詩人の谷川俊太郎氏・画家の下田昌克氏と宇宙外空間についてお話をしたことがありました。「ふくらむからには外があるはずだ」とおっしゃった下田氏の言葉が印象的でした。この詩集ではそのような地球や宇

いやし、なぐさめ、はげまし、ささえる。生きにくい毎日を少しでも快適なものに変えるヒント満載の詩集。もともとは自分の心を救うために書かれた南郷芳明渾身のエール詩集。

『ぼくの愛誦詩篇・その（一）』では、八木重吉・三好達治・立原道造という、ぼくの大好きな三人の詩人の作品を読みました。

詩人・南郷芳明の自伝的連作短編小説集。いやおうなしに襲いかかってくる様々な困難を何とか克服しようともがく小3から中1の少年の悪戦苦闘の様子をつぶさに描写している。既発表の「やさしい子」「あのころは月光仮面がいた」「でっかいあいつ」に今回書き下ろした「少年の　なみだ」を加えて連作短編小説集とした。《赤裸々な心の告白》と《想像力》あっての文学である。

次女の結婚式で南郷が読み多数の落涙を誘った「名前」、ある作曲家の耳の奥で詩句がいつまでもこだましていたという「誕生」など、子どもとのふれあいを父親目線で描いた、おそらくは南郷詩の頂点と目され

『ぼくの愛誦詩篇・その（三）』では、驚くべき伝説の詩人・山之口 貘の作品をドラマチックに編集して読みました。

たとえば、雪の美しさは見えない結晶の美しさによって支えられています。同じように、美しい行為は見えない美しい心によって支えられています。詩というメガネをかけると見えないものが見えてきます。ふし

主人公は小学３年生。小学１年生の弟とその友人、その中学生の姉。いじめをめぐって微妙に揺れる少年の心の動きを描写した短編小説。

『ぼくの愛誦詩篇・その（二）』では、たくさんの詩人の作品を少しずつ読みました。自分の心に深く響くものを読みました。すると、名作と呼ばれているものを相当カバーしていることに驚きました。日本文学のレガシーである詩人の作品が、みなさんの心の友となって、より広まっていくことを願っています。読んだ詩人と作品名を記します。

代々江戸城の茶室を管理し、将軍や大名に茶の接待をする「奥坊主」と呼ばれる職を務めた家柄に育ち、文芸や芸事への興味・関心を早くから持っていた芥川龍之介。 才気にあふれ、世話好きな性格は