病院の漢方と専門店の漢方、何が違う?賢い使い分けのポイント/2026年10月19日MROラジオ放送分
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漢方薬をもらう際、病院と漢方専門店のどちらを選ぶべきか迷う方は多くいらっしゃいます。この二つの最も大きな違いは、「保険が適用されるか・自由診療か」という点と、それによる「選択肢の幅とアプローチ」です。
病院の漢方(日本漢方ベース)は、医師の診察に基づき、保険適用の148種類のエキス剤から処方されます。風邪の初期や明確な症状があり、低コストでスピーディーに対処したい場合に非常に頼りになります。ただし、保険適用には「西洋医学的な病名診断」が必要というルールがあります。
一方、漢方専門店(中医学ベース)は自由診療となりますが、保険のルールに縛られないため、病名がつかない「未病」や、複数の不調が絡み合った慢性的な症状に幅広く対応できるのが強みです。中医学の「弁証論治(体のSOSの根本原因を探る)」という考えに基づき、一人ひとりの体質や季節の変化に合わせて細かく漢方を組み合わせるオーダーメイドの提案が可能です。カウンセリングから日々の生活養生まで、手厚く伴走して根本改善を目指します。
さらに、選択肢の数にも大きな違いがあります。当店(中村固腸堂)の場合、約450〜500種類の漢方薬や生薬を扱っています。例えば、妊活の体づくりに欠かせない「動物生薬」や、老化予防に必須の「補腎薬」などは、保険適用の枠組みにはほとんど存在しません。そのため、より深いアプローチが必要な場合は専門店の力が不可欠になります。
コスパを重視して明確な症状を抑えたい時は「病院の漢方」、長年の不調を根本から整えたい時や、自分だけの処方で手厚いサポートを求める時は「漢方専門店」といったように、目的や自身の状態に合わせて上手に使い分けるのがおすすめです。
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