• Vol.98_ エンジェル・アット・マイ・テーブル
    2026/10/20

    今回は映画『ピアノ・レッスン』で女性監督として初のカンヌ国際映画祭、パルム・ドールに輝いたジェーン・カンピオン監督が、1990 年に発表した作品『エンジェル・アット・マイ・テーブル』を紹介します。
    【概要】
    『ピアノ・レッスン』で女性監督として初のカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝き、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞監督賞を受賞したジェーン・カンピオンが1990 年に発表した長編3作目。2024 年に生誕100 年を迎えたニュージーランドを代表する作家、ジャネット・フレイムの自伝三部作を原作に、その数奇な半生を描いたヒューマン・ドラマ。
    【あらすじ】
    1924 年8 月、ニュージーランドに生まれたジャネット・フレイムは、感受性豊かでいつしか詩人になることを夢見ていた。18 歳になり教職に就いたジャネットだったが、幼少期のトラウマから教壇に立つことが出来ず退職。作家を目指す。だが、繊細な性格が誤解を招き、統合失調症と診断され精神科病棟へ送られてしまう。8年間もの歳月を過ごし200 回以上の電気ショック療法を受けるジャネットだったが、入院中に執筆した短編集が文学賞を受賞したことで退院することに。奨学金を得たジャネットは初めてニュージーランドを離れてロンドンで暮らし、夏に出かけたスペインで初めての恋を経験する。
    作品の感想を一行で申しますと、
    “良い知らせにはにかむ 悪い知らせにもっとはにかむ 厳しい思い出と少しのステップ”
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    14 分
  • Vol.97_ アダプテーション
    2026/10/19

    今回は2003年日本公開、スパイク・ジョーンズ監督作品『アダプテーション』を紹介します。
    【概要】
    「マルコヴィッチの穴」の監督スパイク・ジョーンズと脚本チャーリー・カウフマンが再タッグを組んだコメディ映画。ニコラス・ケイジがチャーリーと双子の弟ドナルドを1人2役で演じ、「めぐりあう時間たち」のメリル・ストリープ、「アメリカン・ビューティー」のクリス・クーパーが共演。2003年・第75回アカデミー賞でクーパーが助演男優賞を受賞。
    【あらすじ】
    『マルコヴィッチの穴』の脚本で大成功を収めたチャーリーは、新たな脚本に着手するも考えが浮かばず苦戦していた。そんななか、弟・ドナルドの脚本がハリウッドで好評に。焦ったチャーリーは原作者のスーザンをつけ回すが、偶然彼女の裏の顔を知ってしまう。
    作品の感想を一行で申しますと、
    “ 物語に腰まで浸かって アイデア分岐型、脚本家チェイスムービー”
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    12 分
  • Vol.96_ イルポスティーノ
    2026/10/19

    今回は1996年に日本で公開され、ロングランヒットを記録したイタリア映画『イル・ポスティーノ』を紹介します。
    【概要】
    実在したチリの偉大な詩人パブロ・ネルーダをモデルに、同じチリの作家アントニオ・スカルメタが書いた小説『バーニング・ペイシェンス』を、イタリアの喜劇俳優マッシモ・トロイージが映画化した作品。美しいイタリアの島を舞台に、詩人に手紙を運ぶ郵便配達の仕事を得た青年が、彼との友情を通じて、人として成長していく姿を描く。1995年度アカデミー賞作曲賞を受賞。
    【あらすじ】
    イタリア、ナポリ沖合いの美しい小島に、有名な詩人パブロ・ネルーダが祖国チリを追われ亡命してやって来る。内気な青年マリオは、ネルーダへ手紙を運ぶ郵便配達人となり、彼との交流を通じて、詩の魅力を知っていく。やがてマリオは、バーで働くべアトリーチェに一目惚れし、ネルーダに恋の相談をするが。。。
    作品の感想を一行で申しますと、
    “詩で語られないもの そこにある詩情”
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    12 分
  • Vol.95_ 落下の王国
    2026/08/13

    今回は2006年公開、ターセム・シン監督作品『落下の王国』を紹介します。
    【概要】
    映画『ザ・セル』で世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム・シン監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた作品。私財を投じて挑んだ自主製作映画で、デビッド・フィンチャーとスパイク・ジョーンズが製作をサポート。「ドラキュラ」でアカデミー衣装デザイン賞を受賞した世界的デザイナーの石岡瑛子がコスチュームデザインを担当。日本での劇場公開時のキャッチコピーは「君にささげる、世界にたったひとつの作り話」。
    【あらすじ】
    舞台は1915年。映画の撮影中に橋から落ち大怪我を負ったスタントマンのロイは、病室のベッドで絶望の淵にあり、自暴自棄になっていた。そんな彼は、木から落ちて腕を骨折し入院していた5歳の少女アレクサンドリアと出会う。ロイは動けない自分の代わりに、アレクサンドリアに薬剤室から自殺用の薬を持ってこさせようと考え、彼女の気を引くために即興の冒険物語を語り始める。それは、愛する者や誇りを失い深い闇に沈んだ6人の勇者たちが力を合わせて悪に立ち向かう壮大な物語だった
    作品の感想を一行で申しますと、
    “ 物語の縁に立って 水面に映るのは誰?”
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    10 分
  • Vol.94_ 銀河の一票
    2026/08/13

    今回は関西テレビ制作・フジテレビ系列のドラマ『銀河の一票』を紹介します。
    【概要】
    2026年4月から放送、月曜よる10時関西テレビ制作・フジテレビ系列のドラマ。主演は黒木華。とある出来事で政界を追い出された選挙秘書が、政治素人のスナックのママをスカウトし「選挙参謀」として都知事選に挑む「選挙エンターテインメント」。
    【あらすじ】
    政治家の不正を密告する告発文をきっかけに、すべてを失った与党幹事長の娘で秘書の星野茉莉(黒木華)が、偶然出会った政治素人のスナックママ・月岡あかり(野呂佳代)を東京都知事にすべく選挙に挑む。若くして政治の世界で生きてきた女性と、市井(しせい)に生きる女性がタッグを組み、都知事を目指して奮闘する50日間の物語を描く。
    作品の感想を一行で申しますと、
    “そんな訳ないやろって思う それこそ本題 感極まりの演説アクションドラマ”
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    14 分
  • Vol.93_ トキワ荘の青春
    2026/06/22

    今回は森山直太朗さんから、このコーナー宛にコメントをいただいております。

    そして紹介する作品は森山さんオススメ、1996年公開の市川準監督作品『トキワ荘の青春』


    【概要】

    手塚治虫をはじめとした日本を代表する漫画家たちが若き日々を過ごし、東京都豊島区に実在した伝説的アパート「トキワ荘」の日常を、昭和30年代の懐かしい空気感をそのままに描いた青春ドラマ。『つぐみ』や『トニー滝谷』などで知られる監督、市川準が実話に基づきフィクションとして描く。主演は本木雅弘。そのほか、現在の日本映画・演劇界を支える阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久など個性派俳優が多数出演。


    【あらすじ】

    東京都豊島区にあるアパート・トキワ荘。そこには手塚治虫が住み、編集者たちは彼のもとに通い詰めていた。向かいの部屋に住む寺田ヒロオは、その様子を眺めながら出版社への持ち込みを続けていた。やがてトキワ荘を去った手塚治虫と入れ替わるように、「藤子不二雄」の藤本 弘と安孫子素雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら、若き漫画家の卵たちが次々と入居してくる。寺田を中心に「新漫画党」を結成した彼らは、貧しい生活の中でも互いを励まし合い、漫画の未来について熱く語り合う日々を送るが……。


    作品の感想を一行で申しますと、

    ”非言語的 滲みと苦味の 関係相関図”


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  • Vol.92_ ワン・バトル・アフター・アナザー
    2026/06/12

    今回は2025年公開、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作、『ワン・バトル・アフター・アナザー』を紹介します。


    【概要】

    第98回アカデミー賞では作品賞、監督賞など最多の6部門で受賞。ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴を誇るポール・トーマス・アンダーソンが、レオナルド・ディカプリオを主演に迎えた作品。トマス・ピンチョンの小説「ヴァインランド」からインスピレーションを得た物語。


    【あらすじ】

    最愛の娘と平凡ながらも冴えない日々を過ごす元革命家のボブ(レオナルド・ディカプリオ)。突然、娘がさらわれ、生活が一変する。異常な執着心でボブを追い詰める変態軍人“ロックジョー”(ショーン・ペン)。 次から次へと襲いかかる刺客たちとの死闘の中、元革命家として逃げ続けた生活を捨て、戦いに身を投じたボブと娘の運命の先にあるのは、絶望か希望か、それとも。


    作品の感想を一行で申しますと、

    ”闘争と反骨の障害物競走 同期する旋律を探して”


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  • Vol.91_ HAPPYEND
    2026/06/03

    今回はミュージシャン・漫画家の寺田燿児さんと一緒にお送りします。寺田さんがピックアップしたのは2024年公開の映画『HAPPYEND』。
    【概要】
    「Ryuichi Sakamoto | Opus」の監督も務めた、坂本龍一を父親に持つ空音央による長編劇映画監督デビュー作。近未来を舞台に忍び寄る監視社会にどう向き合うか、苦悩する高校生たちの姿を鮮烈に描いた青春映画。
    【あらすじ】
    X年後の日本。幼なじみで親友のユウタとコウは仲間たちと音楽を聴いたり悪ふざけをしたりしながら毎日を過ごしていた。高校3年生のある夜、こっそり忍び込んだ学校で、ユウタはとんでもないイタズラを思いつく。翌日、そのイタズラを発見した校長は激怒し、生徒を監視するAIシステムを学校に導入する騒ぎにまで発展。この出来事をきっかけに、大学進学を控えるコウは自身の将来やアイデンティティーについて深く考えるようになり、今まで通り楽しいことだけをしたいユウタとの間に溝が生じ始める。
    作品の感想を一行で申しますと、
    ”諧謔の反逆 笑いと友情で示す 反権力への回答””
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    16 分