中山民俗学探偵譚
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ナレーター:
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箸本 のぞみ
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著者:
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柳川 一
柳田国男、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎
異端の民俗学者が同時代に生きた偉人の逸話を語る、
滋味溢れる連作集
昭和21年、栃木県足利郡にてひっそりと暮らす中山太郎の元を、下野新聞の記者が訪れる。探偵小説執筆の参考に、かつて柳田国男に師事し異端の民俗学者として知られる中山の、同時代を過ごした偉人達との交流について話を聞きたいという。明治、大正から昭和初期にかけて、柳田のほか、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎らと過ごした日々は、謎に満ちていた――。話を脱線させつつも、中山太郎は奇妙な出来事の数々をゆるりと語っていく。『三人書房』で鮮烈なデビューを飾った著者による、滋味溢れる連作ミステリ。©2024 柳川一・東京創元社 (P)2025 RRJ Inc.
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ナレーションは良いのですが、たまに用語の読み方に疑問
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ナレーションも上手なのですが読み間違いやイントネーションが不自然なところがあって残念。圓朝を「園長」と同じイントネーションで読まれたら落語好きはずっこけるのでは。ディレクターさん勉強してください。
近年稀に見る面白いプロット
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
それだけなら、半七捕物帳と同じ様式なのだが、大きく異なる点が2つある。
一つは、中山氏の話のほとんどが伝聞であること
もう一つは当時の描写が、探偵小説家を目指す記者の創作なのか、(作中においての)事実なのかが不明なこと
である。
どうしてこんなややこしい構成にしたのか。
素直に半七捕物帳形式を踏襲すれば良いのに。
そして鬱陶しいことに、会話が大仰で回りくどく、勿体ぶりながら脱線しまくるので、話が全然進まない上に、「謎だ」「奇妙だ」と言いながら具体的な内容に触れないまま上記の「当時の描写」に切り替わることが多い点だ。
聴いていてイラつく。
イラつくと言えば、その切り替わりが明確ではない(誌面には何か工夫があるかもしれないが)こともあげられる。
ナレーターがうまく演じ分けているので、かろうじて想像はつくが、これもイラつく。
本作の最大のイラつくポイントはなんといっても「民俗学」と言いながら、それらしいのは高名な「民俗学者」が登場しているだけで、肝心な「民俗学」にはほとんど触れられていないことだ。
探偵も同様で、話を聞いている記者がファンだという「探偵小説家」の名前が出てくるだけで、記者も中山なる民俗学者も「探偵」をしない。
タイトルに偽りあり、である。
本文で提示される「謎」についても、なんのてらいもなく、聞き流していてもわかる程度のことばかりだ。むしろ、これを「謎」という方が謎だ。
真相解明も当時パートに登場する人が全てバラしているので、作中の記者と民俗学者はともかく、聴いているこちらからすると、全く物足りない。
謎が陳腐、話がくどくて先に進まない、いきなりの場面転換で本筋がわかりにくい、とほとんど良さを感じられなかった。
「三人書房」がとても面白くて期待していただけに残念だ。
ナレーターについては全く問題を感じなかった。他のレビューで読み間違いやイントネーションへの指摘があったが、その指摘が正しかったとしても許容範囲だろう(個人的には間違いはないと感じているが)。
ただ、登場人物の雰囲気をあまりに的確に表現しているため、会話の回りくどさが強調されてしまった。
皮肉なものである。
どこが民俗学?どこが探偵?
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。