紫紺染について
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概要
📖『紫紺染について』朗読 – 山男を待つ町の夕暮れと、酒のまわる九月の宴🌇🍶
静かに語られる物語の世界へようこそ。今回お届けするのは、宮沢賢治の『紫紺染について』。
工芸学校の先生が、紫紺染のつくり方をさがしています。草の根をつかうこの古い染めものは、いちどすたれてしまい、もう知っている人がいないのです。むかしの記録を調べるうちに、先生は、紫紺の根を町へ売りに来て、酒を買って帰った山男のことを見つけます。
たずねられる相手は、もう山男のほかにいない。先生は町の人たちと相談して、山男に手紙を出し、食事の席に招くことにしました。九月の夕暮れ、みんなは、ほんとうに来てくれるのかどうかを案じながら待っています。
町の人たちと山男とが、ひと晩だけ、同じ食卓をかこみます。山男は、黄金いろの眼をした大きな男です。むかえる人たちがならんで頭を下げると、山男のほうでも、ていねいに礼を返します。
思いがけないもてなしを、山男はたいそうよろこんで、いくらでもお酒を呑みます。席はにぎやかになり、夜の更けるまでつづきます。
ひとつの染めものがよみがえるまでの、苦心のひとこま。山男をむかえた町の一夜を、朗読でじっくりとお楽しみください。
#山男
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