娘のためにすべてを犠牲にする母性愛を最高級の芸術に仕上げた涙の名作。

ニューヨークで暮らすリンゴ売りの貧しい中年女は、爪に火をともすようにして娘を留学させるが、スペインの伯爵と結婚した娘は一時帰国するという。慌てた彼女は粋な仲間たちの協力で一日だけ上流社会の淑女を装うことになる。

映画はカメラの眼ですべてを語れ！ サイレント映画が字幕に頼らぬ映像表現をつきつめる。

踊り子に誘惑された綿作りの農家の青年が誤って弟を射殺、悔恨の念にかられ一度は信仰生活に入るが、再び踊り子が現れ誘惑に負けて駆け落ちする。ジャズスピリットが全編に溢れ歌い踊る.

ニューヨークの劇場で1本のレビューが上演されるまでの舞台裏、 演出家や出演者たちの人間模様が描かれている。ミュージカル映画の傑作だ。

ゴダールもリメイクした悲劇のラスト。サイレント時代のアメリカ映画を象徴する巨匠グリフィスと人気女優リリアン・ギッシュの傑作！

セシル・Ｂ・デミル監督をアメリカ映画界の人気ナンバー・ワンに位置づけた前期の代表作！

元重量級ボクシングチャンピオンを「チャンプ」と呼び敬愛する息子の強い親子の絆を描いた感動作。

〝王の中の王〟であるキリストの生涯を壮大なスケールのスペクタクル描写で綴ったサイレントの超大作。

厳格な全寮制の女学校で封建的な規則に縛られる女生徒たちと、聡明な女教師との交流を描き、学園紛争にまで発展する。女教師役のドロテア・ウィークの端麗な美しさが人気を呼んだ。

ヨーロッパの仮想王国の大富豪の未亡人と、パリの公使館のプレイボーイ伯爵が恋の駆け引きを展開するミュージカルの傑作。

この美しさはスポーツか芸術か 1936年オリンピックベルリン大会ドキュメント第２部

。アメリカの地方の小さな町。隣り合わせに住む医師の長男ジョージと町の新聞社の長女エミリーは幼なじみ。二人はごく自然に愛し合い、やがて子供を授かるがエミリーは難産で生死をさまよい過去から未来へ飛ぶ。

アメリカの夢、善意、良心を信じたフランク・キャプラ監督が、正義とマスコミの虚構を訴えた究極の映画！

人間の成長過程の中でインドの家族制度を見つめた完結編だが、父子の絆に目覚めるラストシーンはまさに感動的だ。

フランスを代表する巨匠ルノワールが絵画的自然主義で描くアメリカ南部貧農の非情と希望。

父の死、母の死を乗り越えて未来に向かう生きざまが、生死の流転を思わせる大河の流れを背景に描かれている。

戦禍に荒れた僧院の老僧たちは、門前に捨てられていた子を育てる。５歳になったその子マルセリーノ（パブリート・カルヴォ）は無垢ないたずらっ子になって、僧院中のアイドルになる。坊やの愛くるしさと奇跡の美しさに溢れた名作だ。

甘美なロンドン貴族社会の洗練された愛のファッション。 巨匠ルビッチのオシャレな話術。

チャップリン、キートン、ロイドに次ぐコメディアンとして愛されたのがマルクス兄弟だ。グルーチョを筆頭にハーポ、チコ、ゼッポ（5本で引退）の息の合ったギャグは喜劇映画史上に残る抱腹絶倒の面白さ。本作は全13本の中でも傑作と言われている。

歴史的な事件を背景にロシア皇帝と町娘のロマンスを軽やかなワルツに乗せて描く。娘が「ただ一度だけ」を歌う移動シーンは素晴らしく、ドイツ映画の技術の見事さを発揮している。

主演のアル・ジョルスンはユダヤ系移民で初めてエンターテイナーとして成功を収めたが、映画は彼の自伝に基づいてつくられている。「マミー」をアルが見事に歌う。

烈々たる気迫に満ちた映像美 1936年ベルリンオリンピック大会ドキュメント第１部

アメリカの理想像を追いかけた、フランク・キャプラの最高傑作！ クリスマス・イブに奇跡が起こる。元気が出る映画の最高峰！

ヴィクトル・ユゴーの有名小説を映画化。ルイ11世統治下のパリを舞台に美しいジプシー娘に恋したノートルダム寺院の鐘つき男の純情を描いた感動作。