#29 シェルターか、自然の濾過装置か
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第29回のマインドバックパッキング。 冬の足音が近づく本州最北端で、築150年の古民家の雪支度に追われる町田。 屋根から落ちる殺人的な雪塊をかわし、故障した巨大除雪機に頭を抱え、建具の歪みと格闘しながら人間力と胆力を試される日々。釘を使わず150年耐え抜いた躯体の圧倒的な美しさと、容赦のない冬の寒さ……。 そんな過酷で愛おしい古民家サバイブから、話は「住まいと人間」の思想史へバックパッキング。 「夏をむねとすべし」と説いた兼好法師の『徒然草』から、ル・コルビュジエが放った「家は住むための機械である」という近代建築の宣言へ。建具ごと引っ越せた上方長屋の「裸貸」に見る驚くべき可変性、全館空調の快適域からあえて外れる身体の代謝、そして壁で遮断するのではなく障子や縁側という膜で自然を濾過する日本の空間思想まで……。 完璧なシェルターに籠もるのか、自然と肌をすり合わせて生きるのか、住まいと身体の境界線を問い直すため、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。
屋根から落ちる雪塊と壊れた除雪機。築150年の古民家で試される「人間力と胆力」
徒然草の「夏をむねとすべし」からコルビュジエの「住むための機械」へ。100年の変遷
畳や建具を持参した江戸の「裸貸」と、バラして移築できた木組み建築の可変性 壁で遮断するか、膜で濾過するか。
全館空調のシェルターと自然と同居する境界線
町田ヒロチカのMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。
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