポイント「こんなに違う!?女御姉妹」  

    (52:51) 主流ではない人にも光を

    (58:49) 「賢木」後半・投票結果&コメントご紹介


    <今回ご紹介した和歌> 

    ●源氏より麗景殿女御へ

    橘の香をなつかしみほととぎす花散里をたづねてぞとふ

    (おぎ訳:亡き桐壺院が懐かしくて、昔の話をしたいとお訪ねしたのです)


    ●麗景殿女御より源氏へ

    人目なく荒れたる宿は橘の花こそ軒のつまとなりけれ

    (おぎ訳:私の家には昔を懐かしんでくれるあなたしか来てくれないくらいさみしいのです)


    <おぎ注>

    五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする:古今和歌集139 読み人知らず

    (おぎ訳:懐かしいわ。あなたに抱きしめられたあの日も、あなたの袖から香ったシトラスの香りも、若かった私たちも)


    <出典>

    「源氏物語」岩波書店 新日本古典文学大系

    https://www.iwanami.co.jp/book/b285392.html


    「全訳 源氏物語」與謝野晶子/訳 角川文庫

    https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/


    「あさきゆめみし 完全版(3)」大和和紀/著 KCデラックス

    https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190132


    「源氏物語 2」角田光代/訳 河出文庫

    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420127/


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  • #54 祝!飛鳥・藤原の宮都、世界遺産へ! 
    2026/06/24

    去る2026年6月6日、とあるニュースが舞い込んできました。それは「飛鳥・藤原の宮都、世界遺産へ」というもの。魂、震えました。

     思い起こせば2025年も押し迫った年の瀬、しかも土砂降りの中を、おぎたまは飛鳥・藤原の地を巡り、大興奮したものです。それから半年もせずにこのような朗報を耳にすることができるとは。これもまた讃良様のお導きに違いない・・・のかもしれません(多分違う)。

     今宵はこの喜びを友がたりすべく、いつものつぼねに集いましょう。

    ☆おぎたまが読んでいる「飛鳥・藤原」パンフレットは下記のリンクよりダウンロードできますhttps://asuka-fujiwara.jp/offer/?status=all&category=all


    <時のしおり>

    (00:00) 朗報に沸くおぎたま

    (03:36) 祝!飛鳥・藤原の宮都リスト入り

    (07:24) 世界遺産登録はほぼ確定??

    (09:47) 対象となる構成遺産を確認

    (11:19) ①宮殿・宮衙跡

    (18:34) ②仏教寺院跡

    (25:25) ③墳墓

    (33:46) 訪ねるならどの候補地か

    (36:32) “二大聖典”の記念館建設を熱望

    (39:04) なぜこのタイミングだったのか

    (42:36) 『宮都』とは?『飛鳥と明日香』の謎

    (46:04) 各所で喜びの声!

    (52:23) 「5月のアレ」アンケート&コメントご紹介


    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。※内容は諸説あります。


    <おぎたまの願い>

    この度、世界遺産に登録される見込みの遺跡の数々は、地元の方々の生活の場が隣接しています。また、墳墓については故人が眠っておられるところであり、静謐を保たなければなりません。現地を訪れる際は、存分に楽しみながらもマナーをしっかり守り、飛鳥・藤原の地を盛り上げていきたいものです。

    <おぎ注>

    牽牛子塚古墳(けんごしづかこふん)

    :友がたりの中で「誰のお墓だろう?」ととぼけたことを申しておりますが、よくよく調べたところ、皇極・斉明天皇と間人皇女のお墓であることがわかりました。近くには大田皇女のお墓もあるとのこと。どなた様も『天上の虹』に登場なさいます。


    <参考>

    2026年1月配信 #49 おぎたまの奈良たび

    https://open.spotify.com/episode/4l6S4k7IAwfW8blG5OAPlX?si=b-FkLsHoRmaJ8EcR1tLDJg



    <出典>


    世界遺産に推薦中の「飛鳥・藤原の宮都」に係るイコモスによる評価結果及び勧告についてお知らせします(概要)(文化庁ホームページ)

    https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94387302.html


    奈良県の世界遺産(奈良県庁ホームページ)

    https://www.pref.nara.lg.jp/ikasu-nara/sekai/index.html

    構成資産の紹介(世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会ホームページ)

    https://asuka-fujiwara.jp/asuka-fujiwara/property/

    暫定リスト入りから20年、明日香村長「頂の先がようやく見えた」…「飛鳥・藤原」が世界遺産登録勧告 : 読売新聞

    https://share.google/MPMrKlTFTJECc6AAd





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    1 時間 5 分
  • 源氏物語マラソン #17 賢木〜後編〜
    2026/06/10
    賢木・前編で大切な人との別れを経験した源氏くん。失恋は人を成長させるものであると思うのですが、彼にとってはそんなことはないようで、悲しい別れから何を学ぶでもなく、性懲りもなくあっちこっちで至らん事ばかりしでかすのです。 野宮の悲しい別れは何だったのか。六条様の涙は何だったのか。桐壺パパの愛情は何だったのか。読んでいるこちらとしては小一時間ほど問い詰めたいところをぐぬぬと我慢せざるを得ないのです。 物語はここから一気に政治的要素を含み、大きな波が立ち始めます。さあ、須磨の波とどちらが高いのか。とくと見守ろうではありませんか。 今宵もいつものつぼねにお集まりください。友がたりの始まりです。【参考配信】 源氏物語マラソン #16 賢木〜前編〜https://open.spotify.com/episode/6hZj1IXS9eUvzhjTIqgsEV?si=wuCqHSXOTGaK01MB9vAK-w<マラソンの心得>1)どの現代語訳、原文を読んでいただいてもOKです。2)途中参戦、途中離脱、出戻り、つまみ食い、OKです。3)最後までご自分のペースでのんびり完走を目指しましょう! ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。おぎたまの妄想は、決してテストに書かないようご注意ください。※内容は諸説あります。※源氏物語を新鮮な気持ちで味わいたい方は、先に書籍を読むことを強くお勧めします。<おぎ流あらすじ~賢木~>光源氏23歳から25歳ごろのお話。六条様との野宮の別れ、そして桐壺帝の崩御、藤壺の出家、朧月夜との密会の露見と、イケイケどんどんだった源氏の人生に少しばかり陰が出始めます。<時のしおり> (00:00) 後編は桐壺パパ没後の政治劇(02:35) 事件①藤壷サプライズ出家!(05:57) 電撃出家の理由を考察(10:54) 桐壺パパにバレていたか否か(14:31) 追い詰められた藤壺(17:52) 母として、藤壺の決断(22:07) 政治的にも追い詰められ…(27:42) 事件②政敵と二つ目の密通!(31:37) 尚侍・朧月夜の状況を確認(34:02) 増長する不倫カップル(37:09) 不憫な朧月夜パパ・右大臣(39:40) 慌てず騒がぬ源氏くん(44:39) 源氏の宿敵・弘徽殿大后大激怒   (50:08) 政治家の才あり?弘徽殿大后の企み(54:35) おぎポイント①「既視感!?源氏の和歌」(58:49) おぎポイント②「不穏!紫の上の返し」 (01:01:36) 賢木前半・投票結果&コメントご紹介<今回ご紹介した和歌> ●源氏より紫の上へ:浅茅生の露の宿りに君を置きて四方の嵐ぞ静心なき(おぎ訳:遠く離れてぽつんと家に居る君を想って、心が嵐のように乱れている)●一条天皇より定子様へ:露の身の 風の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる 事ぞ悲しき (おぎ訳:頼るもののない寂しいところにあなたを置いて、ひとりあの世へ行ってしまうことが悲しい)●紫の上より源氏へ:風ふけばまづぞ乱るる色変はる浅茅が露にかかるささがに(おぎ訳:あなたの気が少し変わっただけで、私の心は乱れてしまうのです。頼りない蜘蛛の糸のように)<おぎ注>出家:この世の生活を捨てて、仏道に生きること。平安時代の貴族にとっては社会的な死と同義。なお、我らが定子様も出家したが、その後も一条天皇に寵愛され、子供を産んだ。これは異例中の異例。 尚侍(ないしのかみ):女性官僚として天皇の傍に仕えた。中宮になる可能性のある女御とは異なる。弘徽殿(こきでん):内裏の中で天皇の住まいである清涼殿にとても近い場所にあり、ここを居室とできるのは位が高い、もしくは天皇の寵愛が深いことの証。右大臣:弘徽殿大后と朧月夜尚侍の父。気ぜわしく、貴族らしからぬ人として描かれる。かわいそうに。<出典>「源氏物語」岩波書店 新日本古典文学大系https://www.iwanami.co.jp/book/b285392.html「全訳 源氏物語」與謝野晶子/訳 角川文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/「あさきゆめみし 完全版(2)」大和和紀/著 KCデラックスhttps://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190131「あさきゆめみし 完全版(3)」大和和紀/著 KCデラックスhttps://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190132「源氏物語 2」角田光代/訳 河出文庫https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420127/X(旧Twitter) ...
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    1 時間 13 分
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