『プレッシャーの行き先(ヨシュア記1章12節~2章1節)』のカバーアート

プレッシャーの行き先(ヨシュア記1章12節~2章1節)

プレッシャーの行き先(ヨシュア記1章12節~2章1節)

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概要

序)目に見えない神様を本気で信じるのは難しい

・ヨシュアは信仰のヒーローではない。私(たち)と同じ弱さをもった人間であり、私(たち)の鏡のような存在である。

1)回想シーンから始まるヨシュア記

・1:12 のヘブル語の綴り方は極めて稀な例:「その一方で」と訳されているが「ところで」でもよく、時系列が変わることを示唆している。

・10 節~11 節で「三日のうちに」ヨルダン川を渡ると言われる。この物語は、3:2 に繋がる。1:12~3:1 までは、そこに至る経緯の回想。

・1:2~9 は、シティムの野を舞台にした、申命記 31 章の反復。

・1:12~は、ルベン人たちとの会話で、民数記 32 章の確認。

2)ルベン人、ガド人、マナセの半部族からのプレッシャー

・「モーセとともにおられたように、あなたとともにおられますように」や「あなたは、ただ強く雄々しくあってください」は、単純な励ましのようにも聞こえるが、部下から新人リーダーへの「圧」でもある。

・このプレッシャーが 2:1 の行動へとヨシュアを駆り立てる。1:18 と 2:1に区切りはなく、むしろ「それで」と訳してもよい接続詞がある。

・2:24 でスパイの報告があるが、これも 3:1 に繋がる。「それで」ヨシュアは翌朝早く起き…シティムを旅立ち…」

3)ヨシュアへの神の約束はそのままでは信じられなかった

・「わたしは、あなたとともにいる」は無条件の約束だったが、ヨシュアとしては実績を出さないと証明されないという考え(ルベン人たちの言葉の陰にあるもの)に共感し、実績を出そうと「偵察」を用いた。

・これは神の平和の計画に対して裏切り行為だったが、ルベン人たちに舐められないための最善の手だとヨシュアは考えただろう。

・「あなたの前に立ちはだかる者はいない」という約束も偵察の報告によって裏付けられるまでは信じられず、動き出せなかった。

・私たちはヨシュアを責められるだろうか。

・「挑戦」と「安心」は時に矛盾する。先回りして「安心」を人間が約束することが「誘惑」になる。

結)「強くあれ、雄々しくあれ」の真の意味

・この言葉は弱さを隠すことではなく、弱いままで神様の強さに信頼することへの招きである。

・「ひそかに」偵察を出すより「ひそかに」神様に嘆く方がよかった。

・「ルベン人、ガド人、マナセの半部族」は「現状維持バイアス」の象徴である。神の言葉に別の裏付けが欲しくなる私たちの弱さを神は知っていて、なお見捨てないでいてくださる。

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