『オペラ入門』のカバーアート

オペラ入門

(講談社現代新書)

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オペラ入門

著者: 許 光俊
ナレーター: 櫻井 トオル
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このコンテンツについて

オペラの入門書はもうたくさん世の中にありますし、かくいう私も書いたことがあります。どんな本にしようかとずいぶん迷いました。「トラヴィアータ」や「蝶々夫人」がどれほどの名作か、今更繰り返すまでもないのではないか。作品の個々の情報は、インターネットで簡単に見つかるのではないか。そんな時代に本を出す意味とは何だろう。そんなことを考え、オペラの世界の広さを示す方向性で行こうと決めました。/ですので、一応は歴史の流れに沿って章立てをしましたけれど、いわゆる名作、人気作にこだわったわけではありません。そもそも、たとえある作品がどれほど名作と言われていようと、あなたの心を動かさなければ、価値はありません。音楽史の学者にでもなるのでなければ、好きなものを好きなように愛すればよいと思います。それこそが愛好家の特権なのです。/ですので、本書を読まれた方は、ぜひ本場でオペラをご覧ください。私が言いたいことはひたすらそれに尽きます。それをしないでオペラを語っても、生身の女性を知らないで女性論を語る未経験な青年のたわごとと変わるところがありません。ただちに、が一番いいことは間違いありませんが、そうでなくても、いつか行くつもりになってください。/劇場には発見があります。また、どんなに見慣れた作品にも何か発見があります。それは本当に思いがけなく起こります。この世に存在するたくさんの閉じられたドアがひとつ解きあけ放たれたような気分。そうした経験をするために劇場に出かけることは、人生の大きな楽しみのひとつです。まして、それが外国の劇場でしたら、どれほど嬉しいことでしょう。(「おわりに」より)©許 光俊 (P)2019 Audible, Inc. オペラ 音楽

Audible制作部より

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オペラの事って普通の人はどれくらい知ってるものでしょう?
全然知らないよなーと思ってても「魔弾の射手」や「椿姫」といった名前くらいは聞いた事あるでしょう
ワーグナーや、モーツァルトといった著名な作曲家は勿論知っているでしょう
本書では、物語の内容はさらっと解説しながら、作家たちをキャラクタライズして紹介してくれます
称賛するばかりでなく、こういう所は良くないとか、退屈だみたいに割とdisりが入るのが楽しいです

それらが公演されている国等も紹介しながら
「ぜひ本場でオペラをご覧ください。私が言いたいことはひたすらそれに尽きます。」
というフレーズがほぼ全ての章の最後に出て来て、少々お高く留まった感じもありますが
どんな素晴らしいオペラでも、帰りが満員電車では興ざめなのです、
と言われて納得する面もあり、ちょっと本場に行って観劇したくなりますね

毎度の「本場で見ましょう!」に敷居高いなと思いつつ、オペラを観に行きたくなる良い本です

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

見出しに書いたとおり、内容は大変面白いし、ナレーションも基本的には聞きやすい。
ただ、ときどき声の大きさが小さくなる。
普通の声にボリュームを合わせると、小さい声は聞こえず、小さい声に合わせると普通の声がうるさい。
どうしたものか。

内容はすごくおもしろい。ナレーションも聞きやすいが、なぜひそひそ話すのか?

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

櫻井トオルさんのナレーションが素敵すぎて聞き惚れました

オペラに興味がなくても

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

書物の中身は非常に面白い。

そしてオペラを知りたい人にはかなり参考になる。ただ、著者の個人的な批評が入り混じるせいで、オペラ入門とは名ばかりの批評書になってる感じはある。

良いものは良い、悪いものは悪いと発信するのは勇気のあることだが、この著者は自分の私見と認めながらも、作品の揚げ足を取るような表現が多い。
入門書を読むレベルのオペラ初心者には敷居は高くなるに違いないと思う。
また、最後の方は念を押すように作品の発祥地で見ることを薦めるが、いい加減ウンザリしてきて切ってしまった。

オペラの魅力を知ってほしいはずの本書が「コイツ面倒クセェからもうええわ」って感じでオペラ以上に著者の思想で嫌になる本です。

オペラを知りたい人にはオススメだけど、人の意見に流されやすい人ご注意です。
こんな嫌味っぽく本を読めるナレーターがガチリスペクトなレベル。

面白いけど著者が捻くれすぎてて不快

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ナレーターの櫻井トオルさんの読み方が本当に分かりやすくて美しく、何度も何度も繰り返し聴いています。
 人によってはキツく感じられる文章も、櫻井トオルさんのナレーションで聴くと、その文章の厳しさはオペラや芸術について深く深く学び、数限りない作品を見てきた方ならではの意見であると納得でき、嫌味を全く感じられませんでした。(芸術を深く愛するキャラクターを演じた事のある声優さんだからか、読み方に常に華と優雅さがあります。そして何より美声!!)

 また、作曲家の生没年や細かい注釈?のような話の本筋から少し外れた情報はやや小声で読まれているのが、適度な抑揚を感じられて好印象です。

  オペラの作品についてだけではなく、それが生み出された歴史的背景、作曲家の生まれ育った時代や文化、実際の劇場の様子や日本におけるそれとの違いが詳しく書かれており、ナレーションの美しさと相まって、まるで本当に現地に赴き、オペラを聴いたかのような満足感に胸が一杯になりました。

ナレーションに華と優雅さがあって最高

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