
すべてを立て直す計画に(マルコの福音書9章11節~13節)
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このコンテンツについて
序)聖書の素晴らしさと難しさ
・聖書の言葉を通して信頼すべき神がわかり、神と出会うことができる。
・聖書は異文化・異言語で書かれているだけでなく重層的な書物である。
1)神はすべてを「立て直そう」としている
・「立て直す」…「倒れたり傾いたりしたものを直して、元通りに立てる」「悪くなったものを、回復させる」こと。現状に問題があることが前提になっている。
・「すべて」が神の立て直しの対象である。歴史のトレンドは立て直す方向に進む。「世界は破滅する」のではない。
・「すべてを立て直す神」を知っているなら、希望をもって生きられる。
2)立て直しを必要としている歪(いびつ)な世界に生きている私たち
・この世界が「正常」であるとすると、この世界で生きづらさを感じ、適合できないのは、自分だけに問題があることになる。
・権力を持った支配者が、自分の都合にあわせて社会の仕組みを作っていくのが世の常であり、それを絶対化して正常と呼ぶことはできない。
・私たちはストレスを低減するための「正常性バイアス」という思考回路により、自分の生活世界を「正常だ」と思いこむ癖がある。
・「昔は良かった」にも注意。過去の苦しさは忘れられ美化されやすい。
3)神の仕事に信頼する―時間をかけ、要所に注力する神―
・神の「立て直し」は、遅いように思えるかもしれない。しかし世界の立て直しには時間をかける必要があり、神の知恵に信頼することが最善である。機械であればリセットボタン一つで立て直せることも、生物にとってはそうではない。急激な変化は命取りになる。
・世界の立て直しの要所は「人間の立て直し」である。世界が歪になっている根本原因は、人間が神から離れて生きている結果、自分のあり様を見失っていることにある。
・古い時代の人間が神から離れた結果、私たちは神を知らず、歪んだ世界の中で生まれ育ち、何が正常なのかわからないまま生きている。そういう私たちに神は「帰っておいで」と語りかけている。
結)神の招きに応え、立て直しの道に進むには
・世界が歪であるとしても、自分も今や問題の一部であり、問題を生み出す原因にもなっていると認めること。そして自分の問題をイエス・キリストには解決できると信頼すること。
・立て直しのパートナーとして「エリヤ(=神の力と知恵に満たされた預言者)」が送られる。それが 21 世紀においては教会が担っている役割。