『海嶺のメッセージ(イザヤ書43章4節)』のカバーアート

海嶺のメッセージ(イザヤ書43章4節)

海嶺のメッセージ(イザヤ書43章4節)

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序)「海嶺」とは

・週刊朝日(朝日新聞社)に連載された三浦綾子の第34番目の作品。

・連載 1978年10月6日~1980年10月17日

・単行本発行 1981年(昭和56年)4月20日(朝日新聞社)

1)私達は高価で尊い

・「題名「海嶺」は…百科事典によれば「太平洋に聳える山脈状の高まり」とある地理用語である。私はこの海嶺という言葉を知った時、ほとんど人目にふれないわたしたち庶民の生きざまに似ていると思ったことである。たとえ人目にふれずとも大海の底には厳然と聳える山が静まりかえっているのである。岩吉も音吉も久吉も、それぞれに海嶺であったと思う。」(「創作後記」)

・「天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神」(使徒 14:15)

・「あなたこそ 私の内臓を造り 母の胎の内で私を組み立てられた方です。」(詩篇 139:13)

・「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。だからわたしは人をあなたの代わりにし、…」(イザヤ 43:4)

2)私達は必ず元気になる

・「武右衛門はまだ四十二だというのに、二年前から神経痛でほとんど床についている。…武右衛門は…飲んだところで、もう自分の病はなおるまいと、諦めた表情になっている。音吉は素早くその父の気持ちを察して言った。「父っさまぁ。必ず元気になるでな」」(「「開の口」一」)

・「あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」(創世記 2:16,17)

・「それからイエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを癒やされた。」(マタイ 9:35)

・「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」(黙示 21:4)

3)私達は決して見捨てられない

・「自分が捨てられていたという松の木の根方に、岩松はじっと立ちどまってあたりを眺めるのだ。そして想うのだ。その時まで自分を抱いていた母親が、…自分を松の根方に寝かせる前に、その胸を押しひろげて、心ゆくまで乳房をふくませたにちがいないと思ってみる。…(よっぽどの事情があったんだろう)岩松はそう思うことにしている。」(「截断橋」一)

・「世には真実な心というものがあるものじゃ。求めていけば、いつかはその真実にめぐり会うものじゃ。」(「截断橋」二)

・「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」(へブル13:5)

・「私の父、私の母が、私を見捨てるときは 主が私を取り上げてくださいます。」(詩篇 27:10)

・「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても、このわたしは、あなたを忘れない。」(イザヤ 49:15)

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