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昔と今では色街の様子が全く違い、昔は地獄のような店も多く、店の者の応対から衛生面に至るまで、最低という店がありました。但し、「住めば都」という言葉通り、地獄のような店でも、心の持ちようで、十分楽しめたそうです。

空家の悲鳴」桂文我戦前に刊行された、怪談ばかりを集めた落語本に、このネタが掲載されていました。

戦後は、六代目笑福亭松鶴が思い出したように上演したぐらいで、極めて珍しい落語と言えましょう。寺を舞台にしたネタも数多くありますが、コント性抜群と言えば、この落語ではないでしょうか。

「スタジオ録音の怪異談」 四代目 桂文我。スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも多くあり…

何とも言えない大層なネタで、東京落語には移植されていません。

人間は苦し紛れに、物凄い智慧が湧くことがあります。

初代桂春團治のＳＰレコードで残り、六代目笑福亭松鶴が稀に演じたぐらいで、昨今、全く演じられなくなりました。

「スタジオ録音の怪異談」 四代目 桂文我 スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも多

秋になると聞きたい落語の一つですが、意外に演者は少なく、寄席や落語会で上演されることは稀です。面白い内容だと思いますし、季節感もタップリだけに、もっと演者が増えてもいいと思うのですが・・・

以前、「この落語に登場する青菜は、どのような植物か？」ということを、噺家にアンケートを取った学生が居ました。夏の野菜で青い菜であれば、何でもいいのです。

上演内容。幕末にヨーロッパで生まれ数奇な運命に誘われて日本を訪れた後、各地に残る民話から怪異談を纏めて出版した小泉八雲。

東京落語は「大工調べ」という演題で、頻繁に寄席や落語会で上演されていますが、上方落語で演じられることは滅多にありません。言葉の取り違いで揉め事になる、見本のようなネタと言えましょう。

「スタジオ録音の怪異談」 四代目 桂文我 スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも

東京落語では『羽織の幇間』という演題で、時折、高座に掛けられています。落語では花見のネタは多いのですが、葉桜見物の落語は極めて少ないだけに、ネタの中で貴重な存在と言えるかも知れません。

東京・上方両方の落語を演じ分けることが出来た名人・三代目三遊亭圓馬から、八代目桂文楽が教えを受け、見事な東京落語に仕上げました。東西の落語界を通して、構成・演出に工夫を凝らし、様々な高座が展開されている名作です。

平成の今日、この落語が上演されることは極めて少ないのです。

上方大河落語『東の旅』の番外編とも言えるネタで、かなり昔から語り継がれていたようです。ドラマチックな内容で、話が進むに連れ、「一体、どうなるのだろう？」と、胸がワクワクするような展開となるだけに、乞うご期待！

悲劇の古典文学『平家物語』を落語バージョンに仕立て直して、皆様方に楽しんでいただくネタです。笑いながら、歴史の勉強もできるという、アカデミックな落語だけに、文部科学省推薦の落語になってもいいと思いますが、如何でしょう？

上方落語の名人二代目桂三木助から、東京落語の八代目林家正蔵が習い、再び、上方落語の先代（三代目）桂文我に教えたという、上方と東京を行きつ戻りつした、ユニークなネタです。

目に関する落語は「犬の目」「目薬」「義眼」「按摩炬燵」「麻のれん」など、笑いの多いネタもあれば、「心眼」「大仏餅」のような切実な内容の落語もあります。