『母子像(小学館の名作文芸朗読)』のカバーアート

母子像(小学館の名作文芸朗読)

小学館

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母子像(小学館の名作文芸朗読)

著者: 久生 十蘭
ナレーター: 安田 愛実
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【小学館の名作文芸朗読】 和泉太郎はサイパン生まれの十六歳。米軍の資材に放火した罪で拘留されているものの、動機に関しては黙秘を続け、関係者を困らせていた。警察の呼び出しに応じた担任・ヨハネは、将校慰安所勤務の太郎の母が、太郎に殺人未遂を働いて消えた過去を明かす。太郎は物心付いた頃から母を崇拝し、彼女が命じる雑用なら何でも喜んでこなしてきた。故に母が経営するバーを突き止め、兵隊を送り届けていたのだが……。Public Domain (P)エイトリンクス 大衆小説 文芸小説
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戦争が子どもや女性に強いた過酷な生は死と裏腹に結びついて、その傷は敗戦後も癒えないまま周囲の人々にも容易には理解されない。作品を通じて、戦争が終わって世の中は一気に明るく、とはいかなかった側面に思いを馳せた。出版当時の読者は深い共感を持って味わったと想像するし、今こそ多くの人に読まれて聞かれて良いと思う。

太平洋戦争末期から敗戦直後ごろ

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