『#32 「デザイン費一式」の中身、聞いていいですか? ── 見積書を工程に分解して読む』のカバーアート

#32 「デザイン費一式」の中身、聞いていいですか? ── 見積書を工程に分解して読む

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今日のテーマは「見積書のブラックボックスを解体する」です。第3部「契約と価格の審美眼」の2回目。デザイン会社や広告代理店、工務店から届く「デザイン費一式 ○○万円」。経営者がいちばん不透明に感じるこの一行を、的場さんは「デザインは目的を達成するために計画された工程だから、工程に分解して書くべきだ」と説きます。宣伝会議のアドメニュー、JAGDAのデザイン料金表という2つの公開基準を手掛かりに、リーフレット1件の内訳と、そこに必ず「企画」が入る理由を読み解きます。▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。matnuovo@gmail.comXでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。▼このエピソードで話していること・「デザイン費一式」は経営者がいちばん不透明に感じる一行。デザインを経営のインフラと考えるなら、内訳を分解して評価したほうがいい。工務店やシステム開発の見積書でも同じことが起きている・デザインは目的を達成するために計画された工程。リサーチ・コンセプト設計・企画・レイアウト・試作・レギュレーション(マニュアル)が項目として並んでいるかを見渡すことが、見積書の正当性を測る目になる・料金の公開基準は2つある。宣伝会議の『広告制作料金基準表(アドメニュー)』(1万円ほどの書籍)と、JAGDA(公益社団法人日本グラフィックデザイン協会)のデザイン料金表。後者はWebで無料公開されていて特におすすめ・発行部数1,000枚のリーフレットの例は、クリエイティブディレクション3万円+デザイン3万円+コピー3万円+ラフ2万円+カンプ2万円+フィニッシュ1万円で計14万円(印刷費・写真・イラストは別)。しかもこの基準は30年変わっていない・企画(クリエイティブディレクション)はデザインと同額で必ず必要。企画も撮影もコピーもひとりで担う人こそ項目を立てるべき。「なんでも3案」という慣習への疑問や、有効期限1ヶ月を書いておく実務まで▼こんな方におすすめ・デザイン会社の見積書が「一式」で、中身が分からず不安な経営者・デザインの適正価格や相場の根拠を、公開されている基準で確かめたい・自分の見積書の項目立てと金額設定に迷っているデザイナー・制作者・ラフ・カンプ・フィニッシュの違いを整理したい・「3案出す」ことが本当に必要なのかを考え直したい▼MC的場 仁利(Mat N. Studio 代表)https://japan-designers.jp/profile/1453/タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。▼サブMC纐纈智英(アストライド-Astride- 代表)https://www.ast-ride.com「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。▼番組概要タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。▼制作:アストライド-Astride-▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)
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