エピソード

  • #3: A/B デザインマニフェスト(ダン&レイビー, 2013)
    2026/06/07

    本日の展示は、ダン&レイビーの 「A/B デザイン・マニフェスト」です。


    この図を提唱したのはアンソニー・ダンとフィオナ・レイビーという二人のデザイン・デュオで、

    彼らは2010年代にスペキュラティブ・デザインという概念を提唱し、従来の商業的なデザインを「A」、

    そして彼らの提示する新しいデザインのあり方を「B」とし、その対比をリスト形式で表現しました。


    私はこの図がものすごく好きなのですが、それはなぜかというと、「新しいデザインの役割を提案した」からです。


    それまでのデザイナーの仕事というものは、

    商品を美しく見せたり、より売れるようにしたり、もしくは生活のちょっとした不便を解消するのが仕事でした。

    しかし、この図はそうしたデザインのそれまでの定義を打ち破り、新しい地平線を切り開いてくれました。


    今回は、この中から特に重要なポイントを2つ紹介します。

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  • #2: 複雑なリサーチの領域(ロイス・フランケル&マーティン・ラシーン, 2010)
    2026/05/04

    本日の展示は、ロイス・フランケルとマーティン・ラシーンの

    「複雑なリサーチの領域: forデザイン、throughデザイン、aboutデザイン」です。


    この図がテーマとしているのは、デザインとリサーチの関係性です。

    ユーザーリサーチ、競合リサーチなど、業界問わずリサーチという言葉はよく出てきますが、

    デザインの品質や満足度を上げるための活動として、デザインとリサーチは密接に連携しています。


    ここでよく問題となるのは、

    例えば大きな企業だとデザイナーとリサーチャーが分かれていて、タスクをお見合いしてしまったり、

    また、プロジェクトによっては、先にリサーチをしてからデザインする方が良いこともあれば、

    逆に、デザインやプロトタイプを先に作ってからリサーチした方が議論が進むということもあり、

    リサーチとデザイン、両者の順序や包含関係を整理しておくことは大切です。


    これを3つの概念で整理したのが、今回の「複雑なリサーチの領域」の図です。

    その3つを、順に見ていきましょう。

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  • #1: デザインの4つの階層(リチャード・ブキャナン・2001)
    2026/04/04

    本日の展示は、リチャード・ブキャナンの「デザインの4つの階層」です。

    今や、デザインという言葉は、見た目やかたちのデザイン、ということだけではなく、

    組織のデザイン、体験のデザイン、など、あらゆるものがデザインと呼ばれるようになっています。

    こうしたデザインの幅の広さを唱えた源流となっているのが、

    今回の「デザインの4つの階層」の図です。

    その名の通り、デザインを4つの階層に区切ったもので、それらを順に見ていきましょう。

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    5 分