• 013- 夜の星が綺麗な理由
    2026/07/17

    ーー 宇宙人を理解したい

    夜になると、小さな舟を浮かべ、星空へ向かって宇宙人と話をする男がいる。昼は町の片隅でパソコンを修理し、人づてだけで仕事が舞い込む腕利きの修理屋。直らなければ代金は受け取らず、釣れなくても海へ通い、音楽を愛しながら舞台の主役にはなろうとしない。宇宙人には、その生き方がどうしても理解できない。なぜ人は、効率では説明できないものを大切にするのか。そんな問いを交わし続けた先で男が口にしたのは、「新しい技術で作りたいのは暗闇」という意外な答えだった。光ばかりを求める時代だからこそ見えてくる、本当に失いたくないものを静かに描いた物語です。


    • 店名: コムショット

    • 住所:  広島県福山市東陽台1-18-25


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    15 分
  • 012- 人と花と人と
    2026/07/04

    ーー誰かを想う日に咲く物語

    母の日に、初めて花を買いに来た少年。
    結婚45年目の妻へ、照れながら花束を贈ろうとする夫。
    退職する上司への感謝を語り合う部下たち。
    そして、亡き父を想い、涙を流す娘――。

    花屋の店主が見つめているのは、花の美しさではありません。花を通して行き交う、人と人の想いです。

    「ありがとう」「おめでとう」「さようなら」
    ――言葉だけでは伝えきれない気持ちを、花は静かに届けてくれる。

    『人と花と人と』は、一軒の小さな花屋を舞台に、人生の節目に咲く優しさと絆を描いた心温まる物語。読んだあと、大切な誰かに会いたくなる。そんな一編です。

    あなたが最後に、誰かへ想いを託したのはいつですか?


    • 店名: 生花アートフラワー ユミ

    • 住所:  広島県福山市明治町7−15

    • TEL: 090-8240-7566

    • SNS: http://fukuyama-hanamura.com/

    • アクセス:  Google Map


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    14 分
  • 011- トレーラーが贈った三本の木
    2026/05/08

    ーー 旅の終わりは始まりだった

    世界を旅しながら人を癒したいと願っていた赤いトレーラーハウスが、ある日一人の男と出会い、大通り沿いに根を下ろした。男とその妻は受け取った癒しを自分たちのためでなく、訪れる人々へと与え続けた。彼らの娘はその姿を見て育ち、やがて母から施術の技を受け継いだ。役目を終えたトレーラーは三本の木、ミモザ、オリーブ、ユーカリ、を家族に託した。今日も娘の手は、誰かを癒しへと導く。


    • 店名: ストリーズ(Streezz)

    • 住所:  福山市水呑町3466ー7

    • 営業時間:  10:00~19:00

    • 定休日:  毎週火曜日

    • TEL: 084-983-3533

    • SNS: https://streazz-care.com

      https://www.instagram.com/streazz_care/


      ◾️ 詳しくはこちら(note)をご覧ください

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    12 分
  • 010- 海賊船の宝箱
    2026/02/28

    ーー 違うままで、旗を掲げろ 

    かつて海だった町にある、小さな店を舞台にした物語です。そこは昔、個性の強い音楽家たちが集まっていた場所でした。今はひっそりと佇む店。自分の音楽に自信を持てない若者が勇気を出して店を訪れ、店を見守り続けてきた女主人“ママさん”に導かれながら、かつての“海賊”たちと向き合います。衝突や戸惑いを経て、彼は「本物とは何か」「自分らしさとは何か」を問い直していきます。音楽を通して、違いを受け入れ、繋がっていく姿を描いた成長の物語です。


    アップルスパイス(カフェ) 

    福山市東川口町 

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    ©️フィッツ企画制作所

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    16 分
  • 009- 2人の気配と記憶のリペア
    2026/02/07

    ーー 半世紀もの間、町の片隅で灯りをともしてきた小さな楽器店。そこには、亡くなった先代店長と修理職人テッちゃんの、今も消えない気配がある。楽器を直すことは、音を戻すことだけではなく、かつて胸に抱いた夢や記憶に、もう一度触れてもらうこと。右腕に痺れを抱えながら店を継いだ息子のもとには、若い頃夢を手放した老人や、音に迷った若者が訪れる。この店でリペアされるのは、楽器と、人の心。は再び歌い、夢と記憶は静かに息を吹き返す。 


    おたまじゃくし(楽器屋) 

    福山市大黒町 

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    16 分
  • 008- 音が救った方舟
    2026/02/01

    ーー 街の中心から少し離れた場所に、ノアの方舟のような建物がある。三十年ものあいだ沈まずに航海を続けてきたその船を、ひとりの船長が舵取りしてきた。歌うことも猫を飼うことも反対されながら、それでもステージを手放さず、中古で床が抜けそうな船から航海を始めた。やがてこの船は、音を鳴らす者と受け止める者が出会い、心の境目がほどける場所となる。音はときに涙を呼び、ときに生きる力を与えた。コロナという大波に襲われても、音は途切れなかった。人と人の絆が、この船を動かし続けている。外見は方舟、中は音の洪水。その音が、船を救ってきた。

    MUSICFACTORY(ライブハウス) 

    福山市引野町 

    取材メモ:

    日々、音に溢れる客席にて取材をさせていただきました。筆者もライブでこちらのお店には何度もお世話になっています。したがって女性の店主さんとは気楽にお話ができました。取材なので少々立ち入ったことも伺いましたが快くお話しいただき感謝です。好きな言葉は?という質問には間髪入れずに「初心忘れるべからず」と即答され、なるほど、それでいつも溌剌とされているのだなと納得しました。音楽好き同士なのでついつい脱線する話を修正しながらの取材、楽しかったです。

     

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    14 分
  • 007-風の中で、ケヤキは立つ
    2026/01/27

    ーー 医院の前に立つ一本のケヤキが、半世紀にわたり見つめ続けた風と人の声。父から子へと受け継がれる診療の姿、言葉にならなかった想い、風に乗って届く不安や感謝の気配。『風の中で、ケヤキは立つ』は、木の視点から描かれる静かな物語です。物語の中で、「聴くとは何か」を問い返されるでしょう。感情を強調せず、ゆっくりとした語りで紡がれる言葉の奥に、確かな温度が残ります。風に耳を澄ますように、どうぞ静かにお聴きください。


    ふじもり医院(内科) 

    福山市伊勢丘

    ーー 取材メモ:

    ふじもり医院は2世代にわたって同地に医院を構える地域に根付いた医院です。藤森医師が意識を払っているのが「患者の声を最後までしっかり聞く」です。聞くこととは何か。人の命にも関わる判断を、数値だけでも写真だけでもなく、患者の声からもしっかり受け取るといった姿勢に感動しました。


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    ©️フィッツ企画制作所

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    14 分
  • 006-約束の風とパティシエ
    2026/01/13

    ーー 風が運んできたのは、大切な人との約束でした。

    南の島の少年がフランス修行を経て、世界が認めるパティシエになるまでの軌跡。しかし彼にとって何より大切だったのは、名声ではなく、師匠との再会の約束と、毎日通ってくれた老婆の笑顔でした。 たとえ姿は見えなくても、風に乗って想いは繋がり続ける。不器用なパティシエが守り続ける「心の居場所」の物語。


    菓子工房サンクラフィーユ 

    福山市三吉町南 

    ーー 制作メモ

    今回で6作目となりご協力いただいたお店は5軒目になりました。これまではモノや道具、はたまた生き物(ブタちゃん)が実在していて、皆さんに現地でご確認いただける感じでしたが、今回はこのお店のオーナーパティシエさん自体を寓話の中のリアルとして登場させていただきました。
    制作前の取材内容があまりにも既にドラマティックだったため、「現実と物語の交差」をそのまま店主ご自身に「確かめられる存在」とさせていただきました。他にも物語に出てきた物事が確かめられます。実際にお店に行って世界第2位を味わってみてくださいね。


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    ©️フィッツ企画制作所


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    16 分