『第65回 「日本探訪!在宅医療・介護 第4回:奈良市都祁白石町」|ゲスト:西村正大(奈良市立都祁診療所)』のカバーアート

第65回 「日本探訪!在宅医療・介護 第4回:奈良市都祁白石町」|ゲスト:西村正大(奈良市立都祁診療所)

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エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第65回は、2026年8月28日(金)16時30分から17時に放送された回です。今回のテーマは「日本探訪!在宅医療・介護 第4回:奈良県」日本各地の在宅医療・介護の現場を訪ね、地域ごとの暮らしや医療資源、現場で働く人々の思いを紹介するシリーズです。第4回では、奈良県奈良市の大和高原にある都祁地域を取り上げました。ゲストには、奈良市都祁白石町にある奈良市立都祁診療所の西村正大所長をお迎えしています。奈良市と聞くと、奈良公園や東大寺、歴史的な街並みを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、奈良市の東部へ進むと、中心市街地とは異なる風景が広がります。標高の高い大和高原には、豊かな自然と農村風景が残り、その一角に都祁地区があります。奈良市街地より気温が低く、冬には雪が積もることもある地域です。公共交通や医療機関への移動など、都市部とは異なる生活上の事情もあります。そうした都祁地域の医療を支えているのが、都祁白石町にある奈良市立都祁診療所です。今回の放送では、西村正大所長に、大和高原で暮らす人々の健康をどのように支えているのか、地域の診療所に求められる役割、訪問診療、多職種連携、医師の育成などについてお話を伺います。奈良市立都祁診療所では、内科をはじめとする外来診療だけでなく、個人宅や施設への訪問診療、予防接種や健康診断などの予防医療、学校医や健康教室といった地域活動にも取り組んでいます。地域の診療所には、特定の病気だけを診るのではなく、「どのような症状でも、まず受け止める」という役割があります。患者さん自身が、どの診療科へ行けばよいのかわからないこともあります。複数の病気を抱えている高齢者や、身体の不調だけでなく、介護、家族関係、生活環境などに課題を抱える方もいます。そうしたとき、地域の身近な診療所が最初の相談先となり、必要に応じて検査や治療を行い、専門医療へつなぎ、生活上の支援についても関係者と連携します。西村先生が実践する総合診療では、目の前の症状や検査結果だけでなく、その患者さんがどこで、誰と、どのように暮らしているのかを重視します。同じ病気であっても、必要な医療や支援は一人ひとり異なります。自動車を運転できるのか。家族の支えを受けられるのか。薬を自分で管理できるのか。介護サービスを利用しているのか。農作業や地域での役割を続けたいのか。病気だけではなく、その人の暮らし全体を見ることが、地域医療の重要な視点です。番組の中では、大和高原で行われている訪問診療についても話が広がります。訪問診療とは、病気や障害、加齢などにより通院が難しくなった方の自宅や施設へ医師が定期的に訪問し、診察や治療、薬の調整、療養上の相談などを行う医療です。外来へ通っていた患者さんが、体力の低下などによって通院できなくなった後も、訪問診療に切り替えることで、住み慣れた場所で医療を受け続けられる場合があります。長い間、地域のかかりつけ医として関わってきた医師が、患者さんの病歴だけでなく、家族や生活の状況も理解したうえで自宅を訪問する。その継続性は、地域の診療所が訪問診療を行う大きな強みです。一方、都祁地域のように住宅が広い範囲に点在する地域では、移動にも時間がかかります。冬の天候や道路状況などが訪問に影響することも考えられます。限られた人数と時間の中で、外来診療と訪問診療をどのように両立させるのか。必要な患者さんに継続して医療を届けるために、診療体制や情報共有をどのように工夫するのか。こうした点も、大和高原における訪問診療を考えるうえで重要なテーマです。在宅療養を支えるためには、医師だけでなく、多くの専門職との連携も欠かせません。訪問看護師が日常的な体調の変化を確認し、ケアマネジャーが介護サービスを調整する。薬剤師が服薬状況を確認し、介護職が食事や排せつ、移動などの生活を支える。必要に応じて病院や行政とも連携する。それぞれの専門職が持つ情報をつなぎ、本人や家族の希望を共有することで、自宅...
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