『ヒダテン!ボイスドラマ』のカバーアート

ヒダテン!ボイスドラマ

ヒダテン!ボイスドラマ

著者: Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会
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概要
飛騨高山を舞台にした珠玉のボイスドラマをお届けします。コミュニティFM Hit's FM(Hida Takayama Tele FM) で放送中の人気ラジオ番組! ヒダテン!のCV声優10名 が入れ替わりパーソナリティを務める「Hit’s Me Up!(ヒッツ・ミー・アップ!)」の中で放送されているボイスドラマです!ボイスドラマを通じて飛騨高山の魅力に触れてみてください! <番組の特徴> ・ 飛騨高山を舞台にしたボイスドラマを多数制作! これまでに100本以上の作品を発表し、地元の魅力を物語として発信 ・ 放送情報   放送局1: Hit's FM(Hida Takayama Tele FM)   放送時間:毎週金曜10:30-11:00/毎週土曜13:30-14:00   放送局2: FMらら(FMラインウェーブ株式会社)   放送時間:毎週金曜13:00-13:30   配信:Spotify、apple(iTune)ミュージック、amazonミュージック、YouTubeミュージック、CastboxなどのPodcastで番組とリンクして配信中! 飛騨高山の美しい風景とアニメ文化をつなぐ、唯一無二のラジオ番組! 「Hit’s Me Up!」を聴けば、新たなエンタメの扉が開きます!Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会 戯曲・演劇
エピソード
  • ボイスドラマ「0646-1710」
    2026/11/06
    朝6時46分発、夕方17時10分発。朝日町と高山市街地を結ぶ路線バスを舞台に描く、何気ない日常の中で生まれる小さなドラマ・・・【ペルソナ】・よもぎ=(26歳/CV:蓬坂えりか)=カフェ「よもぎ」オーナー。漢方薬剤師。薬膳カフェよもぎの定休日、毎月第一日曜の朝6:46の路線バス朝日線で高山濃飛バスセンターへいく・リク=(22歳/CV:田中遼大)=一見ナンパでやんちゃな大学生。実家は清見の木工所。沙羅は離婚した母がひき取り、リクは父へ。取り決めで月に一度、中間地点の高山で会っていた・サラ=(8歳/CV:坂田月菜)=リクの妹、急性アレルギーで苦しんでいるときよもぎに助けられる・マサ=(74歳/CV:日比野正裕)=薬膳カフェよもぎの常連客(+救急隊員25歳)【シーン1/朝日診療所口バス停】▪️SE/キビタキのさえずり(自転車の停まる音)「おー、よもぎちゃん。日曜だっちゅうのに、こんな朝早うからバス待ちかぁ?薬膳カフェよもぎ、ほっといてええんか。あーそっかそっか、高山でデートかあ?」「も〜、やめてよ。マサさん。いっつもそういうことばっか言って。毎月第一日曜はお店の定休日でしょ。朝市へ食材とか見に行くのよ」「とかなんとか言ってえらいおめかししとるんとちゃうか。やっぱり、いい人が・・・」「あ、バス来たからもう行くね、マサさん。早朝から自転車もいいけど、もっと厚着しなきゃだめよ。上焦(じょうしょう)を冷やすのは大敵なんだから」「ま〜た難しい言葉使ってごまかす。ほれみよ、ぜったい高山に色男が・・・」マサさんが喋り終わる前にバスのドアがしまった。▪️SE/バスの扉が閉まって発車する音私の名前はよもぎ。朝日町の道の駅の近くで、薬膳カフェをやっている。本職は、漢方薬剤師。今日は月に一度の定休日。ルーティンは毎回決まっている。朝6時46分。乗鞍岳よりも少し南、御嶽山との間くらいから朝陽が顔を出す早朝。私は、朝日診療所口の停留所でバスを待つ。バスは朝日支所前始発ではなく、秋神温泉からやってくる。朝早くなのに、意外と乗客は多い。秘湯を早朝チェックアウトしたお客さんかしら。私の目的は高山市街地でのお買い物。まずは朝市で朝日にはない食材を探して・・・例えば、国府や清見のトチの実ね。『去痰(きょたん)』や『胃をあっためて痛みを止める』作用があるんだ。灰汁(あく)抜きがめっちゃ大変なんだけど。宮川の朝市(陣屋前?)には、たま〜に灰汁を抜いたトチの実が出てるの。今日はそれ狙いかな。あとは老舗の醸造元でお味噌や醤油の仕入れ。朝日町で採れるよもぎやクコと合わせるから。それから・・・ガラス作家が作った『手吹きガラス』。ガラスの脚や底の部分に金色の透漆(すきうるし)を塗ってあるやつ。『飛騨春慶塗(しゅんけいぬり)』の技法を応用したんだって。カフェで使うにはちょっともったいないかな・・・で、最後は、古い町並をふらふらっとスイーツめぐり。あ、これは私へのご褒美だけど。ふふ・・なんて、1日の予定をシミュレーションしてたらあっという間に高山濃飛バスセンターに着いちゃった。私はバスのステップを降りて、大きく背伸びをする。あ〜、楽しみだなあ。帰りのバスまでたっぷり10時間。夕方の5時10分までゆっくり高山を散策しましょ。今日もいいこと、ありますように。【シーン2/古い町並】▪️SE/古い町並の雑踏(おばあちゃんの声)「お世話になりました」古い町並でおばあちゃんが私を見送る。町屋の軒先に干してあるトウキの葉っぱを見てたら、声をかけられちゃって。私が漢方薬剤師だと言うと、腰が痛いとか、目がかすむとか・・・結局1時間以上、漢方の相談にのってたんだ・・・ま、いっか。バスの時間まではまだあるから・・・そう思って歩いていると、目の前が急に騒がしくなった。お団子屋さんの前。人だかりができている。よく見ると、小さな女の子がうずくまっていた。思わず人混みをかき分けて近づく。8歳くらいの少女。フリルをあしらったピンクのトレーナーにキュロット。きれいに編み込まれた髪。顔を見ると、唇やまぶたが腫れ上がっている。首元...
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    18 分
  • ボイスドラマ「10月の雪」
    2026/10/30
    10月なのに、雪だった。そしてその雪が、二人を出会わせた。亡き妻との「幸せな雪」を忘れられない静流。雪の日の事故で恋人を失い、「悲しい雪」を忘れられない紅葉。高山から新穂高へ向かうバスで、偶然出会った二人。雨はみぞれへ。奥飛騨へ近づくにつれ、季節外れの雪へと変わっていく・・・紅葉と初雪が交差する奥飛騨を舞台に描くヒダテン!切ないラブロマンス。【ペルソナ】・静流=シズル(30歳/CV:日比野正裕)妻を亡くした青年。妻との雪の思い出を大切にしている・紅葉=くれは/(24歳/CV:坂田月菜)恋人を雪の日の事故で亡くした少女。雪はトラウマ・天気予報アナウンサー=宮ノ下浩一さん【シーン1/高山濃飛バスセンター】◾️天気予報(宮ノ下さん)「続いて、気象情報です。日本付近には、この時期としては非常に強い寒気が流れ込んでおり、高山市内でも夕方にかけて急激に気温が下がる見込みです」▪️SE/高山濃飛バスセンターの雑踏天気予報の言う通り、10月の空は重い鉛色に閉ざされていた。まるで季節を飛び越えてしまったかのような、灰色の雲。高山濃飛バスセンター。バスを待つ客たちはみな体を丸めている。5番乗り場のホームは新穂高温泉行き。エアブレーキの音とともに、ロングデッキの路線バスが滑り込んできた。私の名前は静流。静かな流れ、と書く。30年の人生は、7年前まで、名前のように静かな軌跡をたどってきた。東京都内に生まれ、大学までずっと実家暮らし。卒業してからは、都内の小さな設計事務所へ。古い民家のリノベーションや庭園の設計を仕事にしてきた。ささやかな私の趣味は、季節を愛でること。研鑽を兼ねて、全国各地の自然を訪ねた。奥飛騨へ行ったのは7年前。大自然の中に悠然と佇む秘湯は、日々の疲れを優しく癒してくれた。そのとき出会ったのが妻。当時24歳の彼女は、都会の喧 騒を離れ、温泉宿で働くリゾートバイト。住み込みで仲居をしながら、奥飛騨の四季を楽しんでいた。話すようになってわかったのは、彼女がフリーターであること。自分では”自由人”と言っていたけど・・住まいは都内。私のオフィスと目と鼻の先。偶然は、引力に変わる。私たちの距離は、自然と近づいていった。結婚したのは、その次の年。新婚旅行は、彼女の希望で冬の奥飛騨へ。雪の降る露天風呂。彼女の微笑みは湯けむりに溶けていく。それは、人生で一番幸せなひとときだった。永遠に続くかと思っていた時間。あっけなく幕を閉じたのは、コロナが明けた2023年。逝ってしまう前、妻は何度も口にした。『あの温泉・・露天風呂にまたいきたいな』思いは叶わなかった。結局私はいま、ひとりでバスに乗っている。あの日と同じ、高山濃飛バスセンター。10月だというのに急に冷え込んだ空気。まるで私の心を映しているようだ。奥飛騨の紅葉は10月上旬から下旬。そろそろ終わりが近い。とはいえ、いまはまだハイシーズン。バスは満席ではないにしろ、そこそこお客さんは多かった。私の席は一番後ろ。人間観察が趣味、というわけじゃないけど、昔からこの場所が好きだった。私は手元の包み紙からさるぼぼをとりだす。購入したのは、駅前の土産屋さん。店員のおばちゃんは確かこう言ってたっけ。さるぼぼは、安産や子育てのお守り。女の子が幸せになるようにって願いをこめるんやさ。そうなんだ。あのとき、買っておけばよかったかな。・・なんて、どうしようもないことを考えてしまう。車内の半分以上は外国人。残りは高齢者のご夫婦か。そのとき。発車直前のバスに、1人の女性が乗り込んできた。私も含めてまわりがブルゾンやダウンを着込んでいるというのに、白い薄手のジャケットにサマーニット。デニムの裾をまくり、足元は白いスニーカー。髪は、無造作にまとめられたショートボブ。通路を挟んだ私の斜め前に、座る。空いているのはそこだけ。私と目が合ったとき、彼女は一瞬、小さく会釈をした。私はそっとうなづいて視線を落とす。視線の先・・後ろを向いた彼女のリュックに赤い色が揺れている。彼女が座るのを待っていたように、案内放送が流れ、バスが動き...
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    20 分
  • ボイスドラマ「あさひの風」
    2026/10/23
    「移住なんて、ハ・ン・タ・イ!」名古屋で暮らす27歳のつむぎ。夫から提案された飛騨・朝日町への移住に大反対!でも、朝日町で過ごした一日が、彼女の未来を変えていく・・・【ペルソナ】・つむぎ=(27歳/CV:蓬坂えりか)※名古屋から子育てのために移住先を検討中の主婦・よもぎ=30歳/つむぎの夫(アートデザイナー)・なずな=3歳/つむぎの娘(保育園入園前)・かえで=54歳/つむぎの母(名古屋在住)【シーン1/道の駅ひだ朝日村/到着】▪️SE/スマホの着信音「もしもし、あ、カイト?・・うん、今着いたところ。『道の駅ひだ朝日村』。って駐車場入れないじゃん。なんか、イベントやってて・・あさひたかねわくわくフェスタ・・っての。周辺のイベント用駐車場に入れって。ま、いっか。ん?うん、名古屋出たのは朝8時よ。カイトが仕事に出かけたあと。掃除してから出たの。ダンナさまを見送ってから家事こなして、って主婦の鏡でしょ。え?ナズナ?もちろん、おかあさんに預けてきたわ。まだ3歳なのよ。長距離ドライブなんてかわいそうでしょ。アタシもアナタの車って、あんまり運転慣れてないし。ま、いいんじゃない。おかあさん、すごく喜んでたわ。でも、言われたし。たまには顔見せてちょうだい、って。ちゃんと伝えたからね、いい?それより、今日の仕事、時間かかるの?お昼前までくらい?え〜、昨日はすぐに終わるって言ってたじゃない。施主さんが遅れてる?あ〜あ、大変ね。建築デザイナーって。てかさ、そんな状態で本気で移住するつもりなの?ここ、朝日町へ。収入とか大丈夫?え?なになに?木工デザイナー?クラフトマン?ふうん。いいけど。現実と理想がちゃんと一致するといいわね。ん?そうよ、もちろん変わってないわ。アタシの考えは。どこにしろ移住なんて、ハ・ン・タ・イだから。子供のことも考えてよ。来年から保育園なのよ。ちょうどいい?はぁ〜。オトコの考え方ね、ったく。まあでも、本気で考えるならアタシもいまの仕事考えないとか。なに?まだ覚えられないの?アーユルヴェーダよ、アーユルヴェーダ。インドの伝統医学。ウチは完全紹介制の高級スパサロンなんだから。アタシはチーフセラピスト。結婚してもう4年なのよ。いい加減覚えなさい。でも、どうするかなあ〜。朝日町でなにができるんだろ。って、あたりまえじゃない。不安しかないわよ。ま、それも踏まえて、今日はじっくり見ておくわ、朝日町を。あ、っとゴメン。もう駐車場着いたから。切るよ。あんまり遅くならないでね。じゃ」▪️SE/スマホを切る音「ピ!」イベント用の駐車場は、朝日小学校か・・・へえ〜、木造で、いい感じ。まあ、子供を通わせるなら、こういう小学校がいいわねえ。さてと。元気にしてるかな。ナズナ。おかあさん、遊んでくれてるよね。▪️SE/スマホをかける音「プルルル」「あ、もしもし。おかあさん?つむぎです(※名前はタテる)今日は朝からすみません。ええ、カイトは仕事です。終わってからソッコーで朝日に向かうって言ってたけど。あ、はい。夕方にはこっちを出ます。夜遅くならないようにしますから。え?はあ・・明日はカイト、代休で仕事休みですけど・・・泊まり?そんな・・・大丈夫です。帰ります。申し訳ないですし・・え?そうですか・・・わかりました。カイトの来る時間が遅くなるようなら考えます。はい。ありがとうございます。いま?駐車場から歩いてるとこです。道の駅まで。なんか、今日、イベントやってるみたいなんで。道の駅で。あー、見えてきた、見えてきた。賑やかそうだなあ。楽しそう。あさひたかね わくわくフェスタか・・さっきも言ったけど・・・え?いえ、なんでもありません。え?わ!ちょっとすごいスケールおっきいかも。グルメにマルシェに・・・キッチンカーの数とか、ハンパないですー。あー、ナズナも連れてきてあげればよかったなあ。元気にしてますか?ナズナ?ちゃんとお昼寝しました?ああ、よかった。え?あ、はい。ありがとうございます。代わってください。(※しばらく間を開ける)もしもし。ナズナ?...
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    20 分
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