落合陽一
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落合陽一

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メディアアーティスト。1987年東京生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(同学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学図書館情報メディア系教授・デジタルネイチャー開発研究センター長、東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授(併任)。2010年ごろよりメディアアーティストとして活動。計算機と自然が不可分に融合した世界像「計算機自然(デジタルネイチャー)」を提唱し、波動制御やヒューマンコンピュータインタラクションの研究、メディアアートによる表現、著作による思想構築を横断する。
超音波の音響場で物体を浮遊・運動させ空中に映像を描く「Pixie Dust」、フェムト秒レーザーで空中に触れられる映像を結ぶ「Fairy Lights in Femtoseconds」など、計算機で波動と物質を直接制御する研究をACM SIGGRAPH・CHIをはじめとする計算機科学のトップ会議・論文誌で発表、関連特許は国内外に及ぶ。JST CREST「xDiversity」研究代表(2017年-2023年)としてAI・クロスモーダル技術による身体的多様性の包摂と社会実装を主導し、現在も一般社団法人xDiversity代表理事、JST創発的研究支援事業、次世代AI人材育成プログラム(BOOST)などの研究代表を務める。ホログラムと波動制御による実世界指向インタラクション研究で文部科学大臣表彰若手科学者賞(2023年)、xDiversityの社会実装で同科学技術賞(理解増進部門・2025年)、透明字幕ディスプレイの開発で同科学技術賞(開発部門・2026年)と、文部科学大臣表彰を通算三度受賞。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー(2020年-2025年)として、鏡面の膜が呼吸のように変形するシグネチャーパビリオン「null²」を手がけ、「いのちを磨く」というテーマを空間として提示。null²はTaipei Design Award Grand Prix(2025年)、みんなの建築大賞(2026年)などを受賞した。2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)では「null⁴」プロジェクトを進める。日本科学未来館常設展「計算機と自然、計算機の自然」(2019年-)を総合監修、日本フィルハーモニー交響楽団との「__する音楽会」シリーズ(2018年-)を継続する。筑波大学学長補佐、内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、ムーンショット型研究開発制度ビジョナリー会議委員、デジタル改革法案WG構成員などを歴任し、現在、防衛力の抜本的強化に関する有識者会議委員、経済産業省産業構造審議会委員、内閣官房全世代型社会保障構築会議構成員などを務める。2020年度・2021年度文化庁文化交流使。京都市立芸術大学・大阪芸術大学・デジタルハリウッド大学・関西大学客員教授、金沢美術工芸大学名誉客員教授。
メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、個展として「Image and Matter(マレーシア・2016)」「質量への憧憬(東京・2019)」「情念との反芻(ライカ銀座・2019)」「ヌルのテトラレンマ(飛騨高山・2025)」「天孫帰るってよ?(霧島アートの森・2026)」などを国内外で開催、「AI展(バービカンセンター、イギリス・2019)」「Antipodes(サンパウロ・2025)」など多数出展。写真集に『質量への憧憬』(amana・2019)、『波と景』(KADOKAWA・2025)。
受賞・選出に2010年IPAよりスーパークリエータ/天才プログラマー認定、2015年World Economic Forum Global Shapers選出、World Technology Award、2016年Prix Ars Electronica、EUよりSTARTS Prizeを受賞。Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞、2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeaders of Tomorrow選出、2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards受賞。2021年MIT Technology Review Innovators Under 35 Japan、PMI Future 50、2022年世界経済フォーラムYoung Global Leaders選出、サマーダボス会議(2026・大連)にはCultural Leaderとして招聘された。
著書に『魔法の世紀』(PLANETS・2015)、『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』(PLANETS・2018)、『日本再興戦略』(幻冬舎・2018)、『晴れときどきライカ』(2023)、『マタギドライヴ』(PLANETS・2026)など多数。「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。
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