『デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話』のカバーアート

デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話

デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話

著者: アストライド-Astride-
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10月19日まで。※適用条件あり
タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。制作: アストライド-Astride-サウンドロゴ(クレジットコール): 松島史奈カバーデザイン: 的場仁利(Mat N.Studio) 経済学
エピソード
  • 番外編#02 伝統・文脈・継承 ── 老舗・妙香園が体現するブランドの審美眼
    2026/10/07
    名古屋・金山のTOUTEN BOOKSTOREで行った公開収録、全3回の2回目です。ゲストは、1916年に名古屋の熱田で創業した日本茶専門店・妙香園の4代目、田中良知さん。2020年、コロナの第一波のさなかに社長に就いた田中さんは、「守り8割・攻め2割」だった考え方を「攻め8割」へ切り替えました。的場仁利さんと纐纈智英は、110年続く妙香園が何を守り、何を変えてきたのかを、ブランドの審美眼という視点で田中さんに尋ねます。▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。matnuovo@gmail.comXでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。▼このエピソードで話していること・田中さんが社長に就いたのは2020年3月末。翌月には名古屋にも緊急事態宣言が出て、新茶の時期と重なった。不運を嘆く田中さんに、父親は電話で、業績が落ちても責任は田中さんにないと言い、「こんないい時ないぞ」と伝えた。高校を出てすぐ妙香園の店頭に立った田中さんは、お客様の多くが60代以上で、家庭で急須を使う習慣が崩れ始めていることに危機感を持っていた・田中さんによると、名古屋は日本で最も抹茶を消費する地域で、妙香園でもお客様の2割ほどが抹茶を買う。愛知県は和菓子屋の数も和菓子の消費額も全国一で、リビングで抹茶を点てて飲む文化が残る。江戸時代から続く茶屋が多い名古屋で、後発の妙香園は名物としてほうじ茶を選んだ。いまも栄と名古屋駅の地下街の店でガス直火の焙煎を続けている。現行の消防法では新たに認められない設備で、香りは東西南北100メートルほどに届く・麦茶をパックに入れたのも、お茶に脱酸素剤を入れたのも妙香園が最初だったと田中さんは話す。70年ほど前に作ったほうじ茶の赤と金のパッケージは、当時の同業者に「気が狂ったか」と言われた。保守本流の祖父のもとで、何度も却下されながら通った挑戦がいまに残っている。田中さんの考え方を変えたのは、矢場町のとんかつ店の社長の「お茶にミルクを入れて、なぜいけないのか。決めるのはお客さんだ」という言葉だった・社長就任と同時の2020年4月に、MYOKOEN TEA STOREを開いた。漢字の墨文字では老舗らしさが前に出て入りにくいと考え、若い人が気軽に入れるよう店名をアルファベットにした。続けて、社内でタブーにしていた「看板のほうじ茶より高い商品」として、原材料に約6倍の費用をかけた「名古屋ほうじ茶 鸞」を作り、120回ほど試作を重ねて仕上げた。いまはお客様に20代、30代も加わり、社員からは「昔なら却下された案が通るようになった」と言われている・熱田の老舗4社(あつた蓬莱軒、きよめ餅総本家、亀屋芳広、妙香園)が組んだ「あつた宮餅」は、串カツ店での酒の席で決まった。あつた蓬莱軒の鈴木さんの「特徴がなければすぐ埋もれる。ここに来ないと買えない味にしろ」という助言をもとに味を決め、テレビで30回ほど取り上げられた。妙香園が創業以来大切にしてきた言葉は「茗茶潤心」(良いお茶は人の心を潤す)。お茶を中心に残しながら、田中さんは米や味噌、醤油、酒まで扱う「和の総合商店」と、健康になれる商品を目指している▼こんな方におすすめ・家業を継ぎ、守ることと変えることの配分に迷っている・老舗の看板や商品を、若い世代に届く形で見せ直したい・地域の同業者やライバル店と組んで、新しい商品を作りたい・名古屋のお茶の文化や、妙香園のほうじ茶に関心がある・社員から上がってくる案を、どう受け止めるか考えている▼MC的場 仁利(Mat N. Studio 代表)https://japan-designers.jp/profile/1453/タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ ...
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    34 分
  • 番外編#01 企業と都市の美学 ── 妙香園・田中良知さんと探るまちそだての審美眼
    2026/09/30
    デザイン審美眼、初めての公開収録です。2026年9月2日、名古屋・金山のTOUTEN BOOKSTORE 2階で、来場者の方々を前に収録しました。ゲストは、日本茶専門店・株式会社妙香園の代表取締役で、金山駅前まちそだて会の会長を務める田中良知さん。全3回の1回目では、そこに住む人、通う人、通り過ぎる人が主役になって街を育てる「まちそだて」を、田中さんの歩みとともに聞きました。▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。matnuovo@gmail.comXでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。▼このエピソードで話していること・田中さんは金山地区の沢上で生まれ育ち、会社から収録会場までは歩いて263歩。まちづくりに関わり始めたのは、栄の店がある南大津通商店街で、20代後半に最年少の役員に入ったとき。その後、青年会議所で11年間まちづくりに携わった。2013年の熱田神宮創祀1900年が伊勢神宮・出雲大社の遷宮と重なり、全国ニュースに熱田が出なかったときの虚無感から、地元の企業・大学・NPOと「あつた宮宿会」を立ち上げた・「まちそだて」という会の名前は、立ち上げに関わった東京の先生の考え方から採った。先生の整理では、まちづくりは大企業や行政が建物を建てて街を変えていくこと。住む人、通う人、通り過ぎる人が中心になる金山駅前まちそだて会は、人とソフトの部分で街を育てると決めた・会は3年計画で始めた。1年目に組織を作り、2年目に小さくても全員で達成感を味わい、3年目に財政を含めた地盤を固める。2年目の「金山エンタメ音楽祭」では、初めてステージに立った高校生の親御さんが、涙ながらに田中さんへお礼を伝えに来た。いまは学生や若手の挑戦を支える活動と、金山の情報や見どころを発信する活動を2本の柱にしている。アイデアソンからは学園祭や移動式DJブースの企画も生まれた・金山駅周辺は、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋が入るビル、名古屋都市センター、アスナル金山、市民会館まで、多くが名古屋市の土地。毎日47万人が通るターミナル駅で、行政がこれだけの土地を持つ場所はほかにないと田中さんは言う。南口は熱田区、北口は中区と行政区が分かれ、商店街の組織も別々だったが、いまは南北が一緒にお祭りを主催するほど行き来が増えた・明治に名古屋市へ編入される際、熱田町議会は編入案を全会一致で否決した。編入が決まった後も、臨時議会ですべての町名に「熱田」を冠し、名前を残した。会として大切にしたいのは、このエリアを知る、好きになる、誇りに思う、の3段階。市民会館の建て替えやアスナル金山の再整備に向けて、思いを口に出す人を増やしたいと田中さんは語る。「バッターボックスに入って、バットを振ってほしい」▼こんな方におすすめ・自社の商いと地域の活動を、どう両立させるか考えている経営者・「まちそだて」という言葉に込められた考え方を知りたい・金山や熱田の歴史と、これからの再整備の動きに関心がある・商店街や地域の団体で、立場の違う人をまとめる役割を担っている・公開収録の雰囲気を、音声で味わってみたい▼MC的場 仁利(Mat N. Studio 代表)https://japan-designers.jp/profile/1453/タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。▼サブMC纐纈智英(アストライド-Astride- 代表)https://www.ast-ride.com「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobe...
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    35 分
  • #39 安い見積もりは、何を削っているのか ── 価格が語る本気度
    2026/09/23
    今日のテーマは「価格は嘘をつけない」です。第3部「契約と価格の審美眼」の締めくくり。「できるだけ安く、それでいて最高のクオリティを」という言葉が溢れる中で、的場仁利さんは、提示される価格にはそれ相応の理由があると言います。価格とは、その仕事に投入される知識と経験、考える時間、責任の重さが反映されたもの。安さの理由と高さの理由を、一件ごとに仕様が違うデザインという仕事に即して掘り下げます。▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。matnuovo@gmail.comXでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。▼このエピソードで話していること・適切な対価を払うことは、プロの経験と時間、そして本気度をリスペクトして買い取るという意思表示。極端に安い対価では作業に使える時間が限られ、表面を整えるだけの仕事になる。さらに、安く受け続けたデザイナー側の経営が行き詰まり、受け先そのものがなくなることも実際によくある・すれ違いの根は、デザインがオートクチュール的な仕事であること。飲食店にはメニューがあり、製造業は大量に捌く前提で価格を決めるが、クリエイティブは毎回案件が違う。業種特化でテンプレート化して価格を抑える会社もあるが、似たり寄ったりのものになる。「ライバル会社とそっくりだから嬉しい」「これ通りに作って」は、御社に入れ込める要素がなくて足枷になることが多い・「相場」という言葉が対価の話を難しくしている。ラーメンが1,000円で収まるのは相当な努力の結果で、その圧縮を一件一件違う仕事に求めるのは筋が違う。一方で企業規模で料金が変わる指数もある。町内会向けとコカ・コーラ向けのチラシでは波及効果が違う。広告代理店の価格構造も、いい意味でも悪い意味でも見えてきた・「最初は信用を得るために安く受けて発展した」と語る経営者は多い。それは成長が前提の社会で、安く受けた相手が大きくなれば次は大きな仕事が来るという暗黙の呼吸があったから。縮んでいく社会では、安く受けるとそれが基準になり、それ以上になることがない。フリーランスがまず口座を作るために安く受けざるを得ない現実も含めて、価格が下がり続ける構造を言葉にする・対価とクオリティの相関関係。良い仕事には、それに見合う健全なフローが要る。高いものは高く、安いものはそれなり。樹木希林さんの富士フイルムのCM「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」が、そのまま当てはまる。次回からは第4部「デザイナーという他者との付き合い方」へ▼こんな方におすすめ・見積書を並べて、安いほうが何を削っているのか見抜けずにいる経営者・「最初は安く」で始めた取引の単価が、その後ずっと上がらない・相場という言葉で、外注先と噛み合わなくなった経験がある・広告代理店やデザイン会社の価格の内訳に、疑問を持っている・デザイナーやフリーランスに、適正な対価を払いたいと考えている▼MC的場 仁利(Mat N. Studio 代表)https://japan-designers.jp/profile/1453/タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。▼サブMC纐纈智英(アストライド-Astride- 代表)https://www.ast-ride.com「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、...
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    20 分
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