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#28 判決には何年もかかり、差し押さえは数日で出る ── 白井紀充さんゲスト②

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10月19日まで。※適用条件あり
TMI総合法律事務所の白井紀充弁護士をお迎えする5回シリーズの2回目です。白井さんは2014年から2017年まで、ムンバイに1年、デリー・グルガオンに2年弱駐在し、現地で日系企業を支えてきました。インドの裁判は日本と同じ三審制ですが、弁護士が法廷で弁論に時間をかけるため、一つの裁判が何年も続きます。一方で、裁判所が財産の差し押さえを数日で認めることもあるそうです。インドで契約と訴訟に向き合うときの心構えを聞きました。▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。kenji.naito@minari-partners.co.jpXでは「#インドで失敗する方法」でポストしてください。▼このエピソードで話していること・インドでは外国の法律事務所が参入できないため、白井さんはコンサルタントの肩書きで現地の法律事務所と会計事務所に席を置いた。扱った案件は、訴訟大国ならではの紛争や契約トラブル、労働者に手厚い法律にまつわる労務、当局が積極的な税務、事業に必要な許認可など。いまは所属する事務所の約600人の弁護士と分野ごとにチームを組み、インドに関わる相談の窓口を務めている・白井さんの感覚では、ミャンマーあたりから西の国々は契約の考え方が欧米に近く、契約書は分厚く、定義も細かい。東南アジアから異動してインドへ赴任する人は、ここで意識を切り替える必要がある。インドで初めて自分の目で契約書を確かめて交わした内藤健司さんは、日本に戻ってから「契約、契約とうるさい」と言われるようになった・インドは大国で、人々のプライドも高い。日本から来た側が相手を下に見ると信頼関係が築けず、それがうまくいかない原因になることが多いと白井さんは見る。議論では対等にぶつかり合い、時間をかけて信頼を築けば最高のパートナーになり、世界に広がる印僑のネットワークにも入っていける。内藤さんも、日本の側からインドの人へ敬意を持って接してほしいと話す・裁判は地方裁判所・高等裁判所・最高裁判所の三審制で、日本と似ている。違うのは口頭弁論のあり方で、日本では書面のやり取りで済ませる部分を、インドでは弁護士が裁判官の前で実際に戦わせる。白井さんが弁護士になりたてのころに始まった裁判が、まだ続いている例もある。高等裁判所より上の判断は公正で、賄賂が通ることは基本的にない。1回で決着する国内の仲裁も増え、信頼性が上がってきた・判決には時間がかかる一方、財産の差し押さえなど仮の救済は2、3日で出ることもあり、まず財産を押さえてから交渉する方法が使える。大事な訴訟では、法廷での弁論を専門にするシニア・アドボケイトを立てることになり、費用は1回あたり数十万円から100万円を超えることもある。現地の苦労が本社に伝わらない「OKY(お前が来てやってみろ)」を防ぐため、内藤さんは本社の側にも研修が要ると話す▼こんな方におすすめ・インドへの赴任や出張を控え、現地の契約や訴訟の実情を知りたい・インドの取引先と、契約を交わす予定がある・インド子会社のトラブル対応で、本社と現地の認識をそろえたい・海外の裁判制度の違いに関心がある・インドの人と信頼関係を築く方法を知りたい▼MC内藤健司(みなりパートナーズ株式会社 代表取締役)https://minari-partners.co.jp/アイシン(旧アイシン精機)で13年間、製造業の調達業務に従事。うちインド駐在4年を含む現場経験を持つ。その後KPMGコンサルティングでシニアマネージャーとして5年間を経て、2025年に独立。現在はサプライチェーン戦略・調達コスト削減・インド北部における業務支援を専門とする。インド企業・インド人との直接的なパイプを持ち、日本人ネットワーク経由ではない現場のリアルを知り尽くした実践者。美術学生サポート財団 理事長。著書に『それでもWin-Winなコンサル転職』。▼サブMC纐纈智英(アストライド-Astride- 代表)https://www.ast-ride.com「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobe...
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