『文学ラジオ空飛び猫たち』のカバーアート

文学ラジオ空飛び猫たち

文学ラジオ空飛び猫たち

著者: ダイチとミエ
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このコンテンツについて

文学ラジオ空飛び猫たちです! この番組はいろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようをコンセプトに文学好きの二人がゆる〜く文学作品を紹介するラジオ番組です。 パーソナリティは海外文学が好きなダイチとミエの二人。 文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品をときには熱く、ときには愉快に、 それぞれの視点で紹介していきます。 毎週月曜日朝5時更新。 番組の感想・リクエスト等は bungakucafe.catwings@gmail.com もしくは番組SNSアカウントまでお願いします!! Twitter→@radiocatwings Instagram→@radiocatwings ポッドキャストの文字起こしはこちら https://listen.style/p/radiocatwings?iZM0Tisnダイチとミエ アート 文学史・文学批評
エピソード
  • 世界のYA文学第1回 泣けない大人に自分を重ねる『涙の箱』ハン・ガン作
    2025/10/05
    文学ラジオ世界のYA文学第1回の紹介本 『涙の箱』ハン・ガン作、きむ ふな訳、junaida装画・挿絵、評論社https://www.hyoronsha.co.jp/search/9784566024892/⁠⁠⁠⁠⁠パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください! 【今回の内容】文学ラジオの新シリーズ、世界のYA文学の第一回目/YAとは何か/自分がいつ泣いたか思い出す童話/装丁がいい/大人に自分を重ねて読めた/著者プロフィール/ハン・ガンのノーベル文学賞受賞から一年/作品概要/出版経緯や翻訳裏話が聴けるK-BOOKラジオ/序盤のストーリー紹介/純粋な涙とは/純粋イコール無垢ではない/影の涙の存在/泣きたくても泣けないおじいさん/役所広司主演の映画『PERFECT DAYS』を思い出す/涙することで気付ける自分の強さ/ハン・ガンの短編集『回復する人間』を思い出す/子どもの質問がいい/幼稚園のときに泣いた記憶/美しいものに泣く感覚について/次回予告 【参考情報】YA(ヤングアダルト)とは 日本YA作家クラブのHPよりhttps://jya.iinaa.net/aboutya.html Podcast番組「聴いて、読んで、楽しむ★K-BOOKラジオ」で『涙の箱』の出版経緯や児童文学の翻訳についてなど、翻訳者と担当編集者が出演されて話されています。Spotify:https://open.spotify.com/episode/4wrOnNg6JJbTiIcQM9gaUP?si=0267b4717a8a49ef 文学ラジオ空飛び猫たちで紹介したハン・ガン作品第1回『ギリシャ語の時間』第28回『回復する人間』第87回『引き出しに夕方をしまっておいた』第133回『すべての、白いものたちの』第142回『そっと 静かに』第161回『少年が来る』第162回『別れを告げない』 ーーーーーーー版元サイトよりーーーーーーーノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して  昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。 「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。 幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。 2008年、韓国で発売され、本国では子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されている本作。ハン・ガン作品との出会いにもおすすめの一冊です。 「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、ある瞬間、きみの涙は純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」―本文より― 涙をめぐる、あたたかな希望のものがたり。 🐾🐾 【文学ラジオ空飛び猫たち】硬派な文学作品を楽もう!を...
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    43 分
  • 第205回 映画と原作どっちも語る!『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ著
    2025/09/28
    文学ラジオ第205回の紹介本 『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ著、小野寺健訳、早川書房https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000310117/(サムネイル画像は旧版の書影です)⁠⁠⁠⁠⁠パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください! 【今回の内容】映画と原作を比べて紹介/ネタバレなし、考察なし/映画の脚本が良すぎる/輪郭が見える映画とぼやけている原作/著者プロフィール/作品概要/ミステリー要素が映画と原作の大きな違い/信頼できない語り手/曖昧な原作/感情に寄り添った会話がリアル/主要登場人物/原作のストーリー紹介/原作で描かれる藤原さんの過去/戦前と戦後の価値観の違い/悦子にとって幸せや希望とは/古い価値観の人たちが持つ人情味/カズオ・イシグロが25歳で書いたのがすごい/映画は怖い/映画と原作、どっちが先が良いか?/次回予告 【参考情報】文学ラジオ空飛び猫たちで紹介したカズオ・イシグロ作品第36回 ノーベル文学賞作家のAI小説『クララとおひさま』カズオ・イシグロ著Spotify:https://open.spotify.com/episode/4gWzF0APR2P2vqsPVEDNFx?si=b21df7b17399471c第63回 人生の夕暮れ『夜想曲集』カズオ・イシグロ著Spotify:https://open.spotify.com/episode/4KJYEz1f76FWGrJe39Vp6e?si=804bb273663746e6 ーーーーーーー版元サイトよりーーーーーーー英国で暮らす悦子は、娘を喪い、人生を振り返る。戦後の長崎で出会った母娘との記憶はやがて不穏の色を濃くしていく。映画化原作 🐾🐾 【文学ラジオ空飛び猫たち】硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。 案内役はダイチとミエの二人。毎週月曜日朝5時に配信。X・Instagram:@radiocatwings SNS・配信プラットフォームの一覧はこちら:⁠⁠https://lit.link/radiocatwings⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【初めて聴く方へのおすすめ記事】⁠⁠https://note.com/cafecatwings/n/nab636ad54a35⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【リスナーからのお便りを随時受付中!】⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScjMAr5xOgOziXxy_hbMNhZKj7wx6pcXFEpuc_RtJYJ30TXbg/viewform⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【メルマガ発信中!】文学ラジオ空飛び猫たち通信:⁠⁠https://radiocatwings.theletter.jp⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料版では海外文学情報や紹介予定の本などをご案内。有料版(月額500円)ではラジオを応援していただける方に向けて編集後記をお届けしています。詳しくは以下をご覧ください。⁠⁠https://radiocatwings.theletter.jp/posts/ec394b10-714e-11ec-8877-f74ef45dcd97⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 【SNSでご投稿ください!】番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、SNSに投稿していただけると励みになります。よろしくお願いします! 【お問い合わせ】⁠⁠bungakucafe.catwings@gmail.com⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠X・InstagramのDM
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    51 分
  • 番外編第71回「ぼくたちの鈍器本の読み方」
    2025/09/21

    今回は番外編です。鈍器本を自分たちがどのように読んでいるかを話し合いました。鈍器本や長編小説を読みたいけれど読めていない人の参考になれば。ぜひお聴きください。

    【今回の内容】

    『失われたスクラップブック』を読むための企画/3年前の「ぼくたちの本の読み方」を振り返り/前提は海外文学/鈍器本とは/ダイチは1ページあたり何分かかるかはかって読む/1000ページ級の『JR』を読んだとき/いかに壁を乗り越えるか/話がわからないとき/モチベーションが上がらないとき/時間がないとき/しおりを使わずに読んだ赤坂真理さんの『安全に狂う方法』/外に持ち出せないとき/自分には読めないという思い込をリセットする/締切までに鈍器本を読まないといけないとき/次回予告

    【参考情報】

    番外編第25回「ぼくたちの本の読み方」

    Spotifyリンク

    https://open.spotify.com/episode/71aXRwzYZJ1VSCRmn7cQft?si=e1f8ade281ea44e9

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    【文学ラジオ空飛び猫たち】

    硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。 案内役はダイチとミエの二人。毎週月曜日朝5時に配信。

    X・Instagram:@radiocatwings

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    【初めて聴く方へのおすすめ記事】

    ⁠https://note.com/cafecatwings/n/nab636ad54a35⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

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    ⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScjMAr5xOgOziXxy_hbMNhZKj7wx6pcXFEpuc_RtJYJ30TXbg/viewform⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

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    37 分
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