『ゆるやか死生学』のカバーアート

ゆるやか死生学

ゆるやか死生学

著者: 一般社団法人リヴオン
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このコンテンツについて

この番組は「死の学びを全ての人の手に」という願いをこめて、死生学を共に学ぶ時間です。 今、自らの死や身近な人の死に直面している人や、また、今はまだ死が身近にないけれど、このテーマについて考えてみたいと思っているみなさんに、この番組をお届けできればと願っています。 番組の内容は、死に関する身近な疑問をテーマごとに考える回、これまでの死に関する研究の知見なども踏まえながら学んだり、そもそも「死生学」とは何かを探求したり、ゲストを招いて、人の物語から死を学ぶ回などを予定しています。 話し手 尾角光美(一般社団法人リヴオン代表) なお、この番組の立ち上げには、神奈川県横浜市 名瀬の妙法寺さまのご協賛により始めることができました。この場を借りて感謝申し上げます。一般社団法人リヴオン 心理学 心理学・心の健康 衛生・健康的な生活
エピソード
  • 公認されないグリーフと啓発
    2025/10/12
    今回はシーズン2「自殺・自死」というテーマと、次のシーズン3「赤ちゃんの死」に共通する「公認されないグリーフと啓発」をテーマにお話をします。

    チェックイン「今の自分の心や身体を どのような光か で表してみる」/ 「公認されないグリーフ」とは / 失ったことを悲しむ権利が否定される / 儀式やお弔いが十分にできない / 「語らないほうがいい」と言われることがある / 助けを求めることも難しい / 孤立 / 死の種類によって語りにくさ、共有しがたさが生じる / 啓発が公認されないグリーフを変容させていける / Baby Loss Awareness Week 赤ちゃんの喪失の啓発週間 / 啓発運動の歴史的な経緯 / 多層的な目的:追悼と記憶、沈黙を破る、理解と共感をひろげる、制度変革や支援改善の訴え、連帯とコミュニティづくり、象徴性と可視化 / Wave of Light / International Survivors of Suicide Loss Day(自殺遺族の日/サバイバーデー)/ 日本では超宗派や超宗教の宗教者らによる「自死者の追悼法要」/ それぞれの死を大事に想う人がひとりでも多く増えますように / 次回予告 ゲスト回

    語り手 尾角光美(一般社団法人リヴオン代表・バース大学大学院 死と社会センター博士候補生)

    「ゆるやか死生学」へのご感想やご自身のご経験など、下記のフォームよりぜひお寄せください!
    お便り箱 https://forms.gle/vA32fCaLEHzPZLoT8

    【参考】
    赤ちゃんの死の啓発に関するwebsite(英): https://babyloss-awareness.org
    日本各地のWave of Light:
    @東京・八王子 https://i-kizuku.amebaownd.com/posts/57388818
    @香川・高松 https://www.flat-takamatsu.net/bcs/info7745.html
    他にも全国各地で行われてるので「wave of light」で検索してみてください

    自殺遺族の日に関して(英):https://afsp.org/international-survivors-of-suicide-loss-day
    自死者の追悼法要:
    @東京 https://bouzsanga.org/ceremony
    @関西 https://inochinohi-kansai.com/ceremony
    他、広島や、名古屋でも開催されています
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    15 分
  • #19 研究編⑤ 自殺/自死で親を亡くした子どもたち(自死遺児)への情報提供
    2025/07/04
    シーズン2は「自殺・自死」をテーマに探求しています。今回は自殺・自死で家族を亡くした子どもたちをテーマに研究の知見をご紹介します。

    チェックイン「今の自分の心や身体を"どんな部屋にいるか"で表してみる」/全国自死遺児500人調査/調査の背景〜子どもの支援の不足/真実を知らされないことがある/きょうだい間での差/真実を隠し立てなく伝える/子どもは隠されても知ることがある/子どもの信頼する他者から伝えられることが最善/年齢に合わせた説明 /シンプルに答えること/真実を知ることで傷つくことはある/繰り返しのやりとりを重ねることが大切 / 時間をかけて解釈が変わっていくこともある/自由に語れることにより死の意味が変容していく/"Walk with Us"という英国のツールキット/ 情報提供の支援は日本でまだまだ足りていない /ぜひ調査のことを一緒に広めてください/チェックアウト「改めて、今の自分の心や身体を"どんな部屋にいるか"で表してみる」/ 次回予告 ゲスト回

    語り手 尾角光美(一般社団法人リヴオン代表・バース大学大学院 死と社会センター博士候補生)

    「ゆるやか死生学」へのご感想やご自身のご経験など、下記のフォームよりぜひお寄せください!
    お便り箱 https://forms.gle/vA32fCaLEHzPZLoT8

    【参考】
    全国自死遺児500人調査: https://www.children-bereaved-by-suicide.com
    紹介した論文「親が自殺で亡くなった事実を子どもにどう伝えるか?-国内外の文献検討から見えてきたこと-」大倉高志:https://core.ac.uk/download/pdf/234067114.pdf
    Walk with Us 自殺による死別を経験した子どもと、若者と家族を支えるツールキット: https://supportaftersuicide.org.uk/wp-content/uploads/2022/11/Walk-With-Us-Toolkit.pdf

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    18 分
  • #18 研究編④ 海外の自殺予防教育〜Sources of Strength
    2025/04/24
    シーズン2は「自殺・自死」をテーマに探求しています。今回は世界の中で自殺予防のプログラムのベストプラクティス(最も良い実践)にも選ばれているSources of Strength(力の源)というものをご紹介します。

    チェックイン「今の自分の心や身体を ハンバーガー に表してみる」/ ちょっとお休みしてました、というのも…/これまでの振り返りSources of Strength創設者Mark LoMurray(マーク・ロマリー)さんの創業ストーリー / 全米どころか北米全土で活動広まる / 多様な背景をもつ子どもたちが ピアリーダー になる / 8つの「リソース」「強さの源」:家族の支え、 前向きな友人関係、 信頼できる大人、健康的な活動、人への思いやりや貢献、価値観・スピリチュアリティ、医療・専門機関へのアクセス、メンタルヘルスの理解と支援 / 具体的な活動内容 / 対話のワークショップ / エビデンスベーズドであるプログラム評価の中身 / 哲学「学校で支えを求めることは、弱さではなく、強さとして見れるように文化をつくる」 / リヴオンいのちの授業「弱さを出す強さ」/ 自殺予防のプログラムへの認証制度 / チェックアウト「改めて、今の自分の心や身体を ハンバーガー に表してみる」/ 次回予告「自殺で親やきょうだいを亡くした子どもへの情報提供のグリーフサポート」

    語り手:尾角光美(一般社団法人リヴオン代表・バース大学大学院 死と社会センター博士候補生)

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    【参考】
    Sources of Strength 力の源 団体ウェブサイト:https://sourcesofstrength.org/
    Mark LoMurray のお姿:https://youtu.be/nL7Yu7T7JgE?si=JnOfQjFFEAYj7EZq
    認証制度をつくっている自殺予防リソースセンター:https://sprc.org/
    リヴオンの「いのちの授業」のお申し込みはこちらへ:https://www.live-on.me/lecture/
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    24 分
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