今回は、融資を受けた後に重要となる「返済方法(返済方式)」をテーマに、それぞれの特徴やキャッシュフロー、スタートアップのランウェイに与える影響について詳しく解説します。
返済方法の選択は、単に「どう返すか」というテクニカルな問題にとどまらず、金融機関がどれだけのリスクを許容してくれているかという「信頼のバロメーター」でもあります。
それぞれの返済方式のメリット・デメリットから、スタートアップが陥りがちな落とし穴まで深掘りします。
・返済方式の3大基本ルール:毎月の返済額が定額になる「元利均等」と、元金が一定で利息が徐々に減る「元金均等」、そして途中の元金返済がない「期限一括(バレット)」の違い
・バルーン返済と据置期間の活用法:手前のキャッシュフロー創出力が弱い時期を支える据置期間や、お尻が重くなる「テールヘビー(バルーン)」の仕組みと借り換えのリアル
・銀行が負う「リスク量」の引き算:アモチ(分割返済)ならリスクは時間の経過とともに半分(三角形)になるが、期限一括(バレット)は満期まで満額のリスク(長方形)が続くという金融の本質
・「バレットの罠」とスタートアップの注意点:毎月の返済がない自由度の高さの裏にあるリスク。コロナ型資本性ローン(5年1ヶ月期限)の満期を迎えるスタートアップから今まさに急増しているリアルな相談事例
・ローマは一日にして成らず:定量データだけでは測れない「この人・この会社は信用できるか」という定性的な信頼関係を、時間をかけて銀行と築き上げることの重要性
返済の自由度を手に入れるために、どのような返済実績とプロセスを踏むべきなのか、財務戦略をアップデートしたい経営者・CFOの方は必聴です!
-----起業のデットファイナンスplus、この番組は「デットファイナンスをもっと身近に」をテーマに、起業家と金融の架け橋となる番組です。ベンチャーデットのFlexCapitalと、デットファイナンス支援のINQがお送りします。起業家の皆さまにとって金融がより身近に感じられるよう、デットファイナンスの最新トレンド、事例、インタビューなどをお届けします。
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■パーソナリティー
▼若林哲平(株式会社INQ 代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。
▼菅井 佑允(株式会社Fivot)京都大学文学部卒業後、2007年三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)入行。入行より約10年間に亘り、東京・ニューヨークにて日系法人営業に従事。その後、グローバルCIB事業本部において非日系企業向けビジネスのグローバル戦略の企画・運営・管理を担当。同業務経験及び米国西海岸への留学経験を通じ、スタートアップエコシステムにおける日米格差を実感。スタートアップ支援を通じ、日本経済の構造変革、成長・発展に貢献したいとの思いから2024年11月、Fivotに入社。
▼植野さつき(株式会社Fivot)大学卒業後、複数の事業会社でのキャリアを経て、ビジネススキルを磨くべくイギリスの大学院へ進学。留学中にスタートアップの熱量に触れ、日本のエコシステムへの貢献を志す。その想いを実現すべく、日本のスタートアップを最前線で支えるFivotに参画。
■編集・制作制作管理:植野さつき