『《1255》終末期ケアにおける家族介護者の感情的ストレス要因』のカバーアート

《1255》終末期ケアにおける家族介護者の感情的ストレス要因

《1255》終末期ケアにおける家族介護者の感情的ストレス要因

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【本日ご紹介した論文・プレスリリース】

終末期ケアにおいて家族介護者の感情的ストレスの要因「意図せず、滲み出てくる作業」とは?

https://www.isct.ac.jp/ja/news/0ah73tqnb078


Unintended, Percolated Work: Overlooked Opportunities for Collaboration Between Informal Caregivers and Healthcare Professionals During the End-Of-Life Care Process

https://dl.acm.org/doi/pdf/10.1145/3706598.3713552


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https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

以下は音声内容の要約です。


* **はじめに**

* 内科医の竹尾が提供する心身健康ラジオ。医療に関する質問・リクエストに回答、医療ニュース解説。今回は久々に論文紹介。


* **紹介論文:「終末期ケアにおける家族介護者の感情的ストレスの要因(意図せぬ滲み出てくる作業とは)」**

* 斎藤駿氏らの論文(先月発表された東京科学大学のプレスリリースより)。

* 発表者自身もこの研究に協力し、インタビューを受けた経験がある。


* **研究の背景と目的**

* 終末期ケアにおける家族・介護者の感情的ストレスの実態は不明瞭。

* 本研究では、そのストレスを「意図せぬ滲み出てくる作業(Unintended Perceived Work, UPW)」と定義。

* 遺族6名、医療従事者8名(医師、看護師)へのインタビュー調査を通じてUPWの実態を明らかにする。


* **「意図せぬ滲み出てくる作業(UPW)」の3つの分類**

本研究ではUPWを以下の3つに分類し、具体的な内容を分析。

* **1. 過剰な仕事 (Over-work)**

* 定義:意図しない意思決定や突発的な出来事により、日常生活と両立できないほどの過重な負担を負うこと。

* 例:病名告知をしない選択による過剰な介護負担。

* **2. 見落とされた仕事 (Under-work)**

* 定義:介護者が何かしたい思いがあるが、医療的知識やサポート不足によりそれが叶わず、後悔が生じる状況。

* 例:介護者が望む支援が受けられず、無力感を抱く。

* **3. 越権的な仕事 (Overstepping-work)**

* 定義:医療従事者が善意で家族に深く介入するが、家族の主体性を尊重しきれず、かえって協働を阻害するケース。

* 例:医療従事者が「良い看取り」を主導し、家族の意図とずれ疲弊させる。医療者も注意すべき点。


* **UPWのプロセスと研究の意義**

* 介護期、終末期、臨死期と進行するにつれて、感情的ストレス(UPW)が拡大していくプロセスを図示。

* このような質的調査は、緩和ケア領域で重要な知見をもたらす。

* 発表者自身が関わる遺族ケアガイドラインの改訂作業においても、本研究の知見が有益と期待。


* **まとめ**

* 論文の詳細は原論文(英語)で確認可能。

* 今後もこの種の知見が緩和ケアに役立つことを期待。

《1255》終末期ケアにおける家族介護者の感情的ストレス要因に寄せられたリスナーの声

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