『第531回肩こり・腰痛の原因は「今日」ではない。身体には“使い方の歴史”がある』のカバーアート

第531回肩こり・腰痛の原因は「今日」ではない。身体には“使い方の歴史”がある

第531回肩こり・腰痛の原因は「今日」ではない。身体には“使い方の歴史”がある

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毎週金曜日に配信している 姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。 この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。 今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の構造 「何もしていないのに痛い」はなぜ?体には“使い方の歴史”がある こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。 腰が痛くなった。 肩が痛くなった。 そんな時、 「昨日、何か重いものを持ったかな?」 「何か変な動きをしたかな?」 と、直前の出来事を振り返る方は多いと思います。 中には、 「何もしていないのに、急に痛くなったんです」 とおっしゃる方もいます。 でも、長年人の体を見ていると、痛みは必ずしも「昨日の何か」だけで起きているわけではないことが見えてきます。 5年、10年、15年。 毎日の座り方や立ち方、仕事、スポーツ、過去のけがなどが積み重なった結果として、ある日、痛みとして現れることがあります。 僕はこれを、 「体の使い方の歴史」 と呼んでいます。 「何もしていない」のではなく、積み重なっていたのかもしれない たとえば、 重いものを持ったわけでもないのに腰が痛くなった。 咳やくしゃみをした瞬間に痛くなった。 本人からすると、 「たったこれだけで、どうして?」 と思います。 でも、その一回だけで考えるのではなく、それまでの体の使い方を振り返ってみる。 長い時間をかけて同じ場所へ負担をかけ続けていて、最後の小さなきっかけで症状として表に出てきた可能性もあります。 だから、 「痛くなった日の出来事」だけを見ても、本当の背景が分からないことがある ということです。 痛い場所だけを見ても分からないことがある 腰が痛いから腰だけを見る。 膝が痛いから膝だけを見る。 もちろん、痛みがある場所を確認することは大切です。 ただ、人の体は全部つながっています。 たとえば右の股関節や膝に違和感がある方でも、調べていくと足首の動きに問題が見つかることがあります。 さらに話を聞いていくと、 「昔、反対側をけがしていて、長い間こちら側でかばっていました」 という話が出てくることもあります。 そうすると、 「なぜ今、この場所に負担が出ているのか」 が少しずつつながってきます。 今痛い場所だけでなく、 これまで、体をどう使ってきたのか。 そこを見ることが大切です。 初診で「体の年表」を書いてもらう理由 仲野整體では、初めて来られた方にこれまでの体の歴史を書いていただきます。 子どもの頃のけが。 学生時代にしていたスポーツ。 手術歴。 出産。 どんな仕事をしてきたか。 どんな環境で働いていたか。 睡眠は取れていたか。 一見すると、 「今の腰痛と関係あるの?」 と思うようなことまで振り返っていただきます。 50歳の方なら、50年分です。 丁寧に振り返れば、書くだけでも時間がかかります。 でも、その年表を見ながらお話を聞いていくと、 今の体につながるヒント が見つかることがあります。 20歳まで戻って考えてみる たとえば50歳の方に、 「20歳の頃はどうでしたか?」 と聞いてみます。 すると、 「学生時代は何ともなかったですね」 と答えられる。 では、いつから調子が悪くなったのか。 さらに聞いていくと、 「仕事を始めて何年か経った頃、初めてぎっくり腰になりました」 と思い出すことがあります。 その頃の仕事を振り返ると、 「一日中座っていました」 「ノートパソコンを使う時間が長かったです」 という話が出てくる。 そうすると、当時どんな姿勢で何時間過ごしていたのかが少しずつ見えてきます。 今だけを見るのではなく、 症状がなかった時代まで遡る。 すると「どこから体の使い方が変わってきたのか」が分かることがあります。 自分では左右差に気づいていないこともある 人間は、自分の体の癖には意外と気づきません。 診療中に、 「座った状態で右を向いてください」 「次に左を向いてください」 と確認すると、 右はよく回るのに、左はほとんど回...
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