『#34 「修正3回まで」が、プロジェクトを壊す ── 回数ではなく目的で区切る』のカバーアート

#34 「修正3回まで」が、プロジェクトを壊す ── 回数ではなく目的で区切る

#34 「修正3回まで」が、プロジェクトを壊す ── 回数ではなく目的で区切る

無料で聴く

ポッドキャストの詳細を見る

【Amazonプライム会員限定】今ならプレミアムプランが4か月 月額99円。

10月19日まで。※適用条件あり
今日のテーマは「修正3回まで」です。契約書や見積書でよく見かけるこの一文が、実はプロジェクトを失敗に導く罠になる——的場仁利さんはそう指摘します。回数で区切られるとデザイナーは身構え、発注側は「使わないともったいない」と回数の消化に走る。どちらも質から遠ざかっていきます。では何で区切るのか。目的です。目的にどこまで近づいたかで判断すれば、回数という物差しは要らなくなります。▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。matnuovo@gmail.comXでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。▼このエピソードで話していること・回数で区切る契約の弊害は双方に出る。デザイナー側はこれ以上直しが入ってほしくないと身構え、無限地獄を避けようとする。発注側は10回まで直せるなら10回直そうとサービスをフルに使いにいく。それを前提に来られると、一発目で正解を滲み出そうという気持ちのほうが失われてしまう・区切るなら回数ではなく目的。目的に対して現在のアウトプットがどこまで近づいているか。達していなければ回数に関係なく直すべきだし、達しているなら1回でよい。目的は「この商品が目玉だから一番大きく見せる」「金額が訴求点だから目立たせる」「ターゲットに合わせた表現になっている」のように、要件を箇条書きで明文化しておく・無限修正になるのは、チェックする人が複数いてそれぞれ言うことが違い、それをまとめる人がいないから。まとめる人がいれば修正が多くなることはあっても無限にはならない。企業側にまとめ役を置いてもらう。社内調整は本当に大変な仕事なので、そこを引き受けてもらう方をきちんと作ることが条件になる・細かい修正の多くは、見る環境の違いから生まれている。紙は原寸で見るがPDFは拡大・縮小して見るため、誤ったディレクションが返ってくる。近くで見るなら機械的に揃えるのが正しいが、遠目では人は余白まで含めて認識するので、CやSのような文字は揃えないほうが揃って見える。PCとスマホでは色も変わる。デザイン書のセオリー部分をコピーして事前に渡しておくと防げる・直すほどデザインが崩れて建て直せない「修正迷子」は、今後増えていく。何案も出す訓練をせずテンプレートから作る仕事が増えたため。一方でA案からB案への作り直しは修正ではなく別案件として扱い、改めて費用をもらう。その話が来たときにまず驚いてみせるところから交渉は始まる▼こんな方におすすめ・デザイン制作の契約書や見積書に、修正回数を書いている/書かれている・修正のやりとりが終わらず、プロジェクトが停滞した経験がある・社内の意見がまとまらないまま、デザイナーに指示を出してしまっている・デザイナーへの依頼の精度を上げたい経営者・発注担当者・デザイナーとして、修正対応と追加費用の線引きに悩んでいる▼MC的場 仁利(Mat N. Studio 代表)https://japan-designers.jp/profile/1453/タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。▼サブMC纐纈智英(アストライド-Astride- 代表)https://www.ast-ride.com「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。▼番組概要タイポグラフィを探求し続ける...
adbl_web_anon_alc_button_suppression_t1
まだレビューはありません